「独立・開業」を目標に実際に起業活動を進めている方の年間密着取材、第2シーズン。開業までのプロセスや想いを中心に、苦労話や失敗談まで、リアルな姿を追いかけるドキュメンタリー。
来春開校? 開業5カ月で2校目の準備を開始 年間密着取材Ⅱ ~山本さん編 第11回~
大学卒業後、学生時代にアルバイトをしていた大手の学習塾に入社。退職後、フランチャイズの学習塾を開業。雑誌の取材を受けるなど経営は順調だったものの、理想とする塾のスタイルと違うと感じ塾を閉める。その後、大手の個別指導塾に入社し、個別指導の運営方法などを勉強。退職後、2017年4月、神奈川県に「子別指導塾らぼ」という塾を開校。その3カ月後には黒字化し、現在は「子別指導塾らぼ」の2校目をフランチャイズで開校したいという知人のため、開業準備も手伝っている。
――お知り合いの方が、フランチャイズとして2校目を開校するというお話がありましたが、開校準備はいかがですか?
――2校目の物件はどのような条件で決める予定ですか? これから塾開業を目指す方へ物件選びでアドバイスなどはありますか?
――ほかに、使用する教材などの選び方で気をつけていることなどはありますか?
――生徒さんや親御さんへの接し方で気をつけている点が、もしあるようでしたら教えてください。
――前回、人員を増やしたいということでしたが、どなたか新しい方は雇いましたか?
――昨年の今頃は、まだ塾に勤めていらっしゃいましたよね。この1年をふり返っていかがですか?
「独立した際には無駄な業務を省いて必要なことに絞ったシンプルな経営をしたい」と考えていました。そのことが従業員の残業を減らすことにもつながっていると思います。
今は、大変な経理も税理士に任せることにしたので、独立してからの方が早く帰宅できています。
――自分のペースで進められるので、無理をしなくなるのかもしれないですね。
――なるほど! それでは最後に、この1年間で一番うれしかったこと、楽しめたエピソードをお願いします。
今回の取材を終えて
独立・開業はとても大きな決断です。失敗しないために、たくさんの情報を調べたり、人に聞いたりという作業は、やってもやっても不安はなくならないでしょう。ですが、山本さんのいう塾開業時の大事なポイントは、とてもシンプルです。「どうすれば生徒さんが気持ちよく勉強できるか」その軸を忘れずに、自身のペースで進めていくことが一番重要なのだと思いました。
「-Season2-長期密着取材! 独立開業への道365日」シリーズ
次回の更新は、2017年11月10日(金)。
2019年春の定年までにどう独立するかを決めたい林原さん編(第12回・最終回)予定。
思えば仕事を楽しめなかった会社員時代。独立後は仕事も楽しみたい! お楽しみに!
更新日:2017/11/6文:篠原舞 撮影:中村公泰
- 第1回 “人が教える”という基本に立ち戻り 理想の学習塾を2017春に立ち上げたい
- 第2回 昨年12月に開業場所が決定 融資申請とともに内装や看板手配を進める
- 第3回 日本政策金融公庫との創業融資面談も終え、着々と進む開業準備
- 第4回 融資も満額おりて、内装工事を開始。いよいよ準備も本格的に!
- 第5回 業界を渡り歩き、理想の塾を開校。当面は販促より内部充実に注力予定
- 第6回 生徒さんたちの成績を上げることを第一に考え、授業に集中する日々
- 第7回 個人で独立した今、フランチャイズの開業経験が生きている
- 第8回 開校3カ月。月割で収支計算すると既に黒字化!
- 第9回 収支計算に捉われすぎずに開業3カ月で黒字化できたワケ
- 第10回 集客成功のカギは“紙にこだわったチラシ”
- 第11回 来春開校? 開業5カ月で2校目の準備を開始
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