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正しい事業計画の立て方

正しい事業計画の立て方

会社を運営するうえで大事になってくるのが事業計画です。事業計画をきちんと持っているかどうかで会社の経営状況は大きく変わるといっても過言ではありません。そこで今回は、事業計画を組み立てる際のコツを紹介していきます。

事業計画とはそもそも何なのか

①短期・中長期にわたり会社運営の計画を立てるもの
事業計画は数カ月から数年先までの運営方針を決めるものであり、色々な場面で役立ちます。これをしっかり記載しておくだけで、融資を受けやすくもなります。株式会社であれば、株を購入してくれる人も増えるので、会社の資金増にもつなげることができるのです。

②会社の舵とりの役割になる
会社の運営方法も事業計画を基に進めていく場合がほとんどです。例えば、次年度に1億円の売り上げを超えるという計画を立てているのであれば、それを達成するためには何をやるべきか? というように、ビジョンに沿って事業内容の拡大(縮小)なども決めていくのです。

③新規事業を成功させるために大事なもの
新規事業を検討する場合、心の中では絶対に成功すると思っていても、運営が上手くできるかどうか判断に悩むことも出てくるのではないでしょうか。そういったときに事業計画が役に立つのです。例えば、新規事業を行うことで、来期に行うと書かれた内容を本当に実現できるのか。あるいは利益を拡大できるのか。と色々な方向から検討し、判断することが可能となります。感情で判断するということも少なくなるのでとても役に立ちます。

失敗しない事業計画をつくるために

①過去5年間の財務諸表を分析する
まず、過去5年間の運営状況がどうだったのか確認することから始まります。例えば、今まで思うような利益をあげることができていなかったのであれば、何が原因なのか突き止めることも重要です。さらに借入金の額も大事になってきます。借入金が、あまりに膨れ上がると、いざ新規事業を始めたとしても維持するのが難しくなります。資産と負債のバランスを見極めることが重要になるのです。

②時代に合ったビジネスモデルか確認する
時代によって、ビジネスモデルは変わっていきます。例えば、「既婚者向けのサービスを展開していたけれど、未婚者の割合が増えてきたからターゲットを変える」というように時代に合わせて臨機応変に対応していかないと収益も上がりにくくなります。世の中が何を求めているのかという“ニーズ”も把握することが重要になるでしょう。

③他部署との連携も忘れずに
「経理・財務」だけでは事業計画は立てられるものではありません。そのためには、営業部やシステム関連の部署など、色々な事業部に実情を聞くということも忘れてはいけません。例えば、最近顧客の反応が悪い、あるいはクレームの内容が多い、というのであれば、もしかしたら事業計画に無理があるのでは? と見直すきっかけにもなります。実際に現場であがっている声も事業計画に反映させましょう。すると、より具体的なものが仕上がるはずです。

良い事業計画とは

①誰が見ても分かりやすい
まず大事なのは、色々な人が事業計画を見るということを頭に入れておくことです。いくら「経理・財務」の人たちが中身を理解していたとしても、それ以外の人たちに伝わらなければ意味がありません。数字を見るのが苦手な人でも、容易に理解できる内容に仕上げることが大事になってきます。そのためには専門用語を多用しない、大事な部分は太字や色付きの文字にして強調するというのも、1つの気遣いです。何に注目すれば良いか分かるように作成するのが大事だといえるでしょう。

②実行可能である
いくら事業計画を立てても実行不可能なものだとそれは単なる“妄想”です。根拠と実現性があるのかを明記しておかなければなりません。自分の会社の規模から世の中の時代の流れなど色々な判断基準を設けたうえで、納得してもらえる資料作りをするのが大事です。

③具体化されている
数字を出して具体化するというのも、事業計画を立てる上で絶対原則です。文章だけだと「本当にこんなに上手く行くのか?」と疑問視される場合もあります。それを防ぐために、数字を散りばめるということです。例えば、今年度の利益は〇〇円で、借入金が××円だから、事業拡大のチャンスです。というように、筋が通った文章を演出するのも、色々な人から納得してもらいやすい事業計画書だと言えるでしょう。

会社のビジョンを伝える事業計画

事業を行う際には、描いているビジョンがあります。それを実現するために大事なのが事業計画でしょう。実際に思っている内容を具体化していくことで、今まで無理だと思っていたことも叶うきっかけになるかもしれません。色々なことを分析するのはとても大変ですが、事業の運営には大事なことです。長年にわたって事業が拡大していくことを祈っております。

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目次

  1. 1.法人にも確定申告って必要なの?
  2. 2.法人税とは
  3. 3.法人の確定申告の全体的な流れ
  4. 4.まずは法人決算書と勘定科目内訳明細書
  5. 5.法人税の申告書類の作り方
  6. 6.作成した申告書を提出して納税する
  7. 7.最後に

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元記事はこちら
https://keiei.freee.co.jp/2016/11/15/business-plan-for-next-year/

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