
和気あいあいとした空気の中、情報交換が進み、やがて場は白熱していく
自宅やマンションの一室などを事務所にし、IT機器を駆使してビジネスを行うのがSOHO(スモール・オフィス・ホーム・オフィス)。パソコンやインターネットが普及した現在、個人や小規模法人として仕事をする人はむしろSOHOであることが当然のようになっている。このスタイルで事業を行う人や、SOHOを目指す人のための情報交換の場を提供しているのが、NPO法人SOHOシンクタンク。
この活動が発足した12年前は、「SOHO」という言葉がようやく注目されるようになったばかり。そのワークスタイルに共感した人たちが集まって、SOHOスタイルで働く人を応援したい、社会に普及させたいという思いからスタートした。そのため、一般的な異業種交流会よりも、SOHOに関する調査研究や情報発信を行うという色合いが強い。
「この12年でSOHOという言葉の知名度は高まったかもしれませんが、まだまだSOHOの実態が把握されているとはいえません。特に最近では、女性が副業として行うケースや、ワークライフバランスで自分らしく仕事がしたいという考えからSOHOを選択する人が増えています。しかし、SOHOや女性起業に関する行政の支援は立ち遅れているのが実状です。そこで、SOHOの実態を調査して、創業支援や行政への働きかけをしていこうという使命感を持って活動しています。その一環として、SOHOに関する基礎資料である『SOHO白書』という書籍も刊行しました」と代表の久保京子さんは語る。