フランチャイズイベントに参加し、他業種の独立形態にも触れることができた林原さん。選択肢が広がることを期待しつつの参加でしたが、逆にカーリペア業界への意識が高まったという副産物も得られた様子。いよいよ道は一本に絞られたような状況でしたが、はたしてその道は前に伸びていったのでしょうか。
大学卒業後、車・旅行ガイドなどを刊行する出版社に入社。現在57歳で、2年後に定年を迎えるが、2人のこどもがまだ中学生と高校生なので、現在勤務している会社の嘱託などを視野に入れつつも、起業を優先に検討している。お父さまが経営していた表装業や、趣味だったカヤックを取り扱うアウトドアショップ経営も選択肢としてあげていたが、自身の経歴と趣味を生かし、カーリペアのフランチャイズ加盟に気持ちが動いている。好きな仕事、好きになれそうな仕事での起業を目指し、3つの選択肢を比較検討中。
――カーリペアのフランチャイズに加盟しているオーナーから、直接話を聞いてみたいとのことでしたが、アクションは起こしたのでしょうか?
――そのあと、ご自身で動かれたのでしょうか?
――2年後の定年まで時間がまだあるということで、そこまでお尻に火がついている感じがしないのですが、具体的にはどんなスケジュール感で独立を考えているのでしょうか?
――となると、この連載中には独立形態決まらないということになりますか?
――これまでの話を聞いていて、カーリペア業界に進むという意思を感じられますね。フランチャイズでの独立ということになると、決断してしまえば、比較的短期間で話が進みそうですよね。それでもとくに決断はまだ、ということは、やはり定年までは今の会社でという思いが強いのでしょうか?
――いまお勤めしている会社で大きな変化があれば、独立が前倒しになる可能性もあると思うのですが、どうなるか分からないとおっしゃっていた退職後の嘱託制度などについては調べているのでしょうか?
――給与の変更はいつから始まるものなのですか?
――フランチャイズを利用したカーリペアの独立と、カヌーショップでの独立では、予算も独立までにかかる時間も違いますよね。カヌーショップだったら、すでにいろいろ準備をしないと定年には間に合わなそうですよね。
――そのほか、最近、情報のアップデートはありましたか?
――決断は難しいとは思いますが、決め手はなんでしょうかね?
――林原さんならでは! ということをしっかり見出すことが失敗しない独立という意味では重要ですね。フランチャイズは比較的独立しやすいという面が魅力ではあるものの、没個性は避けたいということですね。
今回の取材を終えて
定年というタイムリミットが、「独立へのモチベーション」になることもあれば、逆に「定年までまだ時間がある」というモラトリアムな考えにも作用してしまうことがあると、林原さんの取材を行っていて強く感じました。特に、候補にあがっていたカーリペアはフランチャイズを利用した独立、カヌーショップは一から自分で行う独立と、かかる費用や時間は全く異なります。カーリペアを選択した場合、独立までの時間はそれほど要しません。定年まで2年程度あると考えると、その歩みはゆっくりとなるのは必然なのかもしれません。次回までに何か心境の変化は起きるのでしょうか。
「-SeasonⅡ-長期密着取材! 独立開業への道365日」シリーズ
次回の更新は、2017年7月21日(金)。
2017年4月、理想の託児所を開業した菊地さん編(第8回)予定。
お店の認知度を上げるために行ったこととは? 次回お楽しみに!
更新日:2017/7/14文:磯部正和 撮影:吉原朱美 協力:STORY STORY
アンケートにご協力ください
以下の項目に当てはまるものにチェックを入れ、「送信する」ボタンをクリックしてください。