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紆余曲折もいよいよカーリペア業界へまい進!? 年間密着取材Ⅱ~林原さん編第8回~

紆余曲折もいよいよカーリペア業界へまい進!? 年間密着取材Ⅱ~林原さん編第8回~

フランチャイズイベントに参加し、他業種の独立形態にも触れることができた林原さん。選択肢が広がることを期待しつつの参加でしたが、逆にカーリペア業界への意識が高まったという副産物も得られた様子。いよいよ道は一本に絞られたような状況でしたが、はたしてその道は前に伸びていったのでしょうか。

林原雄大(仮名)さんプロフィール
大学卒業後、車・旅行ガイドなどを刊行する出版社に入社。現在57歳で、2年後に定年を迎えるが、2人のこどもがまだ中学生と高校生なので、現在勤務している会社の嘱託などを視野に入れつつも、起業を優先に検討している。お父さまが経営していた表装業や、趣味だったカヤックを取り扱うアウトドアショップ経営も選択肢としてあげていたが、自身の経歴と趣味を生かし、カーリペアのフランチャイズ加盟に気持ちが動いている。好きな仕事、好きになれそうな仕事での起業を目指し、3つの選択肢を比較検討中。

――カーリペアのフランチャイズに加盟しているオーナーから、直接話を聞いてみたいとのことでしたが、アクションは起こしたのでしょうか?

メールで「パートナーを紹介してほしい」と連絡をしたところ、以前トラブルがあったらしく、自分でホームページなどをみて、パートナーと会うようにと言われました。

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――そのあと、ご自身で動かれたのでしょうか?

家庭の電話回線トラブルがあって、その対応に思ったよりも時間がかかり、まだ具体的なアクションは起こせていません。こちらのトラブルが落ち着いたら来月には動こうと思っています。

hayashibara

――2年後の定年まで時間がまだあるということで、そこまでお尻に火がついている感じがしないのですが、具体的にはどんなスケジュール感で独立を考えているのでしょうか?

2018年中にはどのように独立するのか詳細を決定して、定年の年になる2019年には家族に話をしたいと思っています。

hayashibara

――となると、この連載中には独立形態決まらないということになりますか?

そうなるかもしれません。

hayashibara

――これまでの話を聞いていて、カーリペア業界に進むという意思を感じられますね。フランチャイズでの独立ということになると、決断してしまえば、比較的短期間で話が進みそうですよね。それでもとくに決断はまだ、ということは、やはり定年までは今の会社でという思いが強いのでしょうか?

60歳ぐらいまでは細々とフランチャイズ本部とコンタクトをとりながら状況を見極めたいと思っています。

hayashibara
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――いまお勤めしている会社で大きな変化があれば、独立が前倒しになる可能性もあると思うのですが、どうなるか分からないとおっしゃっていた退職後の嘱託制度などについては調べているのでしょうか?

会社で、定年後に嘱託につくという人がほとんどいないので、嘱託の方に話を聞いたことはありません。そのほかでも、年齢による給与ダウンも始まりますので、そのあたりで大きな変化が起きるようなら、もう少し積極的に動こうとは思っています。

hayashibara

――給与の変更はいつから始まるものなのですか?

給与体系の見直しがあり、2018年4月から給与ダウンが始まる予定なんです。給与が上がる可能性は低いでしょうね。最近は、定年まで勤めながら副業をするというのもアリかなと思い始めています。

hayashibara

――フランチャイズを利用したカーリペアの独立と、カヌーショップでの独立では、予算も独立までにかかる時間も違いますよね。カヌーショップだったら、すでにいろいろ準備をしないと定年には間に合わなそうですよね。

そうですね。とても興味があったのですが、やはり何かサポートがないと難しいですね。

hayashibara

――そのほか、最近、情報のアップデートはありましたか?

フランチャイズのイベントに行った際に、接触した清掃関係の会社と、リペア関係の会社から連絡がありました。どちらもセミナー参加の話があったのですが、用事が入って行けませんでした。

hayashibara

――決断は難しいとは思いますが、決め手はなんでしょうかね?

15年ぐらい前に、カーセキュリティーのフランチャイズが開催するセミナーに参加したことがあったんです。高性能な機種のインストールをやりたかったのですが、そこのフランチャイズに提案されたのが誰でも簡単につけられるタイプの機種だったので、意見が合わずに加盟を見送ったんです。誰でもできるということは、需要はなくなるということなので、やっぱり専門性、独自性というのが重要だと感じています。

hayashibara

――林原さんならでは! ということをしっかり見出すことが失敗しない独立という意味では重要ですね。フランチャイズは比較的独立しやすいという面が魅力ではあるものの、没個性は避けたいということですね。

そうですね。どうアレンジするか、そのあたりもしっかり考えなくてはいけませんね。

hayashibara

今回の取材を終えて

定年というタイムリミットが、「独立へのモチベーション」になることもあれば、逆に「定年までまだ時間がある」というモラトリアムな考えにも作用してしまうことがあると、林原さんの取材を行っていて強く感じました。特に、候補にあがっていたカーリペアはフランチャイズを利用した独立、カヌーショップは一から自分で行う独立と、かかる費用や時間は全く異なります。カーリペアを選択した場合、独立までの時間はそれほど要しません。定年まで2年程度あると考えると、その歩みはゆっくりとなるのは必然なのかもしれません。次回までに何か心境の変化は起きるのでしょうか。

「-SeasonⅡ-長期密着取材! 独立開業への道365日」シリーズ
次回の更新は、2017年7月21日(金)。
2017年4月、理想の託児所を開業した菊地さん編(第8回)予定。
お店の認知度を上げるために行ったこととは? 次回お楽しみに!

更新日:2017/7/14
文:磯部正和 撮影:吉原朱美 協力:STORY STORY




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