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※ただしイケメンに限らない! 自分を魅力的に見せる、3つの「モテ力」【独立に役立つ心理学・第5弾】

※ただしイケメンに限らない! 自分を魅力的に見せる、3つの「モテ力」【独立に役立つ心理学・第5弾】

独立・起業をするにあたり、必要なことは「いかに人に好かれるのか」という視点です。

人に好かれる、すなわちモテる人は、いい縁に恵まれていい仕事が舞い込んできますが、反対にモテない人は、人が寄り付いてこないのでいい仕事が巡ってきにくくなる。

では、どのようにしたらモテるようになるのか。

心理学者の内藤誼人先生に学ぶ、独立に役立つ心理学シリーズ。

第5弾は経営者が学ぶべき「モテ力」についてお聞きしました。

内藤先生によると、モテるために必要なのはルックスだけではないそうです。

異性はもちろん、仕事仲間からもモテたい人には必見の内容です!

※ただしイケメンに限らない! モテるために必要なのは、顔でもルックスでもなく「若さ」


今回のテーマである「モテ力」。

モテるとは、異性の目に魅力的に映るということはもちろんです。

ただ独立する上で必要な「モテ力」とはズバリ、たとえ同性からであっても取引先や仕事仲間から惚れ込まれること。

つまり性別に関係なく「この人は仕事ができる、この人に頼めばなんとかなりそう」と、思ってもらえることをモテると定義します。

今回はそんな、経営者が身につけるべき「モテ力」についてお教えしましょう。

モテるために必要なこと。それは、若さです。

よく顔立ちやスタイルの良さといった外見、ルックスでモテるかモテないかが決まる、と思われがちですが、心理学的に魅力的だと言われている要素は、若さなんです。

ネブラスカ大学のケネス・ディッフェンバッカーの行った実験では、実験参加者に30名の男性の顔写真を見せ、男性たちの顔に点数をつけました。

すると30名の男性のうち「年齢が若い人ほど、魅力的に見える」という結果になりました。

つまり若く見える方が、相手に魅力的に見てもらえるのです。

では、若く見せるためにはどのようにすれば良いのでしょうか。

男性の場合は女性と異なり、一般的にあまりお化粧をしないので、手っ取り早く変えられるのは服装ですね。

独立するならスーツでなくても良くなるので、ちょっとカジュアルめなジャケットを羽織ってみたり、ネクタイは原色の青を入れてみたり。

個人差はあると思いますが、30歳以上の方なら、実年齢よりマイナス5歳くらい若い服を着てみてはいかがでしょうか。

「日焼け」するだけで、モテるようになる?

若さに続いて、モテる人に共通するのが、バイタリティです。

元気のない人間は、絶対的にモテません。覇気がなく活力のない人間は、頼りなく見えてしまい、仕事も安心しておまかせできないのです。

では、どうすれば自分のバイタリティを効果的に相手に感じさせることができるのでしょうか?

私がオススメする、1番手っ取り早い方法。それが「日焼け」です。

オーストラリア・メルボルン大学のマリタ・ブロードストックの実験をご紹介しましょう。

同じ顔写真を、コンピュータで肌の色を修正して、「まったく日焼けしていない」から、「真っ黒」までの4段階で作成し、実験参加者に評価を求めてみました。

その結果「真っ白」のときに魅力的だと感じるのは、38.0%だったのに対し、「中程度に日焼けしている」ときには60.6%にハネあがりました。

つまり、全く同じ顔でも、軽く焼いておけば、それだけ魅力的に見られるのです。逆に、青白い顔をしていると、それだけで貧相に見えて、元気も活力も精力もなさそうに見える、ということです。

オススメなのは、アウトドアの趣味を1つ作ってみること。

週末はパートナーやこども、友人と一緒に外に出るようにすれば、誰でもそれなりに日焼けすることができます。

それだけでモテるようになりますし、仕事もうまくいくようになるでしょう。

「徒歩20分の居酒屋」をポジティブに言い換えると…? “リフレーミング”を使いこなして、褒め上手になる!

モテるためには、見た目を若くしたり元気でいることも重要ですが、中身も伴っていないと真にモテる人にはなれないものです。

モテる人とは、往々にして人の悪口は言いません。逆に、人を褒めるのがとても上手です。

ここで重要なのは、ある事象に対して「ネガティブな言葉を使わずに表現する」というスキル。

心理学の言葉では、同じ事象のことを別の言い回しで言うこと、枠組みを変えて言うことを「リフレーミング」と言います。

言葉には、ポジティブなフレームとネガティブなフレームがあり、どちらを使うかで聞こえ方がまるで変わってくるのです。

では試しに考えてみてください。

「デブ」
「引っ込み思案」
「駅から徒歩20分の居酒屋」
「起業に失敗して倒産した人」

この4つの言葉は今、どちらかと言えばネガティブなフレームにありますが、これをポジティブな言葉を使って言い換えるとどうなるのでしょうか?

答えは何通りかあると思いますが、私ならこのようにリフレーミングします。

「デブ」→「ふくよかな」「風格がある」
「引っ込み思案」→「思慮深い」「控えめ、謙虚」
「駅から徒歩20分の居酒屋」→「知る人ぞ知る、隠れ家的スポット」
「起業に失敗して倒産した人」→「起業にもチャレンジした経験豊富な人」

どのような言い回しにするかは、ネガティブに聞こえなければ正直言ってなんでも構いませんが、要するに意識して「ネガティブな言葉を使わない」ようにすればいいのです。

いつも不平不満や文句ばかり言っている人は、絶対にモテません。

ではどのようにすればネガティブなフレームから、ポジティブなフレームに変換できるのか。

自分のボキャブラリーを多くすることはもちろんですが、1番の近道は「この人にはどんな良いところがあるかなあ」と、注意深く人を観察することです。

そして良いところが見つかれば、それを自然に発言する。すると、変に力が入らずに相手を褒めることになるので、あなたは褒め上手になる、というわけです。

【独立に役立つ心理学シリーズ:バックナンバーはコチラから!】
エンマ様にも舌を抜かせない! 人を喜ばせる「上手な嘘」のつき方【独立に役立つ心理学・第4弾】
https://entrenet.jp/magazine/11329/

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プロフィール:内藤誼人(ないとう よしひと)
心理学者。慶應義塾大学大学院社会学研究科博士課程修了。

大学院在学中より専門の心理学を活かした執筆活動を開始し、卒業後に有限会社アンギルドを設立。

ビジネス心理学を実践的に応用するアドバイスには定評がある。
新刊に、「リーダーのための『貞観政要』超入門」(水王舎)
「ヤバすぎる心理学」(廣済堂)など。
講演会・セミナーの依頼は、システムブレーンまで。

システムブレーン(講演・セミナー情報問い合わせ先)
http://www.sbrain.co.jp/

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