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フランチャイズ? それとも? 開業1年目オーナーの想い 年間密着取材Ⅱ~菊地さん編 第12回・最終回~

2017年11月17日

「独立・開業」を目標に実際に起業活動を進めている方の年間密着取材、第2シーズン。開業までのプロセスや想いを中心に、苦労話や失敗談まで、リアルな姿を追いかけるドキュメンタリー。

菊地美由起さんプロフィール
岩手県の保育専門学校を卒業後、すぐに結婚。家事をこなしつつ、ファストフード店やコンピューター関連の仕事に従事。数年後、離婚を機に埼玉県へ移住した。1年ほどファストフード店と服飾店で経理として働いた後、総合病院に就職。9年後に退職し、乳幼児専門の保育園に正社員として就職。3年後、次女の結婚を機に、鎌倉に引っ越す。2017年3月末で保育園を退職し、4月7日に鎌倉市内にフランチャイズの託児所をオープン。SNSを始めさまざまな販促活動を行う。

――10月の経営状況はいかがでしょうか?

10月は目標の売上を達成しそうです。お客さまの割合は3:1でリピーターの方が多いですね。

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――経営は順調ですね! 起業を検討中の方に、フランチャイズに加盟するか否か、開業形態選択時のアドバイスをお願いします。開業1年目のオーナーならではの視点をお伺いさせてください。

フランチャイズに加盟すると、大なり小なり本部の指示に従わなければいけないことも出てくると思います。でも、分からないことを丁寧に教えてくれたり、交渉時に立ち合ってくれたり、不慣れな面をサポートしてくれるので、そこをメリットと感じる人はフランチャイズでの独立をおすすめします。私は当初フランチャイズで独立しようと決めていたわけではなく、独立をかたちにしていく際に、自分のポリシーとぴったりのフランチャイズと出合い、加盟しましたが、本部がサポートしてくれることには、心強さや安心感を覚えています。

既にやりたい方向性が決まっており、交渉事を臆せずこなせるなどメンタルが強いと自負がある人は、自力で独立する形態が合っているのではないでしょうか。

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――前回、ヨガ教室への出張保育をきっかけに、鎌倉市のコワーキングスペースとの提携などコラボレーションを増やしていきたいとおっしゃっていましたが、その後、ヨガスタジオ以外でも託児はされましたか?

月1回ペースでコワーキングスペースでの出張託児を行っています。

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――やってみようと考えてからの動きが早いですね! 開業当初、「理想の託児所をつくって、子どもを預かりたい!」とおっしゃっていましたが、現在は、理想通りの託児所となっていますか?

はい。理想通りの託児所だと思っています。部屋の雰囲気、スタッフの人柄、空間、明るさ。これらの点は満足しています。

もっと理想に近づけるためには、木のおもちゃを増やしていきたいですね。あとは、持参していただいたおやつやお弁当を小分けにしたりするときにプラスチックの食器を使用しているのですが、「食」も大事なので、木もしくは竹でできたものに変えたいと思っています。また、より快適に過ごせるように空調設備を整えたいと思います。

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――保育園に勤めていた時と、経営者として保育に関わっている今、その違いはどのようなところにありますか?

保育園に勤めている時は、子ども一人一人にもっと丁寧に関わりたいと思っていました。自分が託児所を経営するようになって、それができるようになりました。

子どもの喜ぶ顔、楽しそうな声が身近に感じられることがとても嬉しく思っています。

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――販促方法について伺います。前回はメールマガジンのように大人数に一気にメッセージを送れるLINE@の活用に力を入れているとおっしゃっていましたが、そのほか、何か新しく始めた取り組みはありますか?

SNS、特にLINE@の活用は継続して力を入れています。託児所の予約状況を見て、「もっと利用していただきたいな」と思った時に、見学会の案内や割引情報、友人紹介キャンペーン情報などを配信しています。

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――取材を開始してから1年となりますが、この1年間を振り返るといかがですか?

昨年の今頃は託児所を立ち上げると決めたものの、まだ開業に向けて動いていませんでした。

開業すると決めてからも、仕事をしながらの開業準備だったので、思うように進められないこともありましたが、今こうして託児所を立ち上げ、利用する方も少しずつ増え、形になったことに喜びを感じています。

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――逆に、大変だったことは、どのようなことですか?

やはり、開業準備に十分時間をかけられなかったことと、開業後になかなか利用予約が入らなかったことです。

あとは、私の託児所は一時預かり専門なのですが、鎌倉市に私設保育施設の認可申請をしたとき、前例がなかったので書類提出など役所とのやり取りに時間がかかり、大変でしたね。

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――では、嬉しかったエピソードは何でしたか?

利用していただいた方の温かいお言葉や、子どもたちの笑い声、笑顔ですね。

また、開業が決まって早々に予約をしてくださった方が、利用後に「開業おめでとうございます。とても助かりました」と言ってお祝いのプレゼントをくださったんです。それがとても嬉しかったですね。

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今回の取材を終えて

開業するまでに十分時間が取れなかったこと、ようやくオープンしたのになかなかお客さまがいらっしゃらなかったこと、市の私設保育施設申請や手続きに手間取ってしまったこと…。迷いながらも開業を決意し、独立しても、開業後は開業後でまた新たな悩みが出てきて、悩みが尽きることはないようです。
しかし、フランチャイズ本部のサポートをうまく活用しながら、SNSを始め、毎月何かしら新しい集客方法を試すなど、努力を重ねてきたからこそ経営が軌道に乗ってきているのだと感じました。

フランチャイズでの独立か、はたまた自力で独立したほうがよいのか。菊地さんのお話を聞いて、フランチャイズ本部を十分に活用できる方にとっては、自力で独立するよりもスピーディーに経営を軌道に乗せることができるのだと思いました。

「-Season2-長期密着取材! 独立開業への道365日」シリーズ
次回の更新は、2017年11月24日(金)。
ゼリーショップの店舗探しに奮闘中の橋爪夫妻(第12回・最終回)予定。
やっと条件に合うような店舗に出合え、急展開? お楽しみに!

更新日:2017/11/17
文:篠原舞 撮影:三谷治





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