過払い金請求でブラックリストに載る基準は?借金の状況で異なるので注意!

過払い金請求をすると、ブラックリストに載るのでしょうか。

基本的には載りませんが、借金の状況によっては載ることもあります。

では、何を基準に載る・載らないが決まるのか、詳しく見ていきましょう。

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借金が完済できれば過払い金請求してもブラックリストに載らない!

過払い金請求をしてもブラックリストに載らないのは、どのような場合でしょうか。

過払い金請求をしてもブラックリストに載らない方法

過払い金請求をしてもブラックリストに載らないようにするためには、タイミングが大切です。

  1. 借金を完済した後で過払い金請求をする
  2. 複数の借入がある場合は完済した業者のみを対象に過払い金請求をする
  3. 今ある借金が過払い金請求をすることで完済できるなら手続きをする
ポイントは、過払い金請求をした時に借金が完済できることです。過払い金の金額を調べるだけの場合もブラックリストには載らないので、現在借金の返済が終わっていない人は過払い金がいくらあるか調べ、完済できるか確認しましょう。

以前はブラックリストに載っていたのでそのイメージを持つ人も

以前は、過払い金請求もブラックリストに載っていました。

そのイメージがあるので現在もブラックリスト入りすると考える人もいますが、完済できれば載ることはありません。

2010年4月19日以前に過払い金請求をしてブラックリストに載っている人は、取り消しが可能です。

過払い金請求によるブラックリスト掲載の取り消し方法
過払い金請求をした業者に「事故情報取り消し申立書」を郵送する

過払い金請求には期限がある!

過払い金請求には、期限があります。

過払い金請求の期限
最後に取引をした日から10年以内

期限を過ぎると取り戻せなくなるため、早めに弁護士に相談しましょう。

完済できなければ任意整理の扱いになりブラックリストに載る!

過払い金請求をしたことでブラックリストに載る場合について、見ていきましょう。

完済できないと任意整理扱いに

過払い金を請求しても借金が完済できないと、任意整理を行った扱いになりブラックリストに載ります。

過払い金請求をするとブラックリストに載る条件
借金の金額が過払い金の金額より多い

クレジットカードはショッピング枠も含めて考えるので、キャッシング枠にショッピング枠も含めた残高が過払い金の金額より多い場合も載ります。

任意整理とブラックリストの関係

任意整理とブラックリストの関係について、見ていきましょう。

任意整理とは
過払い金がいくらあるかを求める引き直し計算を行って、借金を減額する。金利カットをして、元本を3年程度で分割返済する内容で業者と和解する方法。

ブラックリストに載るとは、個人信用情報機関に延滞・債務整理・代位弁済・強制解約などの問題があったという事実が情報として登録されることです。

債務整理の一つの方法である任意整理は、どのように情報が登録されるのでしょうか。

個人信用情報機関の種類 情報が登録される機関
株式会社日本信用情報機構(JICC) 5年以内
株式会社シー・アイ・シー(CIC) 5年以内
(任意整理そのものは登録されないが延滞の記録が残る)
全国銀行個人信用情報センター(KSC) 5年以内
(任意整理そのものは登録されないが延滞や代位弁済の記録が残る)
任意整理を考える場合はすでに長期延滞していることが多いため、それも含めてブラックリストに載るということです。また、3つの機関は情報を共有しているので、JICCの情報を他の機関でも見ることができる影響もあります。

例外的にブラックリストに載る場合もあるので要注意

例外的に、ブラックリストに載ることもあります。

例外的にブラックリストに載るケース
  • 過払い金請求の手続きが始まると一時的に債務整理として登録される場合がある
  • グループ会社・保証業務を行っている会社で相殺されることも
  • クレジットカードでショッピング枠を使っていると借金が残っている扱いに
  • 会社が合併した場合新たな借入先が債務を引き継いでいることも

手続き中に一時的に登録される場合は手続きが終われば完済扱いになりますが、その時期にクレジットカードの更新の審査がある場合などに影響が出ることも考えられます。

A社とB社が合併した場合、A社の借金を完済してA社に過払い金請求をしても、B社に借金が残っていれば任意整理扱いになります。

ブラックリストを恐れるより任意整理した方がいいことも

ブラックリストに載ることには、デメリットもあります。

  • ローンの審査に通りにくい
  • クレジットカードの審査に通りにくい

ですが、任意整理を考える状態なら長期延滞している可能性が高いので、借金を減らすことに専念した方がメリットが大きいと言えます。

  • 返済額が減る
  • 過払い金で他社の債務の支払いや弁護士費用の支払いができた例も
  • 一定期間でブラックリストから情報が消える
  • 日常生活への影響はほとんどない

新たな借入はできませんが、家族への影響・就職・転職・銀行口座の開設などには影響がありません。

ブラックリストの影響を少なくする方法

ブラックリストの影響を少なくする方法もあります。

  • デビットカードを持つ
  • 家族名義のクレジットカードの家族カードを持つ
  • ETCを利用するならネクスコ発行のETCパーソナルカードを利用する

ブラック扱いではなくても影響が出ることも!過払い金請求の注意点

過払い金請求によって完済できて、ブラックリストには載らない状態でも、注意すべきこともあります。

ブラックリスト入りしなくても請求した業者からは借りられなくなる

過払い金請求をすると、対象となった業者からは今後借入できない可能性が高いと言えます。

借入をした人の正当な権利なのですが、業者にとっては不都合だからです。

ブラックリスト入りしていなければ、別の業者からの借入は問題ありません。

過払い金請求をしたクレジットカードは解約される!

クレジットカードは、キャッシング機能を使った場合に過払い金が発生しているケースがあります。

クレジットカードで過払い金請求をする時の注意点
カード会社にもよるが、過払い金請求の対象となったカードは解約処分され、利用できなくなるのが一般的。

対象のカード会社以外のクレジットカードは、利用可能です。対象のカードで公共料金などの引き落としをしている場合に、注意が必要です。

知っておきたい住宅ローンへの影響

過払い金請求と住宅ローン審査には、何か関係があるのでしょうか。

  • 過払い金請求で完済できれば影響なし
  • 任意整理の扱いになると影響することも

過払い金請求をしても借金が残っている場合、ブラックリストに載るので影響が出る可能性があります。

不安な場合は住宅ローン審査を先に受け、通ってから過払い金請求をしましょう。

過払い金請求は完済できればブラックリストに載らない!

すでに完済している人が請求する場合と過払い金請求をすることで借金が完済できる場合は、過払い請求をしてもブラックリストには載りません。

過払い金よりも借金の方が多ければ、任意整理の扱いになりブラックリストに載ります。その場合も、返済が苦しくなってすでに滞納でブラックリスト入りしている可能性が高いので、過払い金請求をして返済額を減らし、借金を整理するメリットも考えてみましょう。

最後に取引をした日から10年を超えると過払い金の請求ができなくなるので、早めに専門家に相談する必要があります。

\借金を減らす救済措置/
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