退職代行サービスを使ったトラブルを避ける方法!交渉や請求の対応には弁護士が必要?
「退職代行サービスを使ってみたいけどトラブルが怖いな。」
「退職代行サービスでトラブルにならないように回避する方法が知りたい。」
「退職までの賃金の交渉や請求って弁護士が必要なのかな?」
上記の様なお悩みを抱えている方は、少なからずいるのではないでしょうか。
退職代行サービスは、上司に言い出せず退職にこぎつけない従業員の方が何も悩むことなくスムーズに会社を辞めることができる手助けをしてくれるサービスで、手軽に相談・退職まで行えるため、昨今では多くの方が利用しているのが現状です。
しかし、その手軽さゆえに悪徳業者も横行しており、さまざまなトラブルを抱えている事例も多く存在しています。
そこでこちらの記事では、退職代行サービスを使ったトラブルを避ける方法について解説します。
また退職代行サービスにおける交渉や請求の対応には弁護士が必要なのかについても説明します。
退職代行サービスとは
退職代行サービスとは労働者(従業員)が就業している企業に対して退職を考えている時に、労働者に代わり交渉から退職までの処理を遂行するサービスのことを指します。
会社を辞めたくても上司に上手く伝えられないまたは会社に行くことさえ困難な状況になっている人のニーズに応え、依頼主に代わり退職までの手続きを行います。
会社を辞めたくても辞められない理由はいくつかあります。
- 新卒・転職入社またはアルバイト・パートで入ったばかりで辞めづらい。
- ブラック企業過ぎてホワイト企業に今すぐ転職したい。
- 上司・同僚からのパワハラ・セクハラなどハラスメントに耐えかねて即日退職したい。
- 社内恋愛など職場の人間関係が悪化し居づらくなったので退職を考えている。
- 宝くじなどまとまった利益を得て働かなくてもよくなり辞めたくなった。
など理由はさまざまあります。
また退職代行サービスの中には、退職までの手続きのその後の転職をサポートする業者もありストレスを感じず退職・転職を支援してくれる人気のサービスです。
退職代行サービスは主に法律事務所の案件のひとつとして弁護士が請け負っていましたが、2005年あたりから電話代行業務などを担う一般企業が隙間産業的な役割で退職を請け負うようになり需要の高まりから徐々に同業者が増えている現状です。
2021年では弁護士を含めるとその数はおよそ40以上もあり、世間の人が如何に退職に対して上手く対応できていないのかが明白です。
需要があるところに供給が増えるため、如何にして退職代行サービスが増えていったのかということが見えてくるといえます。
先ほど退職代行サービスが弁護士事務所や一般企業(業者)が行っていると説明しましたが、ひとえに退職代行サービスといっても運営しているところで違いがあります。
一般企業と弁護士事務所では退職代行業者としてどのようなサービスの違いがあるかみていきましょう。
退職代行サービスと弁護士事務所の違い
前述した通り退職代行サービスの中でも一般企業(業者)と弁護士事務所では、業者によってさまざまな違いがあります。
一般企業と弁護士事務所での退職代行サービスの違いについて、以下の通り表にまとめました。
サービス/運営 | 一般企業(業者) | 労働組合 | 弁護士・法律事務所 |
---|---|---|---|
相談料 | 0円 | 0円 | 初回相談無料 |
費用(着手金) | 2万円~5万円 | 3万円前後 | 5万円前後 |
相談方法 | 電話・メール・メッセージアプリ(LINEなど) | 電話・メール・メッセージアプリ(LINEなど) | 電話・メール |
対応内容 | 会社への通知 | 会社への通知・一部交渉可能 | 会社への通知・訴訟対応・代理交渉 |
受付時間 | 24時間365日 | 24時間365日 | 基本営業日平日9時から19時 |
即日退社 | 対応可能 | 対応可能 | 対応可能 |
追加費用 | ほぼなし | ほぼなし | ほぼなし |
リスク | ほぼなし | ほぼなし | ほぼなし |
法律相談 | 非対応 | 非対応 | 対応 |
会社交渉 | 非対応 | 一部対応可能 | 対応可能 |
非弁行為リスク | ほとんどなし | ほとんどなし | 100%なし |
弁護士法違反の罰則で2年以下の懲役または300万円以下の罰金刑(弁護士法77条3号) | 弁護士法違反の罰則で2年以下の懲役または300万円以下の罰金刑(弁護士法77条3号) | 罰則なし | |
顧問弁護士 | 一部監修 | 一部監修 | 各事務所の弁護士 |
労働組合 | 一部連携 | 各労働組合 | 一部連携 |
有給取得の交渉 | 対応できない | 一部対応可能 | 対応可能 |
未払い給与請求 | 対応できない | 一部対応可能 | 対応可能 |
未払い残業代請求 | 対応できない | 一部対応可能 | 対応可能 |
退職金請求 | 対応できない | 一部対応可能 | 対応可能 |
賠償請求対応 | 対応できない | 対応できない | 対応可能 |
※ 2021年5月時点の情報です。
一般的に退職代行サービスは一般企業(業者)が労働者の代わりに、退職の意思を企業に伝えるサービスを指しています。
弁護士事務所でも同様に退職代行業を行っていますが、退職代行サービスという言葉ができる前から存在している業務ですし依頼の一部にすぎません。
そして一般企業(業者)における退職代行サービスと弁護士・法律事務所の違いは、大まかに説明すると「法的活動または法的行為」が行えるか否かに集約されます。
弁護士・法律事務所では弁護士資格を取得した者が、法的権限の行使として法律効果を生ぜしむる目的でなされます。
その一方で一般企業(業者)における退職代行サービスでは、弁護士資格を有していない人物が運営しており残業代請求や退職金請求ならびに賠償金請求など交渉を行うことは許されていません。
なぜ一般企業(業者)における退職代行サービスが許されているのかというと、一般企業(業者)における退職代行サービスに弁護士資格を有した人物が指導・監修・顧問していたり合同労働組合が実施しているため活動が許されているといえます。
もちろん何の権限も持たない一般企業(業者)における退職代行サービスが、退職代行業を行えば非弁行為として「2年以下の懲役または300万円以下の罰金」などの罰則があるほか依頼人本人の退職が無効にされたり懲戒解雇や損害賠償の対象になるケースがあります。
そのためこうしたリスクを回避するため退職代行サービスを選ぶ際には、法的交渉が可能な退職代行サービスを選ぶ必要があります。
退職代行サービスを使ったトラブルを避ける方法!交渉や請求の対応には弁護士が必要? https://entrenet.jp/retirement/columns/trouble
退職代行サービスを選ぶ際に失敗しない・トラブルを避けるポイント
退職代行サービスを選ぶ際に失敗しないまたはトラブルを避けるポイントは下記の通りです。
- 顧問弁護士や労働組合が関わっている退職代行サービスを選ぶ
- 退職代行サービスがどこまで相談に対応してくれるか交渉できるのか把握する
- それぞれのサービスの口コミや評判を確認する
一つずつ項目を解説します。
顧問弁護士や労働組合が関わっている退職代行サービスを選ぶ
退職代行サービスを利用した際に失敗しないまたはトラブルを避けるためには、弁護士資格を有する法的交渉が可能な弁護士・法律事務所が顧問・監修する一般企業(業者)が運営する退職代行サービスや弁護士・法律事務所を選ぶ必要があります。
弁護士資格を持たない業者が退職の代行業務をした場合、非弁行為となり弁護士法に違反しその結果依頼した本人が退職無効や懲戒解雇と損害賠償の対象になることも考えられます。
例えば退職希望者の権利である「有休取得の交渉」「給与の未払いへの対応」「退職金の請求」「未払いの残業代の請求」などが弁護士資格を所有していないと行使できません。
そのため退職代行サービスを利用した際に失敗をしないまたはトラブルを避けるために、安心安全の弁護士資格を有する人間が顧問弁護士を務めている一般企業(業者)であったり労働組合が関わっているまたは弁護士・法律事務所が運営する退職代行サービスを選ぶ必要があるといえます。
退職代行サービスのおすすめ人気ランキング27選!弁護士事務所との違いは?料金や口コミ・評判なども解説! https://entrenet.jp/retirement/columns/rank
退職代行サービスがどこまで相談に対応してくれるか交渉できるのか把握する
退職代行サービスで失敗しない・トラブルを避けるための要素として、退職手続き・交渉などどのくらいの範囲まで相談・対応可能なのかがとくに重要です。
なぜかというと悪徳の退職代行サービスでは、実績集め・お金が目的などあの手この手で顧客を集めカモにしてうまみを吸いつくそうとしてきます。
そのため例えば法的にアウトな範囲でも、悪徳業者は出来ると偽り契約を交わそうとするケースが横行しています。
前述した法的な効力がある弁護士資格を有していない業者であれば、退職代行業で出来ることは依頼人本人の退職意思を会社に伝えるまでです。
ですが「有休取得の交渉」「給与の未払いへの対応」「退職金の請求」「未払いの残業代の請求」など、弁護士資格がないと行使できない交渉をできると偽り、依頼主本人を金銭目的のために騙すことも少なくありません。
本当に安心・信頼できる退職代行サービスでは、実際に対応できる範囲を具体的に説明し依頼人本人を納得させる裏付けが用意されています。
そのため退職代行サービスに依頼する前には、どの程度まで対応してくれるのかを先に聞いたり把握することがおすすめといえます。
それぞれのサービスの口コミや評判を確認する
昨今では会社を辞めたくても上司に言い出し辛いなどの理由で辞めるにやめられないという方の需要から退職代行サービスの供給が増え、さまざまな一般企業(業者)・合同労働組合・弁護士・法律事務所が退職代行業をはじめました。
そのためどこの退職代行サービスでも同じようなサービスを展開し、どこに依頼すれば確実に会社を退職できるのか円満に後腐れなく会社を辞めれるのかわからないという人も多いです。
そこで、退職代行サービスを選ぶポイントとなるのが、実際に退職代行サービスを利用した人の意見感想などがまとめられた口コミ・評判などの評価を確認することがおすすめです。
例えば、全体的な口コミや評判数にもよりますが、星の数が5段階評価で3.5~5.0を獲得している退職代行サービスは信頼度からみてかなり信用できるといえます。
さらに実際に利用した際の具体的な意見や感想などの口コミや評判があれば、信頼度も格段と増すことでしょう。
会社を辞めたくても辞められない依頼主本人と同じ状況・境遇の依頼・解決例などがあれば、実際に退職代行サービスを利用しても同じように確実に解決してくれる可能性がかなり高いです。
退職代行サービスのサービス内容・サポート体制に問題がなければ安心して利用できる退職代行サービスといえます。
退職代行サービスを利用することが心配であれば、これまでの退職成功率100%などの実績や退職出来なかった場合の全額100%返金保証とアフターフォロー付きかどうかをチェックするのもおすすめです。
会社を辞めたい気持ちが先行して悪徳な退職代行サービスを利用しないように細心の注意を払い、より条件が良くて自分に合っている退職代行サービスを選べるようにしていきましょう。
退職代行サービスを使って起こったトラブル例
退職代行サービスを使って起こったトラブルの例はいくつかケースがあります。
- 悪徳な・資格を有さない退職代行サービスを利用してしまった場合
- 仕事の引き継ぎが完了していない状態で退職する場合
- 会社側が退職代行を利用した退職を認めない場合
- 給与や退職金の条件等を交渉する必要がある場合
一つずつ項目を解説します。
悪徳な・資格を有さない退職代行サービスを利用してしまった場合
悪徳な・法的効力がある弁護士資格を有さない退職代行サービスを利用してしまった場合に、以下の様なトラブルに見舞われた事例があります。
- 退職の意向を会社側に通知するのみでそのほかの退職手続きをしてくれない。
- 費用が1万円とほかの退職代行サービスよりも安すぎて対応がテキトウだった。
- 弁護士資格がない一般企業(業者)が退職代行業を担っていた。
- 一般企業(業者)のため損害賠償訴訟の対応をしてくれない。
- 暴力団・半グレ集団がバックにいた。
3万円から5万円などまとまったお金を支払って退職代行サービスを利用したのに、会社への意思の連絡のみでそのほかの退職手続きや賃金などの交渉をしてくれなかったという事例があります。
また、退職代行業の実際の費用が1万円前後とほかの退職代行サービスよりも明らかに安かったため利用したけれど、事務連絡や肝心の退職手続き交渉対応などもおざなりで、結局別の退職代行サービスを利用したという報告もあります。
これらの理由は退職代行サービスの中で労働組合や弁護士・法律事務所が顧問・監修をしていない悪徳な一般企業(業者)に依頼してしまった可能性が高いといえます。
労働組合の場合は「退職届の作成」「有給取得の交渉」「未払い給与請求」「未払い残業代請求」「退職金請求」などの交渉は非弁行為に当たり行使できません。
また、退職代行サービスの中で弁護士・法律事務所が顧問・監修をしていない悪徳な一般企業(業者)に依頼してしまった場合「会社への退職連絡」のみにとどまることが多いです。
さらに退職代行などの「代行業」はどの企業でも簡単にできる仲介業なので、非弁業者が横行し裏社会とのつながりを指摘する声も世間やネット上でささやかれています。
裏社会の中でも暴力団関係者・半グレ集団が借金整理やネット記事削除などのほかに案件のひとつとして悪質な退職代行業も行っており、表向き一般企業(業者)なので利用者が気づきにくく知らないうちに悪徳な退職代行サービスにひっかかってしまうケースも確認され問題となっています。
そのため退職代行サービスを利用する上でトラブルにならないためにも、運営する法人はどこなのか、また非弁行為が行われていないかどうかを先だって調べる必要があるといえます。
会社を辞めたいからと焦って値段の一番安い退職代行サービスを利用すると後で痛い目を見てしまうので、後悔のないようにしっかりとチェックして安心・安全な退職代行サービスを利用していきましょう。
仕事の引き継ぎが完了していない状態で退職する場合
仕事の引継ぎが完了していない状態で退職する場合に、以下の様なトラブルに見舞われた事例があります。
- 引き継ぎする仕事量が多すぎて有休が10日以上残ったまま退職することになった。
- 会社側が社内規定や職業規則などを理由に引き継ぎをさせようとする。
- 即日退職をしたが引き継ぎが上手くいっておらず退職した会社から電話がかかってきた。
- 仕事を引き継いだ元同僚や元上司に恨まれて嫌がらせを受けた。
- 引き継ぎが上手くいかず仕事が滞り経営状況が悪化し損害賠償請求をされた。
退職代行サービスにおいて労働組合や弁護士・法律事務所ではない一般企業(業者)が退職代行業を行っていたため、退職の手続きや交渉の時点で会社側から退職を拒否され結局有休を残したまま大量の引き継ぎで負われ会社が同意した退職日になってしまった事例が報告されています。
また会社側の定めた社内規定や職業規則と民法627条「退職の2週間前に退職の告知を行えば問題なく退職できる」などを理由に即日退職がかなわず、引き継ぎを終わらせてから退職させようとしたケースも確認されています。
さらに退職代行サービスを利用し退職後、会社側で引き継ぎが上手くいかずに仕事が滞り経営状況が悪化したという理由で損害賠償請求をされたという問題も過去にはあったようです。
しかし、これらは退職した依頼者に問題があるわけではなく、会社側の問題がほとんどです。
このような引き継ぎなどのトラブルに見舞われないように、非弁行為を行う悪質な退職代行サービスを利用しないことが賢明です。
そのためにも法的効力のある弁護士資格を有する弁護士・法律事務所の運営する退職代行サービスに依頼している場合は、こうしたアフタフォローもしてもらえるためおすすめといえます。
会社側が退職代行を利用した退職を認めない場合
会社側が退職代行を利用した退職を認めない場合に、以下の様なトラブルに見舞われた事例があります。
- 弁護士資格がない一般企業(業者)のため退職できなかった。
- 退職代行サービスを利用したことが噂になる上司・同僚から冷遇された。
- 会社側から無断欠勤扱いにされた。
- 会社側から懲戒解雇の扱いを受けた。
- 会社側から機会損失被害のため損害賠償請求を受けた。
退職代行サービスにおいて労働組合や弁護士・法律事務所ではない一般企業(業者)が退職代行業を行っていたため、会社側が退職を認めず退職できなかった事例が報告されています。
また非弁行為を行った退職代行サービスを利用したことにより、退職できずそれが同僚・上司ら会社で働く人の耳に入り人間関係に亀裂が入り仕事を振られないまたは重い仕事を任せられるなどハラスメント被害を受けるケースも考えられます。
さらに退職代行サービスを利用している期間の会社を休んでいる間に退職が認められず、その期間を無断欠勤扱いにされれ評価が下がり減給になったという問題もあります。
加えて退職は認められないものの退職代行サービスを利用したことで評価が著しく下がり、懲戒解雇を受けて不利な条件で退職を余儀なくされたという事例も考えられます。
こうしたトラブルは非弁行為を行う悪徳な一般企業(業者)が退職代行サービスを行っていた場合に多くあるケースといえます。
そのため無効退職などのトラブルを回避する場合や損害賠償請求を受けそうな場合は、法的効力がある弁護士資格を有する弁護士・法律事務所の運営する退職代行サービスの利用をおすすめします。
給与や退職金の条件等を交渉する必要がある場合
給与や退職金の条件などを交渉する必要がある場合に、以下の様なトラブルに見舞われた事例があります。
- 弁護士資格がない一般企業(業者)のため未払い給与請求請求の交渉ができなかった。
- 弁護士資格がない一般企業(業者)のため未払いの残業代請求の交渉ができなかった。
- 非弁行為を行っている一般企業(業者)のため退職金の条件などを交渉し損害賠償請求を受けた。
退職代行サービスにおいて労働組合や弁護士・法律事務所ではない一般企業(業者)が退職代行業を行っていたため、会社側と給与や退職金の条件などの交渉ができなかった事例が報告されています。
未払いの給与請求や残業代請求など賃金の交渉が認められているのは、法的資格を有する弁護士・法律事務所が運営する退職代行サービスのみです。
また、退職金の条件などを交渉できるのも弁護士・法律事務所が運営する退職代行サービスです。
もしも交渉決裂後に損害賠償請求を受けたとしても弁護士・法律事務所の運営する退職代行サービスに依頼していれば一般企業(業者)や労働組合とは違いさまざまな法律関係の対応をしてくれるためおすすめといえます。
退職代行サービスを弁護士に依頼した場合のメリット
退職代行サービスを弁護士に依頼した場合のメリットはいくつかあります。
- 退職に伴う全ての手続きを代行できる
- 損害賠償請求等のリスクにも備えられる
- 残業代請求等にも対応することができる
- 不当解雇等の雇用問題があった場合でも対応が可能
一つずつ項目を解説します。
退職に伴う全ての手続きを代行できる
退職代行サービスを弁護士に依頼した場合は、退職に伴うすべての手続きを代行可能です。
「会社への退職連絡」「退職届の作成」「有給取得の交渉」「未払い給与請求」「未払い残業代請求」「退職金請求」「賠償請求対応」など一般企業(業者)や労働組合の一部対応不可能な手続きも代行できます。
その代わり一般企業(業者)や労働組合など低コストな費用ではなく、着手金や利用料金など費用がほかの退職代行サービスよりも高いという点があります。
非弁行為や中途半端な退職代行業務をする悪徳業者に引っかかるよりも安全・安心で、信頼のおける権威性がある弁護士・法律事務所なのでリスクを抑えるという点においても妥当な金額であると言えます。
損害賠償請求等のリスクにも備えられる
退職代行サービスは依頼人本人と相手取った会社との間に仲介に入り、退職までの交渉など手続きを行います。
そのため円満に退職までたどり着ける案件もあれば、会社が退職を認めなかったり最悪損害賠償請求などを行う可能性もあります。
損害賠償請求になれば当然訴訟などで裁判所で争うことも考えられます。
その場合に退職代行サービスが一般企業(業者)・労働組合だった場合に対応できないという場面に出くわす可能性があります。
しかし退職代行サービスが弁護士・法律事務所であれば、損害賠償請求など法的な交渉のやりとりも可能なためしっかりと最後までサポートしてくれる体制が整っています。
つまり退職時に依頼人本人が会社とあまり関係が良くないまたは不利な立場で退職しなければならない時には、一般企業(業者)や労働組合などの退職代行サービスではなく弁護士・法律事務所の退職代行サービスに依頼すると損害賠償請求などのリスクに備えられるといえます。
残業代請求等にも対応することができる
退職届の作成や提出など手続きに伴い未払いとなっている残業代請求なども、弁護士・法律事務所の退職代行サービスがおすすめといえます。
その理由はそもそも残業代が支払われないということは会社に何らかの問題があり、給料に含めていないからと考えられます。
こうした場合に残業代請求しても払う意思がないと提示されたり交渉の際に会社側の顧問弁護士とのやり取りとなるため、こちらも優秀な弁護士に頼った方が交渉がスムーズになるといえます。
もしも交渉できない一般企業(業者)や労働組合などの退職代行サービスであれば、残業代が支払われないまたは限りなく低い金額など減額交渉で手を打ってしまうことになる可能性があります。
そうならないためにも法的なまたは労働状況・環境などに対応できる知識のある弁護士に初めから相談しておけば、残業代請求などにも対応することができるでしょう。
不当解雇等の雇用問題があった場合でも対応が可能
退職代行のケースとはことなりますが自分の意に反した不当な解雇など雇用問題があった場合も弁護士・法律事務所の退職代行サービスが対応可能です。
退職をスムーズに代行する一般企業(業者)・労働組合とは違い、弁護士・法律事務所の退職代行サービスであれば不当解雇などの雇用問題にも労働環境・状況の正しい知識かつ法的な観点からきっちり対応してくれます。
不当解雇などで不就労期間中の賃金請求をする際の交渉も弁護士・法律事務所の退職代行サービスが引き受けてくれますので、泣き寝入りすることなく安心して身を任せることができるといえます。
退職代行サービスおすすめ7選
退職代行サービスのおすすめは7企業あり、以下の通りです。
- 退職代行ニコイチ
- 退職代行ガーディアン
- SARABA
- 弁護士法人みやび
- 退職代行Jobs
- わたしNEXT
- GIVE UP
一つずつ項目を解説します。
退職代行ニコイチ
退職代行サービス運営 | 料金 | サービス |
---|---|---|
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退職代行ニコイチは、退職代行業者の中で一番古くから営業している退職代行サービスです。
創業16年目(2021年)でしっかりとしたノウハウがあり、退職成功率100%の累計20,645人以上を退職させた業界NO.1の実績があります。
「即日退職対応可能」「全額返金保証」「追加料金一切なし」「全て丸投げOK」「正社員もアルバイトも値段は一律27,000円(税込み)」「全国対応」「円満退社に向けた密な打ち合わせ」「有休消化サポート」「2ヶ月間のアフターフォロー付き」などサービスが充実しているところが魅力です。
退職代行サービス実績一番のニコイチを徹底解説!依頼対応の流れや口コミ・評判も紹介 https://entrenet.jp/retirement/columns/nikoichi
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退職代行ガーディアン
退職代行サービス運営 | 料金 | サービス |
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退職代行ガーディアンの口コミ・評判は?メリットとデメリット、申し込み方法なども解説 https://entrenet.jp/retirement/columns/guardian
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退職代行TORIKESHI
まとめ
こちらの記事では、退職代行サービスを使ったトラブルを避ける方法について解説いたしました。
また退職代行サービスにおける交渉や請求の対応には弁護士が必要なのかについてもご説明いたしました。
- 新卒採用で就職したけれど会社が合わなくてすぐにでも辞めたい。
- ブラック企業に入ってしまったため今よりも良い条件のホワイト企業に転職したい。
- 上司・同僚からのパワハラ・セクハラなどハラスメントに耐えかねて即日退職したい。
- アルバイトで入ったけれど働かなくてもよくなり辞めたくなった。
- 職場の人間関係が悪化し居づらくなったので退職を考えている。
など、さまざまな理由で現在働いている会社を退職したい方は少なくないと思います。
しかし、なかなか上司に報告することができず、悩み続けずるずると働き続けているという方がいると思います。
そんな退職したい人のニーズに応えてくれるのが退職代行サービスです。
24時間365日対応してくれて即日退職になるよう交渉してくれるサービスも存在します。
このまま悩み続けて時間を浪費するのではなく退職代行サービスを利用し、すっぱりと会社を辞めて未来の自分と早く出会えるようになりたいですよね。
ぜひこの機会に退職代行サービスを利用し、なりたい自分を目指していきましょう。
参考: