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中小企業診断士としてコンサルタント、講師業で活躍 雇われない生き方:VOL.145

中小企業診断士としてコンサルタント、講師業で活躍 雇われない生き方:VOL.145
PROFILE

岡田 憲さん(42歳)

GSSコンサルティング㈱/川崎市宮前区

アパレルメーカーに13年勤務。営業、企画開発、生産管理、収益管理など、業務全般を幅広く経験。2008年、中小企業診断士の資格取得。10年に独立。商品開発や営業戦略のコンサルティングから経営・人材育成の研修講師、行政機関の専門家相談、衣料品製造代行事業まで幅広く手がける。

VOL.145
中小企業診断士としてコンサルタント、講師業で活躍

「できるか」より、「やるのか」。
腹を決め、見上げた空は青かった

パレルの仕事には満足していましたが、30歳目前、商社や銀行で働く友人の活躍ぶりを見て、「自分はこのままでいいのか」と自問してしまった。35歳までに転職か独立したいと考え、まずは中小企業診断士の資格取得を目指しました。

 資格取得した4年後。今度は、人脈もノウハウもないまま独立して食べていけるのかと悩んだ。コンサルティング会社への転職活動もしましたがうまくいかず、目の前の仕事にも集中できず、中途半端な自分にどんよりするだけ。

 そんな中、中小企業診断士の集まる研究会に参加し、セミナー講師に2、3年後には独立したいと話したら、「その様子では独立しないだろう」と言われて。腹が立ったけれど、自分を見つめ直したら、独立するのがこわくて逃げ道を探しているだけなんだと気付きました。それでも決断できず、父に独立のことを話したら「やってみろ」と。ここに来てようやく、「できるのか」より、「やるか、やらないか」だと腹が決まった。後日、辞表を出した帰り道は、空がやたら青く見えました(笑)。

 独立後は、士業の交流会などにドンドン顔を出し、仕事があると聞けば、どんな小さなものでも真っ先に手を挙げました。目の前の仕事に真剣に取り組むうちに、次の仕事につながり、期待にこたえる喜びを実感中! 先が見えない未来も、進んでいく中、少しずつ形が見えてくるものですよ。
 あの頃の僕は「青い鳥症候群」でした。踏み出すのがこわくて、自分の可能性をただ探し続けていただけなんです。


更新日:2016/7/6
取材・文/上野真理子 撮影/刑部友康、阪巻正志、四宮義博
アントレ2016.冬号 「いざ独立!私たちの第一歩」より

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