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全国で展覧会をプロデュース中。世界唯一のセロテープアートⓇ作家:VOL.223

全国で展覧会をプロデュース中。世界唯一のセロテープアートⓇ作家:VOL.223
PROFILE

瀬畑 亮さん(44歳)

ベンチャーアート・プランニング/東京都町田市

幼少期からセロハンテープ遊びを始める。
2004年からテープメーカー大手のニチバン(株)と専属作家契約を結び、世界で唯一の「セロテープアートⓇ作家」に。
全国で個展を開催するほか、セロテープⓇを使った工作キット「セロパンダTM」のプロデュースなども行う。

VOL.223
全国で展覧会をプロデュース中。世界唯一のセロテープアートⓇ作家

セロハンテープを巻いて30年以上。
アートに賭けて見えてきたプロの道

アーティスト活動は20年。セロハンテープで遊ぶようになって30年以上が経ちます。NHKの『できるかな』に憧れてテープをいじってるうちに「テープを丸めると立体ができる」と気がついて以来、ずっと。

お固い銀行員の父を納得させるため、「アートで食べていく」意識は最初から強かったんです。それには作品を売るだけじゃ足りません。スポンサーをつけて自分自身の才能そのものを売らないと。今は展覧会をプロデュースする力や商品企画も含めた、総合力で勝負しています。

昔は他の仕事もしていて、倒れるまで頑張っても作品制作にあてる時間が足りませんでした。そこを見抜かれたんでしょう、展覧会に来たお客さんに怒鳴り散らされたことがあります。「お前の言い訳を聞きに来たんじゃない!」。怖くて作品が作れなくなりましたよ。でもこれで意識が変わった。仕事はやめてアート1本に。お金がないという理由から作品の芯に新聞紙を使っていたのもやめて、100%セロハンテープで作り切ると作品のレベルが変わりました。テープだからという説明がなくてもアートとして成立する説得力が生まれたというか。僕の作品だと責任を持てるようになった気がするんです。これが僕のプロとしての原点。ニチバンというスポンサーがついたのも、それからすぐのことです。 

構成・文/東 雄介
撮影/刑部友康、片桐 圭、阪巻正志、宮田昌彦
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