2015年5月8日更新

起業とお金に関するお話の第10回目。今回より、事業計画書についてのお話をしていきますね。ここはとても大事なところです。なにせ、創業融資を獲得するためには避けて通れない関門ですから。 ここで質問です! 事業計画書はなぜ書くのでしょうか?
・・・それでは答えです。事業計画書を書く目的は2つ。
一つは、金融機関や出資者など、自分以外の人に事業内容を知ってもらうため。融資の際に事業計画書を書いて提出するのもこのためです。
もう一つは、自分自身が事業の計画についてこれでいいかどうかを細部にわたるまで確認するためです。
順序で言えば、自分自身がコレなら行ける!というところまで調べ抜き、考え抜いて事業計画書を書き上げる。そしてそれをもとに外部の人に説明することになるでしょう。
大事なのは「自分自身が自分の事業をどれだけ深く理解し計画しているか」です。
そのレベルに達することができれば、融資審査の面談の際にどんなことを聞かれても答えられるようになります。そして、面談の際に、経営者らしいどっしりとした態度が自然と醸し出され、高評価へとつながるでしょう。
よく「事業計画書はコチラで書くので大丈夫です!」といった専門家の宣伝文句を見ることがあります。確かに起業前の忙しい時期ですから、それも含めて丸投げしてしまった方が楽だと感じるかもしれません。ただ、そうしてしまうとよくある失敗に陥ります。自分で書いていない内容で、面談本番で堂々と語れるわけがありません。必ず自分で書いてみて、そして専門家にチェックしてもらう。これが王道です。
さて、次回より、事業計画書の作成の内容についてさらにお話していきます。お楽しみに!