2019/12/25 独立ノウハウ・お役立ち

自分では選べない「職場の人間関係」を円滑にする方法とは？

「今の上司と、どうもうまくいかない」「他のメンバーとの関係が悪くて困っている」など、同じ職場で働く人たちとの間で何か悩んでいること、困っていることはありませんか？

組織で働く上で避けて通れないのが「職場の人間関係」です。職場の上司や同僚との関係で悩んでいる人は、以前に比べて増えていると言います。

職場の人間関係にはどのような変化があるのか、どうしたら円滑にいくのか、以下ご紹介します。

職場の人間関係が多様化

職場の人間関係が上手くいかない理由のひとつに「同じ職場で働く人の変化」が挙げられます。この10年で見てみると、新卒プロパー社員に女性が増え、さらに中途採用者や契約社員、派遣社員、パートタイマーなど、雇用契約上の地位や働き方が多種多様な人々の割合が増えています。このように一緒に働く人たちの多様性の増加が、職場の人間関係に影響を与えているのです。

職場の「情報交換の場」が減少

また、職場で働く人たちを取り巻く環境の変化も、職場の人間関係が上手くいかない理由に挙げられます。

もともと職場のコミュニケーションには
① 仕事に直接関わる連絡や会議
② 世間話での情報交換
の2つがあると言われていました。このうち②の世間話での情報交換は、通常の個々の仕事の枠の中では得られなかった気づきを得ることができ、職場の人間関係を円滑にする上で重要な場でした。具体的には、さまざまな部署の人々が行き交うタバコ部屋や、アフターファイブの酒の付き合い、すなわち「飲みにケーション」を通じて、さまざまな情報交換が行われてきました。

しかし最近ではタバコを吸う人が減り、お酒も以前ほど飲みに行かなくなり、世間話での情報交換の場は減っているのです。

職場の人間関係を円滑にする5つの方法

職場の人間関係が多様化し、また情報交換の場が減ってきている中で、職場の人間関係を円滑にしていくにはどうしたらよいのか？　ネット等でさまざまな方法が紹介されていますが、ここでは大きく5つの方法をご紹介します。

① 笑顔で挨拶する

職場では「おはようございます」「お疲れさまです」「お先に失礼します」と、相手が気づく前にこちらから挨拶します。その際、暗くモゴモゴと言うのではなく、笑顔で、明るく気持ちよく挨拶しましょう。

笑顔で挨拶するとまわりに伝染し、自然と職場の雰囲気も明るくなっていきます。

② 感謝を伝える

「ありがとう」という感謝の言葉を言われて悪い気持ちがする人は、ほとんどいません。助けてもらった時や相手の気遣いを感じた時、一言目に必ず「ありがとう」と感謝の思いを伝えます。

また相手が何気なくしている良いことを見つけた時も「いつも〇〇してくれてありがとう」と感謝を伝えます。

人は自分の仕事ぶりをポジティブに見てくれている人に好感を持ちます。ポジティブな言葉の力を借りて、職場の人間関係をよくしていきましょう。

③ 素直に謝る

ミスや遅れなど、あなたの至らないところを誰かに指摘された時は、きちんと謝ります。

その際、「でも」「だって」などから始まる言い訳をしないようにします。言い訳する人より、非を認めて潔く謝れる人の方が付き合いやすいのは皆一緒です。

④ 「怒りのスイッチ」を押さない

職場の人間関係を悪化させないためには、「まわりの人たちの怒りのスイッチがどこかを把握する」ことも大切です。

まず、まわりにいる人たちをよく観察し「何をされたら怒るのか、喜ぶのか」を、1人ひとり見極めます。その上で1人ひとりの「怒りのスイッチ」を押さないよう気をつけるのです。

⑤ 気を配る

職場でまわりと円滑にやっていく上で、「気配り」はとても大切です。

「気を配る」とは、文字通り「心」を「配る」ことです。自分軸ではなくて相手の立場にたって考え行動することです。

たとえば、何か困っている人がいれば「何か自分にできることはない？」と声をかける、元気がない人がいたら「どうかしたの？」と声をかけるなどです。少し心を配るだけで、まわりの人たちとの関係はいい方向に変わるものです。そうして気を配っていれば、今度自分が困った時は必ず誰かが手を差し伸べてくれるようになっていきます。