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セレクトショップ店員時代からファンを確保して独立した<アントレ本誌:2019年春号より転載>

セレクトショップ店員時代からファンを確保して独立した<アントレ本誌:2019年春号より転載>

独立を目指す人なら誰しも、初年度から売り上げを伸ばしたいと考えるものだ。

そのカギを握るのは、ズバリ「集客」である。

スタートダッシュに成功して年収500万円を達成した4人の実例を通じ、顧客の集め方を学ぼう。

独立初年度の収入 約600万円を確保/
浅川喜一朗さん

大学卒業後ファッションの世界に入った浅川さんは、服飾専門学校卒の同僚に劣等感があった。

「それをバネに、専門学校を出た友達に学生時代の教科書を借り、必死で勉強しました。古い映画を1日1本必ず見たり、写真集を読みあさったりもしましたね。とにかく、お客さまに正確な情報を届けたいという一心でした」

顧客と誠実に向き合うため 努力を積み重ねる

努力のかいがあり、浅川さんは前職のセレクトショップで人気店員となっていった。

そして独立直前には、浅川さんの目利きを信頼する人が300人程度いたという。その結果、独立初年度から月平均250万円程度の売り上げを達成。浅川さんも約50万円の月収を得ることができた。

ただし浅川さんは、売り上げ優先の営業などしない。

「もしお客さまに合ったサイズがない場合、他店をご案内しますね。販売は誠実でなければダメ。逆に、お客さまとの信頼関係さえあれば、お店で買っていただく行為はなくならないと思うのです」

インスタグラムでの情報発信は効果的

セレクトショップ店員時代からファンを確保して独立したー1年目から年収500万円超え いきなり黒字の集客UP計画ー<アントレ本誌:2019年春号より転載>

CAROLのインスタグラムアカウントでは宣伝などせず、きれいな服を中立な視点で紹介。
「売りたいという欲望があると、お客さまにあっさり見抜かれます。SNS全盛の今は、誠実さが求められる時代だと感じますね」。

誠実さを心がけて支援者も増やす

セレクトショップ店員時代からファンを確保して独立したー1年目から年収500万円超え いきなり黒字の集客UP計画ー<アントレ本誌:2019年春号より転載>

ショップの店員だった当時は300人程度だった浅川さんのファンは、現在では500人くらいにまで増えた。

また、新たに出会った業界関係者や昔の同僚などともよい関係を築いており、さまざまな面で支えられているという。

 PROFILE

 浅川喜一朗さん(32歳)/CAROL オーナー


原宿のセレクトショップ「ナイチチ」で、販売や仕入れ、店舗統括などを担当。2016年に独立し、東京・神宮前でCAROL(キャロル)をオープンした。ブランド「STEIN(シュタイン)」を手がけるデザイナーでもある。
取材・文/白谷輝英
撮影/平山 諭 イラスト/タラジロウ
アントレ2019.春号
「1年目から年収500万円超え いきなり黒字の集客UP計画」より

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