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起業時の強い味方、協力者を見つけよう【独立・起業のノウハウ集 第15回】

起業時の強い味方、協力者を見つけよう【独立・起業のノウハウ集 第15回】

前回、「「人生年表」でアピールポイントを洗い出そう」では、職歴と自分の能力や経験の棚卸しについて、自力で起業する場合を中心にご説明しました。

 フランチャイズに加盟する場合はどうなる?

では、フランチャイズ(FC)に加盟する場合はどうでしょうか。
基本的にFCで起業する場合は、そのビジネスに関して全く経験がない、または経験が少ない場合が多いかと思います。その場合、経験の要件を満たさないので創業融資の利用はできないかというと、そうではありません。

FCで起業する場合、経験については、ほかの業種での職業経験も含めて判断されます。例えばほかの業種で営業成績がよかったり、高いポジションで長く勤めてきた実績があったりすれば、審査上、プラスに働きやすいでしょう。

そのため、前回(「「人生年表」でアピールポイントを洗い出そう」)でお話ししたような自分の能力・経験についての棚卸し作業を、一層念入りに行うことをオススメします。そして、今までの経験をFCでのビジネスにどのように活かせるのかを猛アピールすることになります。

また、FCに加盟することに対する「姿勢」も問われます。自立志向が低く、「本部に任せていれば成功するはずだ」というような他力本願の姿勢が見え隠れするようでは、金融機関は不安になってしまいます。

経験を語る際は、「本部が全部提供してくれるから大丈夫です!」というような伝え方は避け、ほかの業種で経験してきたことを活かしながら、「FC本部の完成されたノウハウを取り入れれば、さらに成功の確率が上がる」というロジックで語るようにしてください。
自分の意思で積極的に参加していくという姿勢や意気込みを見せることが、何より大切なことです。

あなたの周りには、どれだけの協力者がいますか?

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これまで、創業融資の審査について起業家本人の経験や職歴が重要だということを説明してきました。ある程度の経験をしてきたことであれば、起業後に失敗する確率は低くなるであろうというのがその理由です。

ただ、よくよく考えてみると、経営するには、自分が経験してきた以上に幅広い知識や技能が要求されます。それを全て経験できている人なんていないですよね。例えば、大企業の社長であっても、経理や営業の経験がないといったことはありえます。起業家だって同様なのです。つまり、一人のチカラには限界があるということです。

なので、起業家自身の経験やノウハウ以外にも、参考にされることがあります。それは、周りにどれだけの協力者がいるか。周囲をどれだけガッチリと固めているかも問われるのです。

例えば、顧客開拓協力、技術ノウハウ提供、顧問税理士などです。各分野で優秀な人達に支えられているのであれば、金融機関としては安心して融資をすることができます。また、それだけ優秀な人達に応援してもらえるような人であれば、人物的にもきっと信用できる好人物だということが想像できるというわけです。

事業計画書の書式に以下のような協力者を書く欄があれば、なるべく書いてアピールしましょう。書く欄がないとすれば、事業の概要などの文中に登場させて、アピールすることをオススメします。せっかくなので、この記事を読んだあとに、さっそく書き出してみてはいかがでしょうか?以下のそれぞれについて、協力してくれそうな人はいますか?

じっくりと検討してみましょう。もし、見つかっていないのなら、これを機に、意識しておいた方がいいですよ。

●出資者/
●借入先/
●顧客開拓協力/
●仕入先開拓協力/
●技術・ノウハウ提供/
●税理士顧問/
●社会保険労務士顧問/
●コンサルタント/

【まとめ】
・フランチャイズに加盟する場合は、積極的な姿勢や意気込みを見せましょう!
・協力者は絶好のアピールポイント。きちんと意識していきましょう。

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