大学生の借金はいくらがやばい?リスクが少ない借金返済方法で滞納を回避!

大学生でもアルバイトで収入があれば、カードローンなどを利用してお金を借りられます。
この記事では、大学生が借金する方法、返済できなくなったときの流れや対処法、返済のコツなどを取り上げます。
借金解決の法的救済措置である「債務整理」についても説明します。
Contents
大学生ってそもそもお金を借りれるの?
令和4年4月より、成人年齢が18歳に引き下げになり、自分だけで色々な契約ができるように!それ以前では、18歳は未成年だったため、お金を借りる、ローンを組むといった契約には親権者の同意が必要でしたが、一人で借りれるように!金融庁の消費者金融等についてに注意点が書かれています。
ただし、大手銀行カードローンでは20歳以上で利用可能であったり、20歳未満の人への貸付の際は、「収入状況を示す書類確認」を金額に関係なく実施するように!と求めています。
18歳で成人を迎えても、本業は勉学である「大学生」ですが、仕送りだけでは生活費が足りなかったり、友達との付き合いやサークルなどでお金が必要になったり、借金せざるを得ない状況が訪れることもあるでしょう。
親に頼って貸してもらえればいいですが、仕送りしてもらっている身だと頼みにくい場合が多いです。
そうなると、消費者金融などのカードローンを利用してお金を借りてしまう学生も…。
大学生が借りやすいのは消費者金融
カードローンには消費者金融系や銀行系、クレジット系などさまざまな種類がありますが、銀行は審査が厳しく通らない可能性が高いです。
消費者金融の方が金利は高めですが、審査には通りやすい印象があります。
保証人なしで利用できるため、親にバレたくない人にも適しています。中でもプロミス、アコム、レイクALSAには無利息期間もあります。
また、学生専門に融資を行う「学生ローン」も審査がゆるく借りやすいです。少額であれば即日融資も可能なことが多く、大手消費者金融と同じように保証人なしで利用できます。
銀行は審査は厳しいですが、一部の銀行では学生OKのところもあるので、銀行から借りたい人は学生OKのところから借りているようですね。
必要最低限の額を借りよう
大学生がキャッシングする際、審査の重要なポイントとなるのは、「計画的にきちんと返済できるかどうか」です。
消費者金融や学生ローンの場合、いくらまで借りられるかは収入によって異なります。
しかし、借入限度額は「最大で」という意味で、誰もが必ずしも上限いっぱい借りられるわけではありません。限度額は審査で決まるため、これより少なくなる可能性もあります。
注意しないといけないのは、限度額いっぱいまで借りてしまうと返済が苦しくなることです。
手軽な上、何度も借入を繰り返すうちに「借金」に対する抵抗が薄れていき、気付いたときには返済できない状態(借金地獄)に陥っていたということもあり得ます。
借入は、返済可能な必要最低限の額にとどめ、しっかりと返済計画を立ててから借りることが大切です。
返済シュミレ―ションアプリを使えば、月々の返済額をすぐに算出できます。
大学生が借金するのはやばい?滞納するとどうなる?
それほど収入のない大学生が、消費者金融で借金するなんてやばいのでは?と思う方ももちろんいるでしょう。
その目安は、「30万円」。これを超えてくると、取り返しがつかない、やばいという状態である可能性大です。先述した「総量規制」のところで、貸してはいけない学が年収の1/3とお伝えしました。ということは、ここがギリギリラインということです。
多くの学生は親の扶養から外れないようにアルバイトをする場合が多く、1年間で103万円くらいまでの収入に抑えているので、年収100万として、その1/3である約30万がギリギリ返済できる額という訳です。
お金が足りなくて、返済予定日に入金できないのは大問題です。滞納すると段階的に以下のようなリスクが発生します。
- 遅延損害金の発生
- 電話やハガキによる督促
- 残債の一括請求
- 自宅への取り立て
- 信用情報機関への登録
- 裁判所からの差し押さえ
滞納が長期化すればするほどリスクは大きくなります。返済できないからといって放置せず、早い段階で適切に対応することが望ましいです。
遅延損害金の発生
遅延翌日から、返済が遅れたことに対するペナルティ「遅延損害金」が発生し、本来の返済額に加算して支払わなければなりません。通常の利息より高利率で、消費者金融の遅延損害金利率は上限20%と法律で決められています。
遅延日数が長くなるほど返済負担は大きくなる仕組みになっており、滞納を放置していると、あっという間に借金の総額が膨れ上がってしまう恐れがあります。
電話やハガキによる督促
遅延翌日から数日以内に、電話やメール、あるいはハガキによる督促があります。返済日に間に合わなければ先に自分から連絡し、〇〇日まで待ってほしいと返済意思があることを伝えましょう。
周囲にバレるリスクが一気に高まります…。
残債の一括請求
内容証明郵便が届き、毎月の返済額と遅延損害金を一括請求をされます。
月々の返済が厳しいのに一括で支払うのはおそらく不可能でしょう。
期日までに支払えなかった場合、訴訟を起こすと書かれている場合もあります。
自宅への取り立て
暴力的な取り立ては法律で禁止されているため、自宅への取り立ては行われないことがほとんどですが、督促を無視し続け、音信不通になった場合は取り立てが行われることがあります。
信用情報機関への登録
滞納が61日以上に及ぶと信用情報機関に登録され、いわゆる「ブラック状態」になります。登録されると、5~10年クレジットカードの作成やローンの審査で落ちる可能性が高くなります。
裁判所からの差し押さえ
滞納が続くと、最終的に債権者は訴訟を起こし、裁判所から通知が届きます。異議申し立てを行わないと、強制的に給与や財産が差し押さえられてしまいます。
滞納しないために!大学生の借金返済のコツを紹介
滞納せずにきちんと返済していくには、頑張って収入を得る(増やす)こと、節約で出費を抑えることの2つが重要です。以下の方法を詳しく紹介します。
30万円というギリギリラインの借金であれば、まずこちらで頑張ってみましょう!
- 長期バイトでコツコツと稼ぐ
- 短期バイトで一気に稼ぐ
- 節約する
長期バイトでコツコツと稼ぐ
安定した収入を得るために、日々シフトに入ることが出来る長期アルバイトを地道に続けましょう。長期バイトでは一気にまとまった収入は得にくいですが、その分着実に毎月お金が入ります。できる限りシフトを増やして頑張りましょう。
毎月確実に収入があれば返済計画も立てやすくなります。
深夜や早朝バイトであれば、時給が高いので効率的に稼げます。また、将来を見据えた職に就いて将来のためにスキルアップを図るのもおすすめです。少しでも楽しく、そして働く意味があるバイトを選ぶと良いでしょう。
短期バイトで一気に稼ぐ
大学生のメリットは、社会人と違って時間的に余裕があることです。夏休みなど長期の休みを利用して短期間にアルバイトを詰め込めば、まとまった収入を得ることも可能です。社会勉強のためと思い、勉学に支障がない程度に、アルバイトをすることをおすすめします。
- 海や雪山でのリゾートバイト
- イベントスタッフ
- 治験バイト
- 試験の採点スタッフ
などが代表格でしょうか。
WEBで稼ぐ
クラウドソーシングであれば、口コミやアンケート、レビュー記事を書くなどで収入を得ることが可能です。少しの空き時間で出来るのが最大のメリットです。
少額かもしれませんが、数をこなし、チリツモで頑張りましょう。
節約する
自宅通いでない場合は、学生寮やシェアハウスなど安い家賃で入居できるところに引っ越す、自炊や学食を利用する、飲み物は持参する、移動は自転車を使うなど、生活費の無駄があれば省きましょう。
また、交際費節約(飲み会に行く回数を減らす、デートは家など)でも、出費を減らせます。
格安スマホに切り替え、課金アプリも見直し、学割もフル活用しましょう。
大学生にとって収入の主軸となるアルバイトですが、このご時世、コストカットの対象になりやすく、思うように働けない場合もあるでしょう。
もしものことを考えて、継続的な収入が得られると過信しないようにし、コツコツ節約することは大変大事です。
早く返したいなら必見!返済総額を減らすコツ
できるだけ返済負担を軽くするために、かつ早く完済するために、覚えておきたい借金返済のコツを2つ紹介します。
毎月の返済額を増やす
アルバイトを増やしたり、節約を実行したりして、借金の返済に充てられるお金を捻出できそうな場合、月々の返済額の増額を検討してみてください。
繰り上げ返済を利用する
繰り上げ返済は、毎月の支払いとは別に、残債の一部を追加で返済する方法です。繰り上げ返済で返済した分は、元金に充当されるため、利息の負担を軽減できます。
金利の低いローンに借り換える
現在の借入先が高金利の場合、金利の低いところに借り換えるのも一つの手段です。
おまとめローンを利用する
複数の業者から借入をしている多重債務者の場合、おまとめローン(借金一本化)を利用して、借入先を1社にまとめるのがおすすめです。
新たな借入やギャンブルで一発を狙うのは絶対やめて!
すぐに大金を手にできる可能性あるギャンブル(パチンコやスロット、競馬など)で、一発当てようと思ったり、違うところから借りて、それで返済に充てようという考えは危険です。ギャンブルでの借金は、すぐに膨れ上がってしまう危険性があります…。
また、借金返済のための借金は絶対にやめましょう。学生ローンを組んだり、友人にお金を借りるなどは絶対にやめたほうが良いです。
人間関係にヒビが入ったり、訴えられる可能性もあります。お金のトラブルで大切な友達を失わないようにしてください。
もし友人からお金を借りるという場合は、借用書をかならず書きましょう。
また、買い物をリボ払いにして、毎月の負担を下げてという対策もやめたほうが賢明です。月々の返済が少ない一方で、利子が発生するため、支払い総額は多くなってしまい、気づいた時にはリボ地獄なんてことにもなりかねません。まずは、買い物自体を減らす努力をしましょう。
借金地獄にどんどん陥ってしまう、取り返しが付かなくなる方法はおすすめできません!
借金返済に関する法的措置手続きがあるって知っていますか?
もし、30万円をはるかに超える50万、100万、それ以上の借金を作ってしまっている場合は、自力での返済は難しくなります。
借金がどうしても自分だけでは返済できない額になっていまった…という場合は、「債務整理」という借金減額措置によって、借金を減らしたりゼロにすることができる可能性があります。
を使えば、借金をいくら減額できるのかの目安がわかります。無料で誰でもいつでも利用できるのでおすすめです。
借金が減るなんて怪しい…詐欺では?と思う方もいるかもしれませんが、合法的に借金を解決できる方法です。弁護士や司法書士などの事務所のシュミレーターであれば、安心ですよね。
借金返済のコツは、収入を増やし、生活を見直し節約を心がけ、今の借金の利息をいかにして減らすかです。
「いくら借りていて、いくら返済しているか」をきちんと把握し、返済シュミレーションを描いてから借りることがとても大切なのですが、既に借金に困っているという場合は、今打てる対策をすぐに講じて、これ以上状況を悪くしないことが大事です。
それでは、「債務整理」について詳しくみていきましょう。
法的に借金を減らせる「債務整理」とは?
返済しようと努力しても行き詰まってしまうこともあります。そうなることが予見できる段階で、法的な救済措置である「債務整理」の検討をおすすめします。
大学生でも一般の大人と同じように扱われ、債務整理を行えます。
債務整理の種類
債務整理と聞くと、自己破産しなくてはいけない?とネガティブに考えてしまう人も多いですが、自己破産以外にも方法があります。
3つの方法のそれぞれの特徴を簡単に説明します。
- 任意整理
- 弁護士が代理人となって債権者と交渉することで、利息や遅延損害金をカットする方法です。減額率は低いですが、手続きが簡単でデメリットも少ないため、債務整理の中で最も利用者の多い方法です。
- 個人再生
- 裁判所を通して借金総額を約5分の1に減らす方法です。将来的に継続した収入があることが条件ですが、返済負担を大幅に軽くできます。
- 自己破産
- 裁判所を通して借金をゼロ(帳消し)にする方法です。残債を一切支払う必要がなくなるという大きなメリットがある一方、財産を処分されるなど数々のデメリットを覚悟する必要があります。
債務整理の流れ
債務整理は以下のような流れで行われます。
- 弁護士や司法書士に相談・依頼
- まず法律事務所や司法書士事務所へ行って相談・依頼します。借金に関する相談は無料で行っているところが多いです。
- 弁護士や司法書士が手続きを代行
- 借金の減額や返済猶予を交渉するのは専門家でないと難しい場合が多いです。個人再生や自己破産を申し立てる際の裁判所の手続きも複雑な場合が多く、代行してもらうのが一般的です。
- 減額された借金を返済
- 任意整理や個人再生では、減額された借金を3~5年かけて返済していきます。債務整理前より返済負担は格段に軽くなるため、無理なく返済できるようになるでしょう。
債務整理のメリット・デメリット
債務整理には、借金を減額できるというメリットがありますが、どの方法でも信用情報機関に登録されるデメリットがあります。
任意整理を行った場合のメリット・デメリットは以下のとおりです。
メリット | デメリット |
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・借金を減額できる ・長期の分割払いにしてもらえる ・月々の返済負担が減り、完済しやすくなる ・生活への支障は少なく、立て直しが可能 |
信用情報機関に約5年登録されるため、新たなクレジットカードの作成やローンの利用ができなくなる |
個人再生や自己破産は、減額率が高い分、ほかにもさまざまなデメリットがあり、裁判所を通すため書類の準備など手続きに時間もかかります。任意整理は専門家に任せれば手続きにさほど時間はかかりません。
奨学金を返済できない場合はどうなる?
日本学生支援機構の奨学金を利用している大学生も多いでしょう。奨学金には、返済する必要のない「給付型」と「貸与型」があり、貸与型の方が利用者が多いです。
奨学金は、一般のローンとは違って、在学期間中は無利息で借りられ、返済は卒業後でよいことが大きな特長ですが、滞納すると一般のカードローンと同じようにリスクが伴います。
奨学金を返済できない場合も債務整理を行えます。
利息をカットできる任意整理を選択しても、利息の低い奨学金には有効だとはいえず、個人再生や自己破産を選択しても、保証人に請求が行くため大変迷惑がかかります。
借金問題は早めに専門家に相談するのが得策
カードローンでお金を借りるのは大変簡単です。でも、返済できなくなったら大変!!返済シュミレーションをしっかりとし、計画的に借りないとリスクが大きいです…。
大学生が借金をした場合、学業と両立できる範囲でアルバイトをして、しっかり返済していくことが基本となります。
先延ばしにせず、返済につまづいた時点で弁護士や司法書士に相談し、適切なアドバイスをもらいましょう。
状況によっては債務整理、また他の制度を利用する方法でしのげる場合もあります。早めに根本的な解決を目指しましょう。





