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開業資金 いくらかかった?ースマホゲーム・農業ー<アントレ本誌:2019年冬号より転載>

開業資金 いくらかかった?ースマホゲーム・農業ー<アントレ本誌:2019年冬号より転載>

「街やネットで見かけるあの商売、始めるのに何にいくらかかるんだろう?」そう思ったことはないだろうか?

そこで、15種類の商売をしているそれぞれの先輩に、ズバリ!開業費用の明細を聞いた。

節約点や工夫点、意外だったこともチェック。大いに参考にしてほしい。

商売道具のパソコンは知人から格安大量調達

開業資金 いくらかかった?ースマホゲーム・農業ー<アントレ本誌:2019年冬号より転載>

ゲーム会社の最重要ツールとなるPC10台や複合機は、知人の会社で不要になったものを格安で入手

スマホゲーム:生田恭理さん(32歳)
(株)ネストピ/東京都台東区

 開業費用明細

 会社登記20万円
 司法書士8万円
 印鑑4000円
 オフィス取得
 (敷金・礼金・前納家賃・仲介手数料など)
100万円
 オフィス家具8万円
 パーテーション5万円
 会社ロゴ5万円
 ホームページ作成6000円
 SSL証明書2万円
 ドメイン取得4000円
 PC・複合機50万円
 ハードディスク1万円
 会計ソフト2万円
 ゲーム作成ソフトライセンス3万円
 G-Suite3000円
 名刺4000円
  
 合計203万1000円

ゲーム会社から独立し、スマートフォンゲーム「強くてNEWゲーム」を運営するゲーム会社を創業した生田恭理さん。

商売道具のパソコン10台と複合機は、知人の会社で不要となったものを安く引き取って節約。オフィスの一角に、メンバーがリラックスできるスペースを設け、パーテーションで囲った。

「このパーテーションが意外に高かったので、追加購入を我慢して半見え状態」と笑う。

意外にかかる農業資材 ほかはヤフオクで節約

開業資金 いくらかかった?ースマホゲーム・農業ー<アントレ本誌:2019年冬号より転載>

作業小屋を施工会社に依頼したら高額に。「『自分で建てなよ』と地元の先輩に言われた(笑)」

農業:続橋昌志さん(58歳)
(株)アーバンファーム八王子/東京都八王子市

 開業費用明細

 創業塾1万円
 就農研修期間シェアハウス60万円
 作業小屋兼倉庫建設350万円
 農地賃料(初年)7万円
 軽トラ40万円
 ワゴン車45万円
 手押し耕運機21万円
 マルチャー管理機40万円
 種まき機4万円
 農薬散布機(3台)10万円
 野菜洗浄機10万円
 種(10種類)20万円
 農薬(初年)10万円
 肥料(初年)5万円
 保冷庫15万円
 石油ストーブ2万円
 エアコン4000円
 プリンター5万円
 金庫2万5000円
  
 合計677万9000円

八王子市で農地を借り、会社員時代の同僚と農産物の生産・販売会社を創業した続橋昌志さん。

農地の賃料は1反あたり年間1万円程度と安いが、農地近くに拠点となる小屋を建てた費用は「施工会社に頼んだら意外に高くついた」と話す。農場をビニールで覆う資材など細かいものがいろいろ必要となり、これにも支出がかさんだ。

「その他もろもろ、ヤフオクを活用して節約している」という。

取材・文/髙橋光二
撮影/田部雅生、刑部友康、笹木淳、阪巻正志、橋本哲

アントレ2019.冬号
「飲食、IT、士業、民泊・・・15の商売別 開業資金いくらかかった?」より

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