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会社に野菜を「置く」発想 「オフィスで野菜」運営 雇われない生き方:VOL.159

会社に野菜を「置く」発想 「オフィスで野菜」運営 雇われない生き方:VOL.159
PROFILE

川岸 亮造さん(34歳)

(株)KOMPEITO/東京都渋谷区

大学卒業後、日系コンサルティングファームで製造業の研究開発部門のコンサルを担当。のちにKOMPEITO共同創業者となる渡邉瞬氏と出会い、農業界が抱える問題を痛感。農産物物流の変革を目指し、起業。都内オフィスに新鮮野菜を届ける。

VOL.159
会社に野菜を「置く」発想「オフィスで野菜」運営

大手を巻き込み
農業界を変える「没頭」の力

ンサル会社で働いていた頃は複数のプロジェクトを掛け持ちしていました。どれも面白いけど「こなす」感じは否めない。一つに没頭できればもっと大きなインパクトを残せるのに……。そんな折りに会社の同期に農業界が抱える問題を聞かされたんです。この先農業界は変わる、そこで自分が没頭すればインパクトが出せる。そう思って同期と2人で起業しました。
 
 「オフィスで野菜」は都内160社に新鮮な野菜を届けるサービスです。中間業者を挟まずまとまった量の野菜を届けるので、農家さんが手にするお金を増やせます。代金は会社持ちで、社員は健康に。仕事中でも気軽につまめるよう、ミニトマトみたいな小さい野菜をそろえました。初期は僕らが自転車をこいで「お前は港区内担当な」とかやって野菜を届けていたんですが(笑)、今は朝日新聞の販売所と提携して配送を仕組み化しました。考えてみると自力にこだわる必要もないんですよね。実はキユーピー(株)とも提携しているんです。僕らがハブになってそういった既存の大手プレイヤーを巻き込めば、世の中を動かす力はもっと大きくなる。でも主役はやっぱり自分たち。僕らはこのスタイルで農業を変えます。


更新日:2016/10/5
取材・文/東 雄介 撮影/太田未来子、刑部友康、阪巻正志
アントレ2016.夏号 「儲けも損も財産だ 激白!社長の醍醐味」より

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