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Jターン起業のメリット・デメリットは?成功するためのコツも紹介

Jターン起業のメリット・デメリットは?成功するためのコツも紹介

Jターン起業とは、就学・就職で出身地から別の地方に出てきた人が、その後、また別の地方で起業することを指します。主に、地方で生まれ育ち都市部で就学・就労した後に、出身地ではない地方で起業することです。地方で身に付けた「地方で生きる感覚」、都市部で身に付けた「ビジネスのノウハウ」をかけ合わせ、ビジネスを成功させている人は多いです。本記事では、Jターンで起業するメリット・デメリットや、成功するためのコツを紹介します。地方で成功するために考えるべきことをお伝えしていきますので、自分の起業をイメージしながら読み進めてみてください。

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そもそもJターンとは?

Jターンとは、出身地から別の地方へ出て就学や就職した人が、また別の地方で就職・起業したりすることです。出身地から一度、別の地方に出て、さらにまた別の地方へ行くという動線がJ字型であることから、Jターンと呼ばれています。主に、地方出身者が都市部へ出た後、出身地以外の地方へ行く際にJターンと言われます。

Jターンのほかにも、就学や就職のために出身地から別の地域に出た後、再び出身地に戻ることをUターン。出身地以外の地域へ就職・起業することをIターンと呼びます。都市部から地方への就学・就労にも用いられますが、Uターンは、地方出身の人が都市部で就学・就労の後、地元へ帰ること、Iターンは地方出身の人が都市部で就学・就労する際に主に使われる言葉です。本記事では、主に都市部以外へJターンするケースを紹介していきます。

Jターンで起業する3つのメリット

Jターンで起業するのは、Jターン起業には次のようなメリットがあるからです。

【Jターンで起業する3つのメリット】
・地方の方が都市部よりも不動産が安い
・起業する場所や環境を選べる
・助成金や補助金を活用できることも

都市部にはないメリットが、地方にはあります。それぞれのメリットが起業する際にどのように役立つのか、具体的に解説します。

メリット1.地方の方が都市部よりも不動産が安い

Jターンで起業する1つ目のメリットは、「不動産が安い」ことです。起業する地域や立地にもよりますが、地方では都市部の半分ほど、もしくはそれ以下の価格でオフィスを借りられます。

【6大都市圏のオフィス価格を比較】
東京:月額21,856円/坪
名古屋:月額13,243円/坪
大阪:月額12,751円/坪
福岡:月額15,898円/坪
札幌:月額13,067円/坪
仙台:月額11,061円/坪

2022年8月度市況データ・オフィス賃料相場情報(ビルディンググループ):http://www.building.co.jp/backnumber/

名古屋や大阪など、6大都市であっても東京の半分程度の価格でオフィスを借りられます。毎月かかる経費をここまで節約できるのは大きなメリットです。資金に不安のある起業当初は、特にありがたいでしょう。6大都市以外なら、より安くオフィスを借りられる地域もあります。

また、オフィスだけでなく自宅も安く借りられるため、公私ともに出費を抑えることができます。小規模なビジネスやフリーランスなど事業資金と生活費の境目があまりないケースでは、これもありがたいポイントです。

メリット2.起業する場所や環境を選べる

Jターンで起業する2つ目のメリットは、「起業する場所や環境を選べる」ことです。Uターンと異なり、Jターンでは起業する地域を好きに選べます。どんなビジネスがしたいのかを軸に、相性の良い地域を厳選しましょう。

地方は土地が多いので、オフィス周辺の環境も選びやすいです。例えば自然の豊かな場所にオフィスを構え、窓から空や緑を眺められるようにしたり、休憩中に散歩やジョギングなどの軽い運動に出られるようにしたりするのもいいでしょう。人間は自然の中にいるとストレスが軽減され、生産性が高まるようにできているとも言われています。

メリット3.助成金や補助金を活用できる

Jターンで起業する3つ目のメリットは、「助成金や補助金を活用できる」可能性があることです。JターンやIターンで起業する人の誘致に力を入れている地方もあります。なぜなら、地域でビジネスをする人が増えれば経済が回り、その地域が豊かになるからです。

開業後に利用できる助成金や補助金など様々なものがあるので、候補地を選ぶ際は、是非、その市区町村の役所ホームページなどで助成金や補助金の有無を調べてみてください。

Jターンで起業する3つのデメリット

Jターンで起業することには、環境面や資金面でのメリットがあります。しかし、同時に次のようなデメリットがあることも忘れてはいけません。

【Jターンで起業する3つのデメリット】
・競合他社に勝つのが難しい
・仕事や優秀な人材が限られている
・起業する地域のリアルが分からない

それぞれのデメリットについて、詳細や解決策を紹介します。

デメリット1.競合他社に勝つのが難しい

Jターンで起業する1つ目のデメリットは、「競合他社に勝つのが難しい」ことです。地方には人と企業、企業同士の結びつきが強い特徴があります。すでにポジションを確立した競合がいる場合、その企業に勝つのは並大抵のことではありません。

Jターンでは起業する地域を自由に選べるので、なるべく競合のいないエリアを選びましょう。ほかにも、次のような対策が取れるので、起業する前に必ず確認するとよいでしょう。

・競合が確立していないポジションや自社の強みを探す
・競合のビジネスをカバーするような商材を扱う
・競合が開拓していないエリアを攻める

デメリット2.仕事や優秀な人材が限られている

Jターンで起業する2つ目のデメリットは、「仕事や優秀な人材が限られている」ことです。業界・業種にもよりますが、仕事や人材は就職先の選択肢が多い都市部に集中します。地方では少ない仕事や人材を取り合うことにもなりかねません。

特に難しいのが「優秀な人材の確保」です。スキルアップやキャリアアップを目指す人材は都市部を目指す傾向にあります。

仕事や人材を確保するために、次のようなことも考えてみましょう。

・物理的、心理的な距離の近さを武器に競合他社と戦う
・しばらく都市部で働き、成功している会社のやり方や人材を学ぶ
・リモートワークの導入やオンラインイベントに参加し、全国の優秀な人材を集める

デメリット3.起業する地域のリアルが分からない

Jターンで起業する3つ目のデメリットは、「起業する地域のリアルが分からない」ことです。出身地に戻るUターンと異なり、新天地を目指すJターン起業では、生活の仕方や人気のでやすいお店・商品などの「その地域のリアル」を知りません。

その地域のことをどの程度知っているかで、起業の成否が分かれるといっても過言ではありません。次のような対策を採り、ビジネスの成功率を高めましょう。

・その地域でしばらく生活し、雰囲気や市場を肌で感じる
・日中と夜間、年齢層や男女比など、ターゲットを詳しく調べる
・その地域にある企業のHPをくまなくチェックする
・電話や直接出向くなどして、その地域の企業から情報を集める

特に電話で情報収集するときは、「これから、その地域でビジネスを興そうと思っていて」と言ってみたり、その地域を対象にテレマーケティングをしてみたりするといいでしょう。

Jターン起業を成功させる3つのコツ

Jターン起業のメリット・デメリットは?成功するためのコツも紹介

Jターン起業を成功させるには、メリットとデメリットについてよく理解し、地域に合った戦略を立てなければなりません。そのために、次のようなことを意識するといいでしょう。

【Jターン起業を成功させる3つのコツ】
・興そうとしているビジネスと相性の良い地域を選ぶ
・助成金や補助金のある地域を選ぶ
・地域の特性を調べる

コツ1.興そうとしているビジネスと相性の良い地域を選ぶ

Jターン起業を成功させる1つ目のコツは、「興そうとしているビジネスと相性の良い地域を選ぶ」ことです。日中や夜間の人の多さなど、その地域の特性を詳しく調べるのは必要なことです。しかし、データはただ見るのではなく、データ同士を組み合わせて分析しなければ意味がありません。

飲食店を開くケースを例に考えてきましょう。居酒屋を開きたいなら夜間の人の出入りが多い地域が良さそうに見えますが、日中、人が多いオフィス街の方が適しているかもしれません。

軽食の取れるカフェなら日中、人の多いオフィス街でも流行るかもしれませんが、オシャレなカフェなら主婦(主夫)の多い住宅地の方が成功しやすいかもしれません。

コツ2.地域の特性を調べる

Jターン起業を成功させる2つ目のコツは、「地域の特性を調べる」ことです。例えば人の多さを調べるときは、「時間帯別」「年齢」「性別」など、さまざまな角度から調べましょう。単に人の出入りが多い少ないだけで考えると、見当違いの地域選びをしてしまいかねません。

ほかにも、その地域にはどんな企業があるのか、どんなお店が流行ってきたのかなど、地域のことを詳しく調べましょう。企業HPを一つひとつ確認したり、SNSで地域住民の発信を見たりするのもおすすめです。

コツ3.助成金や補助金のある地域を選ぶ

Jターン起業を成功させる3つ目のコツは、「助成金や補助金のある地域を選ぶ」ことです。地域特性と興そうとしているビジネスの相性の良い「候補地」を絞り込んだら、地域ごとの助成金や補助金制度も比べてみましょう。

ほとんど同じ条件の地域なら、助成金や補助金を重視するのもいいでしょう。起業するときだけでなく、ビジネスが大きくなったり、窮地に陥ったりしたときに利用できる支援制度がないかもあわせて確認しておきましょう。

Jターン起業では、地域とビジネスのマッチングを考えよう

起業する地域を自由に選べるJターン起業では、候補地のことをよく調べ、ビジネスのスタイルを合わせることが重要です。

まずは、自分の興そうとしているビジネスはどんな地域に合っているのか、候補地を絞り込みましょう。候補地を絞り込めたら、「ビジネスが候補地に合っていそうか」「競合他社に勝てそうか」「助成金や補助金が充実しているか」など、さまざまな観点から比較しましょう。その地域に貢献したいと思えるかどうかも大切です。

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PROFILE

赤塚元基

フリーライターとして独立した契機は、実は転職失敗。自身の(苦くもあった)経験を活かし、皆さまの心に寄り添いながら、お役立ち情報をお届けします!

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