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かつての馬産地・淡路島で「馬との暮らし」を取り戻す:VOL.219

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山下 勉さん(38歳)

SHARE HORSE ISLAND/兵庫県洲本市
ウェブ制作会社などに勤務した後、2013年に地域おこし協力隊として淡路島に移住。
農山村交流事業や鳥獣害対策活動のかたわら、淡路島の地域資源である馬に着目した。
17年10月に独立。
現在、農耕馬の「風月」とサラブレットの「アネロワ」、2頭の馬がいる。

VOL.219
かつての馬産地・淡路島で「馬との暮らし」を取り戻す

乗馬だけじゃない。
淡路島で手にした「馬」を仕事にする生き方

馬といったら乗馬と競馬、それだけじゃつまらないと思っているんです。かつて馬は人のパートナー。動力であり移動手段であり、「馬と暮らす」関係性がありました。その魅力を体験してもらいたくて、1日じっくり馬と過ごす「馬合宿」とか、馬のそばでお酒を飲む「馬場BAR」とか、いろいろ企画しています。
 
10年前に乗馬体験をしたのは、ほんの思いつき。でも馬にまたがったら視線が高くなって「わっ!」。心が持っていかれました。リーマンショックもあって、お金に依存し過ぎない、手応えのある暮らしに関心が向かっていた頃です。それで最初はホースセラピーの勉強を。でも馬を生業にするのはなかなか難しい。しばらくは「ローカルで生きる」ことを軸に、地域おこし協力隊に参加していました。淡路島に移住したのもその縁なんです。

淡路島はかつての馬産地。皆さん懐かしがって「昔は競馬場があって」と話をしてくれます。ここなら馬の仕事が地域おこしにつながる。協力隊として移住したことで、島の人たちに信頼してもらえたのもよかったんです。見ず知らずの人間が「馬を飼いたい」なんて「何言っとんじゃ?」でしょう。ローカルで生きていく術がないままでは、たぶん続けられない仕事。馬合宿や馬場BARも、協力隊の仕事のかたわらで試していたことです。

「素晴らしい仕事だけど、大変でしょう?」と心配されることもあります。確かに、生き物の世話は毎日のことですし、短期的なお金の勘定をしたらできないかもしれません。それでも工夫してやり繰りしています。それにお金だけが目的じゃないですから。昔の僕がそうだったように、馬にまたがった瞬間、「わっ!」と表情が変わる人たちがいる。応援してくれる人がいる。だから続けられるんですよ。
 

構成・文/東 雄介
撮影/刑部友康、片桐 圭、阪巻正志、宮田昌彦
アントレ2018.秋号 副業も事業承継も週末起業も私が選んだ「独立」のカタチより

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