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【場面/年齢別】転職の面接でよくある質問の意図と回答例

【場面/年齢別】転職の面接でよくある質問の意図と回答例

転職活動最後の関門である『面接』を制し、内定を獲得するためには、質問の意図をよく理解する必要があります。本記事では、転職の面接でよくある質問の意図と回答例を『場面/年齢別』に紹介します。面接でされる質問には、必ず意味があります。面接官が「なぜその質問をするのか?」を考えることで、転職の成功に近づく回答ができるようになるでしょう。面接対策に、ぜひお役立てください。

【年齢別】転職の面接でよくある質問

転職の面接では『自己PR』『志望動機』『転職(退職)理由』『職務経歴』など、定番の質問のほか、年齢別によく問われる質問があります。

ここでは、20代/30代/40代・50代の年齢別に、転職の面接でよくある質問を紹介します。該当する項目を確認し、面接対策に役立ててみてください。

20代に対するよくある質問

まずは、20代に対するよくある質問例です。

①「新卒時の就職活動では、希望通りの会社に入社できましたか?」
②「あなたにとっての仕事とはなんですか?」
③「仕事で大事にしていることは何ですか?」
④「最近仕事以外で関心のあるニュースはありますか?」

『20代』または『経験が浅い人』が転職する場合、面接ではビジネススキルを確認する質問が想定されます。また、②のような漠然とした質問をされることもあります。スキルや経験が浅いと回答しづらく感じる質問もありますが、自信をもって回答ができるよう、準備をしっかりしましょう。

回答時は「できる限り具体的に答えること」「仕事への積極的な姿勢をアピールすること」を意識すると良いでしょう。

30代に対するよくある質問

30代に対するよくある質問例は次の通りです。

①「前職(現職)での仕事内容と、これまでに出してきた実績(成果)を教えてください。」
②「10年後、この業界はどのようになっていると思いますか?」
③「マネジメントの経験はありますか?」
④「部下に接する際、大切にしていることはなんですか?」

30代といえば、ある程度の社会人経験を積んでいる人が多いため、キャリア重視の質問が予想されます。なぜなら「あなたの経験や個人的なスキルが、自社にどのように貢献してくれるのか?」を確認したいからです。また30代以上の転職の場合、企業側は「即戦力」を欲している場合が多いです。

回答時は、実際のエピソードを織り交ぜながら、経験やスキル・実績をアピールし「この人を採用すれば、自社の利益になる」という『確信』を面接官に与えられるよう意識しましょう。

40代・50代に対するよくある質問

40代・50代に対するよくある質問は次の通りです。

①「上司が年下になりますが、抵抗はありませんか?」
②「立派なご経歴をお持ちですが、当社でよいのでしょうか?」
③「年齢が高いですが、どのくらい働きたいですか?」
④「家庭との両立は可能ですか?」

40代・50代は、前職で豊富な経験があり、ある程度の地位についていた人も多くいることから、仕事のやり方がある程度確立している世代と見なされます。特に、これまで得てきた『豊富な経験』は、この世代ならではの武器でしょう。しかし、使い方を間違えると諸刃の剣になってしまうことを忘れないでください。

転職して会社が変われば、仕事のやり方は多少なりとも変わります。それは「同業種・異業種に関係なく起こること」だと思っておいてください。過去の経験や実績、地位に固執しすぎると『新しい環境になじもうとしない=扱いづらい人』という印象を与えてしまいます。面接では「過去に固執せずに、上手に経験やスキルを活かしながら会社になじめる人物か」という点を必ず見ています。それを踏まえたうえで、②・③の回答ができると良いでしょう。

③は「長く働きたい」ということをアピールするチャンスです。「定年後も働きたい」という人は、再雇用について確認するのも良いでしょう。

④は、子育てだけでなく、両親の介護といったさまざまなライフイベントが発生しやすい世代であることを考慮した質問です。「正直に答えたら不採用になるかも」と不安に感じるかもしれませんが、嘘をついて採用されても、良い未来は待っていません。現状を話したうえで、業務に支障が出ないよう、どのように対策をとっているかを伝えましょう。

未経験での転職でよくある質問

【場面/年齢別】転職の面接でよくある質問の意図と回答例

ここまで、転職の面接でよくある質問を年代別に紹介してきました。全年齢に共通するのは「具体的に答える」ということです。特に30代以上の方は、実際のエピソードを織り交ぜて回答すると説得力が増します。

ここからは、未経験からの転職でよくある質問を紹介します。未経験の業界や異業種に転職する場合は「自社で活かせる経験やスキルは?」「なぜこの仕事を選んだのか?」などの質問が想定されます。それぞれの質問の意図と回答ポイントを解説します。

あなたの強みと弱みは何ですか?

この質問での『強み』とは「具体的にどんな活躍が期待できるか?」「自社とマッチするか?」といった点を確認したいという意図が考えられます。『弱み』は、単にあなたの弱点を知りたいということではありません。面接官は「自分自身を客観視できている人か?」「自分の弱みをどのように認識し、改善・対処しているか?」を知りたいと思っています。

未経験から転職では、大前提として「活かせる経験がない」という弱みがあります。そのため、即戦力としての採用というよりは「現状の職務能力の確認」「仕事に対してのチャレンジ精神」「これまでの経験・スキルを活かして自ら進んで業務に取り組める人か」などを重視して採用の可否を判断する傾向にあります。

仕事をするうえでのポテンシャルや、やるべき課題を明確に回答し『弱み』をカバーできるほどの『強み』があります!ということを、面接官に伝えましょう。

なぜ、キャリアチェンジしようと思ったのですか?

この質問の意図は「なぜこの仕事を選ぶのか?」「前職ではダメな理由は?」というシンプルなものです。面接官は、キャリアチェンジを決意した理由を聞くことで、あなたの仕事への意欲や今後のキャリアビジョンを見極めたいと思っています。

まずは、キャリアチェンジをしようと考えた『明確な理由』を伝えることが大切です。そのうえで『未経験であっても活かせる経験があること』や『転職後に役立てるため、スキルや知識を自己啓発していること』などを伝えると良いでしょう。面接官に「キャリアチェンジを本気で考えている!」ということをアピールできる絶好のチャンスです。

 未経験のようですが、活かせる経験やスキルはありますか?

未経験であっても、活かせる経験やスキル(資質)を誰もが持っているはずです。

例えば、人や集団と力を合わせる『協調性』や、変化に対応する『柔軟性』、素早く状況に対応する『機動力』など、業種に関係なく活かせるスキルがあります。これらは『ヒューマンスキル・セルフコントロールスキル・タスクマネジメントスキル』と呼ばれるものの一例です。これまでの経験を振り返り「そのスキルをどう活かし、どのような結果を生んだのか」を具体的に伝えることで、説得力のある回答ができるはずです。

「企業が求めているは、どんな人材なのか?」をイメージして、あなたのスキルをアピールしましょう。また、この質問についてしっかりと考えておくと、ここまで紹介してきた2つの質問の回答にも活かすことができます。

転職の最終(役員)面接でよくある質問

【場面/年齢別】転職の面接でよくある質問の意図と回答例

ここまで、未経験からの転職でよくある質問について解説してきました。『自分の強みや弱み』『活かせる経験やスキル』といった質問は、質問の意図が多少異なるものの、未経験や異業種への転職に限らず聞かれることがあります。同業種への転職であっても、面接対策として回答を考えておくとよいでしょう。

ここからは、いよいよ最後の難関といわれる『最終(役員)面接』でよくある質問を紹介します。

面接の平均回数は2.2回といわれており、ほとんどの場合、内定まで2回~3回ほどの面接があると想定しておくと良いです。応募職種だけでなく「企業や事業をどのようにとらえているか?」「あなたの将来像とマッチしているか」などを見極める質問が想定されます。内定獲得のために、しっかりと企業や業界の研究をしておきましょう。
参考:doda(デューダ)『「面接は平均何回?」採用担当者のホンネ−中途採用の実態調査

どんなキャリアを築いていきたいですか?

この質問では、あなたのキャリアプランを聞くことで「将来の目標の中でこの会社はどんな位置づけか」「目標設定力はどの程度か」「目標に対してどのような行動をとれる人か」などを確認しています。

回答のポイントは『具体的な内容であること』『実現可能なキャリアプランであること』『意欲だけでなく行動を起こしていること』という点を意識すると良いでしょう。

「将来のことなんて分からないよ!」と思うかもしれませんが、大前提として、企業が欲しいのは『入社後に長く定着し活躍してくれる人材』です。あなたの考えるキャリアプランが「自社で実現できそうだ」と面接官に判断されれば「入社後のミスマッチによる離職リスクが低い」「キャリアプラン実現のために前向きに働いてくれる」人材だと評価され、内定につながるでしょう。

他社でなく、当社を選んだ理由は何ですか?

この質問では「業界研究をしているのか」「自社への入社意欲は高いのか」を確認しています。

最終面接では、自社への愛着や自信を持っている役員クラスが面接官であることが多いです。業界知識や同業他社の状況を把握しておくことが大切ですが、同業種の他社を安易に否定すると「自社に対しても同じ批判をするのでは?」と受け取られる可能性があります。応募企業が他社よりも優れている点を整理して、特徴や良さを例に挙げながら「なぜ、応募企業でなくてはダメなのか」を自分の言葉で伝えてくだい。

あなたを採用すると、当社にはどんなメリットがありますか?

この質問には、主に「応募者本人の自信を確認する」という意図があります。

回答のポイントは『やりたいこと』ではなく、今までの経験や実績をベースに話をすることです。自身を客観的に自覚しており、論理的に話すことができると良いですね。

もしあなたが「自分に自信がない」「自分には何のメリットもない」と思っていたとしても、決して態度に出してはいけません。この質問では「あなたがどのような態度になるのか」も、見られている可能性があるからです。あまり難しく考えず『自己PR』をするつもりで答えると良いかもしれません。たどたどしい態度ではなく、冷静に受け答えができるよう準備をしておきましょう。

答えにくい質問には、どう答える?

【場面/年齢別】転職の面接でよくある質問の意図と回答例

ここまで、最終(役員)面接でよくある質問を紹介してきました。あなたらしい回答を考えることができたでしょうか?この難関を突破すれば、晴れて新しい一歩を踏み出すスタートラインに立つことができます。後悔しない転職にもつながりますので、まずは自分自身をしっかり見つめなおしてみてください。

最後に『答えにくい質問』にはどう答えるか?の考え方を紹介します。これは、世代・シーン問わず、質問される可能性がありますので、ぜひ参考にしてみて下さい。

勤務条件に関する質問

勤務条件に関する質問は、応募者にとって大変重要な要素であるがゆえに「どう答えたらいいんだろう?」と悩む人も多いです。

年収や勤務地、残業の有無、いつから入社できるか?など、勤務条件についての質問では「応募者の入社角度を測る」という意図が考えられます。

対策としては、転職で叶えたい勤務条件を整理し、あらかじめ優先順位をつけておくと良いでしょう。例えば、希望年収の場合は、前職の年収から大きな乖離がある場合は(目安として20%以上)、その理由を明確に伝えましょう。希望年収とは別に『最低希望年収』を伝えるという方法もあります。

この質問での回答は、後から修正したり取り消したりすることが難しいです。せっかく転職しても、希望条件が達成できずに再度離職となりかねません。どうしても譲れない条件については、遠慮せずにしっかりと伝えることが大切です。

退職理由に関する質問

退職理由に関する質問は、前職に嫌な思い出があったり、マイナスな理由での退職になる場合、できれば答えたくないと思うかもしれません。しかし、中途採用の場合は避けては通れない質問です。

退職理由を聞く意図は、自社における組織適応能力、キャリアプラン、ストレス耐性などを確認するためです。これらは、業種に限らず、どの企業でも同様の問題が起きる可能性があります。「同じ理由で辞めてしまわないか?」をチェックしていると考えるのが妥当でしょう。

対策としては、まず大前提として『嘘』をつかないことです。そのうえで、どんな退職理由であったとしても『前向き』に変換します。「残業が嫌で退職しました」ではなく「今後のキャリアアップのために、自身のスキルアップのための時間を確保したいと考え、退職しました」というイメージです。

退職理由の答え方に迷うという方は以下の記事も参考にしてみてください。

【例文有】ネガティブな退職理由をポジティブな転職理由に変換しよう

https://entrenet.jp/magazine/28724/

転職回数や空白期間に関する質問

転職回数や空白期間に関する質問は「自社でも定着せずに辞めてしまうのでは?」「働くことに対して前向きなのだろうか?」を見極めるための質問です。

転職回数が多い人の対策は、「退職理由に一貫性を持たせる」ことです。まずは事実を認めて、将来への展望を答えましょう。「確かに転職回数は多いですが、私は、〇〇という考えがあり転職してきました。今後は~していきたいと思っています。」という風に、面接官の主張を認め、冷静な態度で受け答えをしましょう。

空白期間が多い人の対策は、面接官の「なぜ空白期間があるんだろう?」という疑問に対し、嘘偽りなく堂々と答えることです。「転職のために資格取得をしていた。」「子育てをしていた。」と比較的答えやすい理由の場合は問題ありませんが、病気や介護、趣味に時間を費やしていたなど「一歩間違えればマイナス評価につながってしまいそうで答えづらい」と感じる理由の場合は、答え方を考えましょう。

病気や介護であれば「もう完治し、主治医からも働いて良いと診断を貰った」「良いヘルパーさんが見つかり、精神的にも時間にも余裕ができた。今後は家族のためにも自分がしっかりと働きたい」という風に、現状と対策を伝えましょう。趣味に時間を費やしていたのであれば「なぜ、再度就職しようと考えたのか?」「その時間で得たものは何か?」を、具体的に伝えます。最終目的は『面接官を納得させて、あなたを雇用することへの不安を解消すること』です。

転職回数や空白期間の質問は、どうしてもネガティブなイメージが先行してしまいます。あなたの人柄や、これまでの経験、得たスキルを存分にアピールし、前向きな気持ちで受け答えができるようにしましょう。

面接官の質問には正直に答え、自分に合った転職先を見極めよう

【場面/年齢別】転職の面接でよくある質問の意図と回答例

今回は、転職の面接でよくある質問の意図と回答例を、場面/年齢別に紹介してきました。

面接での回答では、総じて『正直に・具体的に・前向きに』という3点が求められます。これは、面接官のためでも、ただ内定を獲得するためでもありません。

転職活動のゴールは『内定の獲得』ではなく『あなたの希望を達成すること』です。内定の獲得は、いわばそのスタートラインに立つことであって、目的地にたどり着けなければ意味がありません。面接で嘘の受け答えをしているうちは、あなたはいつまでたっても希望を達成することはできないでしょう。それは企業にとってもあなた自身にとってもマイナスでしかありません。面接官の質問に『正直に・具体的に・前向きに』答えることで、企業があなたを見極めるだけでなく、あなた自身も、自分に合った転職先を見極めることができます。

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PROFILE

西川ちづる

新潟市在住のフリーライター。元ダンサー。
子育てや美容系などtoCから、IT・ビジネス系などtoBまで幅広いカテゴリの記事を執筆。

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