思いもよらなかった本部が見つかる可能性大
「自分のやりたいこと、できることで本部を選ぶ」といっても、最初から既知の本部に絞って決めてかかるのは早計。
自分に最適な本部が見つかる確率は、数多くの未知の本部を比較検討することで高まるからだ。
また、自分の強みやスキルが予想外の未経験業種・業態に生かせるケースも少なくない。
そこで、まずはどんな本部があるのかの情報収集が不可欠だ。そのための情報源を下にまとめてみた。
それらを利用して、当初は自分が興味関心を持てる本部を多めにリストアップしておきたい。
主な情報源
【雑誌】
【インターネット】
【書籍】
【イベント】
【パンフレット】
【新聞・チラシ類】
【法定開示書面】
【諸団体・公的機関】
本部と接して「カスタマイズ情報」を
ある程度情報を集めたら、本部の説明会や展示会などのイベントに行くこと。
本部の考え方や社員の持つ雰囲気が伝わるとともに、資料にはない「自分の場合はどうか」というカスタマイズされた情報が得られるからだ。
また、そこでは本部はどこまで情報を開示しているかを検証したい。
例えば、「加盟店の営業利益率は平均で10%」と説明されても、利益がでていない加盟店の中にはマイナス10%のところもあるかもしれない。
そういった実情はFCを決める重要な判断材料で、なかなか表面には出てこないからだ。
重要な「収支モデル」は下表のチェックポイントを参考に調べてほしい。
次回の更新内容は、第5回 加盟本部選びについて
監修:民谷昌弘氏 (FCコンサルタント)
(株)アクアネット、フランチャイズ経営研究所 代表取締役
(一社)日本フランチャイズチェーン協会SV学校、経営士講座講師
(一社)日本フランチャイズコンサルタント協会会長
著書:『ザ・フランチャイズ』『失敗しないためのフランチャイズビジネス体験BOOK』、
『成功するフランチャイズ戦略』(ダイヤモンド社)、
『本当は教えたくないフランチャイズ本部成功50の教え』(出版文化社)ほか