クレジットカードのキャッシング枠とは?カードローンとの違い!金利比較/審査通りやすさ/限度額を徹底解説

クレジットカードのキャッシング枠とは

今回はクレジットカードのキャッシング機能について解説します。

生活をしていて、今月はどうしてもお金が必要だ!という時ってありますよね?

そんな時は、クレジットカードのキャッシング機能がおすすめです。

クレジットカードは、買い物や公共料金引き落としに使うだけのアイテムではありません。

キャッシング機能を使えば、ATMでカンタンに現金を引き出すことができます。

そこで今日は、意外とわからない、クレジットカードのキャッシング機能をわかりやすく解説します。

クレカ・ソムリエ
キャッシング機能が付いたクレジットカードをまだ持っていない人は、今すぐお金を借りるために「即日発行のクレジットカード」を申し込む手段もあります。

この記事を読むことで、

といった内容が理解できます。

最後まで記事を読めば、在籍確認ナシで職場に借金を疑われずにお金を借りる方法リポ払いの元金が減らない場合の減額相談方法まで理解できます。

キャッシング機能を正しく理解せずに、多重負債にハマってしまう人もいます。

本記事では、クレジットカードのキャッシング機能について、必要な情報をすべて詰め込みました。

ぜひ最後まで読んで参考にしてくださいね。

目次

クレジットカードのキャッシング機能とは?

クレジットカードのキャッシングとは、クレジットカードを使ってATMなどからすぐにお金が借りられる機能です。

クレジットカードが持っている機能は、現金を持っていなくてもカードで買い物ができる、いわゆるショッピング利用だけではありません。

カードを利用してお金を借りる、いわゆるキャッシング機能も、クレジットカードの一機能として付帯されています。

キャッシング機能の特徴

住宅ローンやマイカーローンなど、あらかじめお金の使用用途が決まっているカードローンとは違って、借りたお金の使い方は、自分で自由に決められます。
あらかじめ決まった利用限度額の範囲内であれば、追加で何度でも現金を借りられます。

キャッシング枠とは?

キャッシング枠とは、クレジットカードのキャッシング機能を使ってお金を借りられる上限金額(限度額)のことです。

キャッシングだけでなく、カードローンも同様ですが、限度額は人によって異なります。

総量規制という法律によって、キャッシング枠は「年収の3分の1以内」と決められています。

つづいて、「クレジットカードのキャッシング機能のメリット」を見ていきます。

クレジットカードのキャッシング機能のメリット

ここでは、クレジットカードのキャッシング機能のメリットをまとめました。

    どれも魅力的なメリットばかりなので、それぞれ詳しく見ていきます。

    ①24時間365日、急な出費でもいつでも気軽に借りられる

    クレジットカードのキャッシング機能のメリット一つ目は、24時間365日いつでも気軽に借りられる点です。

    日々の生活の中で、「今月はどうしてもお金が必要だ!」という時ってありますよね?

    そんな時にも、ATMなどで口座から現金を引き出す感覚で、手軽にお金を借りられるのが最大の魅力です。

    もし、すでにキャッシング機能付きのクレジットカードを持っているのであれば、審査や手続きに手間がかからず、すぐにお金を借りられて便利です。

    ②借りたお金の使い道を自由に決められる

    クレジットカードのキャッシング機能のメリット二つ目は、資金の使い道が決められていない点です。

    たとえば、住宅ローンやマイカーローンなどは、借りたお金の使用用途が制限されてしまいます。

    そのため、別の用途でお金が必要になった場合は、また別の手段でお金を借りる必要が出てきて不便です。

    しかし、キャッシング機能で引き出したお金は、旅行代や友人の結婚式、自動車の購入費・子供の養育費など、突発的な出費から日々の生活費まで幅広く使うことができます。

    こうしたキャッシングは、海外でも利用可能です。

    ③海外でもキャッシングを利用可能

    クレジットカードのキャッシング機能のメリット三つ目は、海外でもキャッシングを利用可能な点です。

    クレジットカードならではのメリットが、海外キャッシングです。

    海外旅行時でも最低限の現金は用意する必要がありますが、クレジットカードなら手軽に現地のATMで、現地通貨を引き出すことができます。

    これは借金の手段というより、優れた両替の手段と考えたほうがいいでしょう。

    後日日本円で返済できるため、キャッシング利息を考慮に入れても、為替レートや両替手数料を考えるとお得です。

    旅行に便利な海外キャッシングですが、他のお金を借りる手段であるカードローンやキャッシング専用カードには付いていません。

    クレジットカードが一枚あれば、海外で現金を持ち歩くのが心配な時にも非常に助かります。

    ④審査に通りやすい

    クレジットカードのキャッシング機能のメリット四つ目は、(カードローンと比較して)審査に通りやすい点です。

    カードローンもキャッシングも利用には審査がありますが、カードローンは審査に落ちてしまうと、1円も借りることができません。

    しかし、キャッシングであれば、希望額が審査に落ちてしまったとしても金額を落として審査に通してもらえるケースが多いです。

    たとえば、希望額50万円の審査に通らなくても、20万円で審査を通してくれることもあります。

    ⑤クレジットカードの申し込みと同時にキャッシング機能を申請できて便利

    クレジットカードのキャッシング機能のメリット五つ目は、クレジットカードの発行申し込みと同時に、キャッシング機能を申請できて非常に便利な点です。

    クレジットカードのキャッシング枠は、普段使う必要はありません。

    それでも、いざという時に「いつでもお金を借りられる」というのは非常に役に立ちます。

    クレジットカードは、普段の買い物から公共料金引落し、税金支払いにETCカードなど目的が多岐にわたる、社会生活に必須のアイテムです。

    そんなクレジットカードとセットで、申請できるので手間が少なくてとても便利です。

    ⑥在籍確認が来る可能性が低く、もし電話があっても職場に借金を疑われづらい

    クレジットカードのキャッシング機能のメリット六つ目は、在籍確認が来る可能性が低く、もし電話があっても職場に借金を疑われづらい点です。

    カードローンと違ってクレジットカードの場合は、「在籍確認」(職場に掛かってくる個人名での電話)の可能性が少ないのも、大きなメリットです。

    もし電話があったとしてもクレジットカード会社なら、個人名でなくカード会社の名前でかけてくれます。

    職場に個人の電話が掛かることのない昨今、周りの人に不審に思われたり、借金をバレてしまう危険性もあります。

    そのため、消費者金融や個人の名前で電話があると「あの人、借金してるの?」と心配されてしまいそうですが、銀行やカード会社の名前であれば「新しいクレカでも作ったのかな?」と思ってもらえるので、印象が大きく変わります。

    つづいては、「クレジットカードのキャッシング機能のデメリット」を見ていきます。

    クレジットカードのキャッシング機能のデメリット

    ここでは、クレジットカードのキャッシング機能のデメリットをまとめました。

    デメリットだけでなく、その解消法も併せて紹介しています。

    ①金利が高い

    デメリット 金利が高い
    解決法 低金利のカードを選ぶ

    キャッシングのデメリットの一つ目は、金利が高い点です。

    クレジットカードのキャッシング金利は、商品者金融(カードローン)と同程度ですが、銀行(カードローン)と比べると少し高めに設定されています。

    • プロミス・・・17.8%
    • アコム・・・18.0%
    • エポスカード・・・18.0%
    • 三井住友銀行カードローン・・・14.6%

    このように、キャッシング機能や商品者金融カードローンの金利は、利息制限法の上限である18.0%が大部分です。

    しかし、三井住友ゴールドカード(NL)のように金利上限の安いカードも存在します。

    年会費無料のカードでも、うまく探せば低金利のキャッシングができるカードもあります。

    たとえば、オリコのゴールドカードは数種類ありますが、格安ゴールドの「Orico Card THE POINT PREMIUM GOLD」を除くと、いずれも金利上限15.0%(例:オリコ「ロゼッタ」)です。

    ②キャッシング枠はショッピング枠との合算になる

    デメリット 総利用枠によって、キャッシングできない場合がある
    解決法 ただし、大量のクレカを発行しているケースなど、ショッピング枠とキャッシング枠の合計が限度額になっていることはあまりない

    キャッシングのデメリットの二つ目は、キャッシング枠がショッピング枠との合算になる点です。

    クレジットカードのキャッシング枠はショッピング枠と別個に設定されていますが、実は総利用枠(=ショッピング枠とキャッシング枠の合計での限度額)が存在します。

    そのため、以下の状況が発生するケースもあります。

    • ショッピング枠の金額設定を自分が借りられる限界額に設定していると、キャッシング枠が設定できなくなる
    • キャッシング枠を作ることでショッピング枠の限度額が下がる

    ただし、ショッピング枠の利用額が限度額一杯になっていない状況では、それほど気にする必要はありません。

    ③引き出しに手数料がかかる

    デメリット ATMを利用すると手数料が発生する
    解決法 振込融資にする

    キャッシングのデメリットの三つ目は、ATMを利用したお金の引き出しに手数料がかかる点です。

    最近では手数料無料の専用ATMを持つクレジットカード(たとえばエポス、セゾン)も増えてきました。

    しかし、銀行やコンビニの提携ATMでキャッシングすると、通常は以下のATM手数料が発生します。

    • 1万円以下・・・110円
    • 1万円超・・・220円

    ※随時返済時であっても同様です。

    提携ATM手数料無料がメリットのエポスカードも、2022年10月から有料となりました。

    ただし、手数料が掛かるのはクレジットカードだけではありません。

    消費者金融カードローンでも、自動契約機併設のATMでなく提携ATMで借入・返済をすると、多くの場合手数料が掛かります。

    もし手数料を支払いたくない場合は、クレジットカードのネットキャッシングを活用しましょう。

    ネットキャッシングとは、スマホやパソコンから申し込んで、クレカの引き落とし口座へ希望金額を振り込めるサービスです。

    ※ネットキャッシングでは借入れの場合、24時間申し込み可能で、手数料も完全無料です。

    つづいては、「クレジットカードのキャッシング機能」と「カードローン」との違いを見ていきます。

    (消費者金融や銀行の)カードローンとの違いを比較

    お金を借りる手段として、「クレジットカードのキャッシング機能」や「カードローン」が一般的です。

    それぞれ特徴があり、金利や返済方法、審査の厳しさ、借入の上限額などに違いがあります。

    ここでは、そんなクレジットカードのキャッシング機能とカードローンとの違いを紹介します。

    メモ

    カードローンとは、消費者金融や銀行などが提供している専用カードでお金を借りられるサービスです。

    ※一般的にカードローンという言葉は、銀行カードローンと消費者金融カードローンを指すことが多いです。

    それぞれの特徴を比較

    項目 クレジットカードのキャッシング機能 (消費者金融や銀行の)カードローン
    金利 14.0%~18.0%
    ※18.0%のケースが多い
    3.0%~18.0%と幅広く設定
    ※消費者金融は18.0%のケースが多い
    ※銀行は借りる金額によって金利が安くなる
    審査の厳しさ ◎ゆるめ △厳しめ
    返済方法 翌日にまとめて支払う「一括払い」と、毎月固定の金額を返済する「リボルビング払い」から選べることが多い 「リボルビング払い」が一般的
    借入金額の上限(限度額) 10~300万円程度 10~1,000万円程度(※多くは500万円や800万円が上限)
    海外利用 利用可能 利用不可
    特徴 「一括払い」を選択すれば、手数料が無料になることも多い。
    キャッシング利用可能なクレカをすでに持っていれば、面倒な手続きや審査ナシで申し込める。
    海外旅行や出張での利用にも◎
    まとまったお金が必要な場合は、金利が有利になる。

    金利の違い

    提供会社 キャッシング カードローン
    楽天 楽天カード 年18.0% 楽天スーパーローン 年1.9%~14.5%
    オリコ Orico Card THE POINT 年15.0%~18.0% CREST 年4.5%~18.0%
    三菱UFJ銀行 MUFGカード 年14.95%~17.95% バンクイック 年1.8%~14.6%

    金利に関しては、クレジットカードは年18%のケースが多い中で、カードローンは年3%~18%と幅があります。

    最大金利はどちらも同じですが、同じカードローンの場合、消費者金融と銀行の間でも差があります。

    たとえば、商品者金融は18%の金利が適用されるケースが多いですが、銀行は(50万円や100万円など)利用金額が多ければ多いほど、適用される金利が安くなっていく特徴があります。

    具体例をもとに、それぞれの上限金利を比較

    • エポスカード(キャッシング)・・・18.0%
    • プロミス(消費者金融)・・・17.8%
    • アコム(消費者金融)・・・18.0%
    • 三井住友銀行カードローン(銀行)・・・14.6%

    このように金利面では、消費者金融とクレジットカードのキャッシングはほとんど同一であることがわかります。

    プロミスのように、金利を若干下げている業者もあります。

    さらに、補足情報をご紹介します。

    • 100万円を超える限度額の場合、キャッシングもカードローンも法律上、上限金利が15.0%となる
    • 100万円を超える限度額設定をしてくれるクレジットカードは少ない(例:オリコゴールドUptyなど一部存在)
    • ゴールドカードを中心に、15.0%が上限金利のクレジットカードもある(例:三井住友ゴールド)

      審査の厳しさ

      「クレジットカードのキャッシング」も「カードローン」も、当然審査があります。

      それぞれの特徴は以下で、小額から借りられるキャッシング機能の方が「審査に通りやすい」という特徴があります。

      比較 審査基準 借入金額
      クレジットカード ◎ゆるめ こちらの希望額で審査に通らなくても、キャッシング枠10万円など低額で審査に通してくれることが多い
      カードローン △厳しめ 審査を通過できれば貸してくれるが、通過できないケースも多数

      クレジットカードのキャッシング機能は、もし希望額で審査に通らなくても、少額で審査を通してくれることが多いです。

      そのため、キャッシング枠で使える金額が「低額だ」と思われがちです。

      しかし、クレジットカードを定期的に使っていると、どんどん信用が増していき、キャッシング枠の限度額を引き上げてもらえます。

      さらに、そうした信用を増やすために「キャッシング利用ではなく、ショッピング利用で構わないという点も魅力的です。

      つまり、クレジットカードでの買い物や通販サイトでの決済で、ショッピング利用の実績を積むことで、キャッシング枠を増やすことができるのです。

      返済方法の違い

      キャッシング 翌日にまとめて支払う「一括払い」と、毎月固定の金額を返済する「リボルビング払い」から選べることが多い
      カードローン 「リボルビング払い」が一般的

      一括で返済できる目途があれば、キャッシングで「一括払い」を選択した方が最終的に支払う手数料は安くなります。

      又、リボルビング払いには、「残高スライド方式」と「元利定額方式」の二種類の返済方法があります。

      • 残高スライド方式:利用残高に応じてあらじめ設定された金額を支払う返済方法(毎月の返済額が変動)
      • 元利定額方式:利用残高に関わらず、毎月一定額を支払う返済方法

      借入金額の上限(限度額)の違い

      キャッシング 10~300万円程度
      カードローン 10~1,000万円程度(※多くは500万円や800万円が上限)

      借入金額の上限は、キャッシングが10~300万円程度と低めに設定されていることが多いです。

      なお、クレジットカードのキャッシング枠はショッピング枠の中に含まれています。

      たとえば、ショッピング枠が30万円、キャッシング枠が20万円の場合。

      • ショッピング枠が20万円なら、キャッシング枠は10万円
      • ショッピング枠が30万円なら、キャッシング枠は0円

      このようにキャッシング枠はショッピング枠の一部なので、ショッピング枠との合計で30万円を超えることができません。

      以下に「借入金額の上限(限度額)」の具体例をまとめましたので、参考にしてください。

      提供会社 借入の手段 借入可能な金額の範囲
      楽天 楽天カードのキャッシング 5~100万円
      楽天スーパーローン 10~800万円
      オリコ Orico Card THE POINTのキャッシング 10~100万円
      CREST(カードローン) 10~500万円
      三菱UFJ銀行 MUFGカードのキャッシング 10~200万円
      バンクイック(カードローン) 10~500万円

      こうした借入金額の上限(限度額)は、人によって異なり、総量規制によって「年収の3分の1」と決められています。

      審査完了までの期間・スピードの違い

      キャッシング キャッシングを利用できるクレジットカードを持っていない場合は、カードの入会手続きから行う必要がある
      中には最短即日のカードもあるが、一部に限定
      カードローン 審査が早く、最短即日のカードが多い

      消費者金融カードローンは金利が高い分、審査が早いという特徴があります。

      具体的には以下です。

      • プロミス:融資まで最短1時間
      • アコム:審査最短30分、最短即日融資
      • アイフル:審査最短30分、最短即日融資

      クレジットカードのキャッシング機能も最短即日発行、即日融資できるカードもありますが、一部に限定されます。

      即日発行できるクレジットカードではない場合、まだキャッシングを利用できるクレジットカードを持っていなければ、カードの入会手続きから行う必要があります。

      具体的には、入会手続き後に審査が行われ、結果メールの送付からカード発行まで、8営業日ほどかかるようです。

      つづいては、「クレジットカードのキャッシング機能でお金を借りる方法」を見ていきます。

      クレジットカードのキャッシング機能でお金を借りる方法

      ここでは、クレジットカードのキャッシング機能でお金を借りる方法を2つまとめました。

      それぞれどのような違いがあるのか、詳しく見ていきます。

      ①コンビニやATMでお金を引き出す

      クレジットカードのキャッシング機能でお金を借りる方法一つ目は、コンビニやATMでお金を引き出す方法です。

      銀行やコンビニのATMにクレジットカードを挿入し、必要な金額と暗証番号を入力すればお金が出てきます。

      クレジットカードの場合、操作の途中で「一回払い」「リボ払い」が選べます。

      来月に返済できる目途があるなら一回払いですが、大金を借りる場合は毎月決まった額を返済しやすいリボ払いがおすすめです。

      操作手順はキャッシュカードとほぼ変わりませんが、ATMでは手数料を取られるケースがほとんどです。

      つづいては、手数料を取られない「引き落とし口座への入金」を見ていきます。

      ②引き落とし口座に入金してもらう

      クレジットカードのキャッシング機能でお金を借りる方法二つ目は、引き落とし口座に入金してもらう方法です。

      ほとんどのカードにおいて、公式サイトのマイページ(またはアプリ)から手続きして、クレカの引き落とし口座へ希望金額を振り込んでもらえます。

      振り込み先の口座は、カードローンと違ってすぐには変更できません。いつもの残高引き落とし口座限定となります。

      引き落とし口座への振り込みには、次のメリットとデメリットがあります。

      メリット
      • 手数料を取られない
      • 第三者に振り込む必要がある際に、借りた現金を入金しなくていいので快適
      • 銀行の引き落としがある日の当日であっても、振込融資を受けると間に合うケースが多い
      デメリット
      • 銀行の営業時間外では、翌営業日振込になるカードもある

        消費者金融大手と同様、振り込み日が翌営業日になるカードも存在します。

        それでも三井住友カードやイオンカード、楽天カード(楽天銀行が指定口座の場合)、エポスカードのように常時振込可能のものも増えています。

        つづいては、「ATMからお金を引き出すまでの手順」を見ていきます。

        クレジットカードのキャッシング機能を使って、ATMからお金を引き出すまでの流れ・手順

        ここでは、クレジットカードのキャッシング機能を使ってATMからお金を引き出すまでの流れを見ていきます。

        • STEP1:クレジットカードをATMに投入する
        • STEP2:ATM画面の「お借り入れ」ボタンを押す
        • STEP3:暗証番号を入力する
        • STEP4:返済方法を「1回払い」「リボ払い」から選択する
        • STEP5:借り入れ希望金額を入力する
        • STEP6:STEP6:現金・利用明細・クレジットカードを受け取る

        銀行やコンビニのATMにクレジットカードを挿入し、必要な金額と暗証番号を入力します。

        操作の途中で、「1回払い」「リボ払い」などの支払い方法が選べます。

        待ち時間はほとんどなく、カードを挿入してからお金が出てくるまで「1~2分ほど」しかかかりません。

        ATMキャッシングなら24時間365日受け付けているので、土日に即日融資を受けたい人にも便利です。

        つづいては、「キャッシング利用するなら使いたい、おすすめのクレジットカード5選」を見ていきます。

        キャッシング機能を利用するなら絶対に使いたい!おすすめクレジットカード5選

        ここではキャッシング枠を利用するなら使いたい!おすすめのクレジットカード5選をまとめました。

        ほとんどのクレジットカードにはキャッシング枠が付けられますが、正直おすすめできないものも多いです。

        注意!

        たとえば、以下のようなカードは非常に不便なので、選ばないようにしましょう。

        • ATM返済不可
        • 振込融資不可
        • 随時返済はオペレーターに電話した上での振込のみ

            そこでここからは、キャッシング機能が付いたおすすめのクレジットカードを紹介します。

            ①エポスカード

            エポスカード

            >エポスカードの申込はこちら<

            優待を受けられる店舗数の多さが魅力!

            おすすめポイント エポスカードセンターで即日発効
            年会費 無料
            ポイント還元率 0.5%
            キャッシング限度額 50万円

            エポスカードはクレジットカードでありながら、消費者金融に太刀打ちできるキャッシングに強いカードです。

            ※クレジットカードなので消費者金融のデメリットがなく、メリットだけを享受できます。

            具体的には、こんなメリットがあります。

            メリット
            • 無利息期間あり
            • マルイをはじめ専用ATMが街中にも多く設置
            • 24時間365日振込
            • 提携手数料無料(※ただし2022年10月より有料)
            • エポスカウンターで即日発行できるため、即日融資可
            • セブン銀行ATMでカード不要のスマホ返済可能
            • コンビニレジでも返済可能(ペイスル)

            このように大手の消費者金融で可能なことは、エポスカードでもほとんど可能です。

            唯一の欠点としては、限度額が「50万円」までに限られている点です。

            優待を受けられる店舗数の多さが魅力!

            ②三井住友カード

            三井住友カード(NL)

            >三井住友カード(NL)の申込はこちら<

            高還元だけじゃない!最短5分で即時発行、年会費も永年無料!

            おすすめポイント 24時間365日振込
            年会費 無料のカードが多い(NL、CL等)
            ポイント還元率 0.5%
            キャッシング限度額 300万円

            三井住友カードは、券面に番号のない「ナンバーレス」(NL)、カード券面のない「カードレス」(CL)をはじめ次々と業界を驚かせています。

            そのキャッシングには、以下のようなメリットがあります。

            メリット
            • カードを入手当日に融資が受けられる(最速の場合)
            • 24時間365日振込可
            • ゴールドカードは金利15.0%

                「NL」「CL」など即時発行カードを入手すると、その日に振込でキャッシングが受けられます。

                知名度も高く、セキュリティも万全!

                ③楽天カード

                楽天カード

                >楽天カードの申込はこちら<

                年会費無料で、楽天ポイントがザクザク貯まる!

                おすすめポイント キャンペーン豊富
                年会費 無料
                ポイント還元率 1.0%
                キャッシング限度額 50万円

                業界1位の人気を常に誇る楽天カードですが、キャッシングの実力に関しても本物です。

                即時発行カードではないので即日融資は受けませんが、それでも次のメリットがあり、使い方によっては非常に役立ちます。

                メリット
                • 楽天銀行が引落口座の場合、24時間365日融資可
                • キャンペーンが多く、キャッシングで抽選によりポイントや現金を獲得できる機会が多い
                • 指定日予約振込(融資日を予約できるので、利息が最低限で済む)

                  年会費無料で、楽天ポイントがザクザク貯まる!

                  ④セゾンカード

                  セゾンカード・インターナショナル

                  >セゾンカード・インターナショナルの申込はこちら<

                  貯めたポイントは永久不滅で有効期限ナシ!

                  おすすめポイント セゾンカウンターで即日発効
                  年会費 無料
                  ポイント還元率 0.5%
                  キャッシング限度額 90万円

                  セゾンカードは、キャッシング機能が付いたクレジットカードを即日発行できる点が最大の魅力です。

                  三井系ショッピングセンター等、全国にセゾンカウンターが存在し、申し込んだその日にセゾンカウンターで受け取れます。

                  さらにセゾンカウンターの脇にはATMがあるので、つまりセゾンカードは即日融資可能なカードとなります。

                  キャッシングとは関係ありませんが、ETCカードも即日発行してもらえる非常に珍しいカードです。

                  セゾンカードのメリットです。

                  メリット
                  • 即日受取により当日キャッシング可能
                  • 専用ATMが比較的多く、ATM手数料が発生しない

                  貯めたポイントは永久不滅で有効期限ナシ!

                  ⑤イオンカード

                  イオンカードセレクト

                  >イオンカードセレクトの申込はこちら<

                  ずっと年会費無料!

                  おすすめポイント 24時間365日振込
                  年会費 無料
                  ポイント還元率 0.5%
                  キャッシング限度額 300万円

                  イオンカードのキャッシングは他のクレジットカードと、根本的に違っている点があります。

                  • 一般のクレジットカード・・・貸金業法に基づき貸し出す
                  • イオンカードや地銀系クレジットカード・・・銀行法に基づき貸し出す

                  イオンカードはイオン銀行が発行しているため、キャッシング枠が独特です。

                  申込者の申請に基づかずに、審査においてキャッシング枠を付けてくれます。

                  総量規制が適用されないため、キャッシング限度額は300万円と高額です。

                  そんなイオンカードのメリットです。

                  メリット
                  • イオン銀行ATMが全国に存在する(手数料無料)
                  • ゆうちょ銀行ATMでも手数料無料
                  • 24時間365日振込融資
                  • カード受け取りの前に一度振込融資を受けられる

                  このようにかなりメリットが多く、欠点といえば「カードが即日発行でない」ことぐらいです。

                  ※イオンの特設カードカウンターに行けばカードを即日発行してくれるのですが、仮カードなのでキャッシング利用はできません。

                  イオン銀行が発行しているクレジットカード!

                  つづいては、「キャッシングで借りたお金の返済方法」を見ていきます。

                  クレジットカードのキャッシング機能で借りたお金の返済方法

                  ここでは、クレジットカードのキャッシングで借りたお金の返済方法を見ていきます。

                  返済期間が長引くにつれて利息も増えてしまうので、借りたお金はできるだけ早めに返済しましょう。

                  気になるところから読む

                  一括返済

                  カードローンとは違って、クレジットカードのキャッシングの場合は「一括返済(※一括払い)」での返済が可能です。

                  通常のショッピング代金と同様、カード支払日に一緒に引き落とされます。

                  リボ払いと異なり、利息の計算方法もシンプルです。

                  <前提>
                  ・キャッシングの日から支払日(返済日)までが30日
                  ・金利18.0%のカード
                  ・キャッシングの額10万円

                  <利息の計算方法>
                  100,000円×18.0%÷365日×30回=1,479.45円

                  このように利息は1,479円となり、キャッシング1回払いについての引き落とし額は111,479円となります。

                  計算の手順は次の通りです。

                  1. 借入額に金利を掛けると、年間利息が出る
                  2. 365(うるう年の場合366)で割ると、1日の利息が出る
                  3. 1日の利息に借りた日数を掛けると、ある期間における返済額が出る
                  4. 1円以下の端数は切り捨てる

                  リボ払い

                  「クレジットカードのキャッシング」や「カードローン」では、多くの人がリボルビング払い(※通称:リボ払い)を選択しています。

                  「リボ払い=怖い」というイメージから「使ってはいけない」と思い込んでいる人もいますが、それはショッピング利用の話なので、切り分ける必要があります。

                  キャッシングやカードローンの場合、どうしても手数料(利息)が発生するため、過度にリボ払いを避ける必要はありません。

                  ごく数日という借り入れであっても、随時返済の容易な「リボ払い」はおすすめです。

                  以下に、リボ払い選択時の利息の計算結果を載せます。

                  <前提>
                  ・キャッシングの日から支払日(返済日)までが30日
                  ・金利18.0%のカード
                  ・キャッシング額は10万円
                  ・月の利息は、返済額と別個で支払うものとする
                  ・毎月の支払額は1万円と決まっている(借入額から自動で決まることが多い)

                  リボ払いの利息の計算結果です。

                  • 利息の額は1,479円(1回払いのケースと同一)
                  • 返済額は11,479円(定例返済額と利息)
                  • 借入元本は1万円減って、9万円

                  次の支払日は、元本である9万円に金利を掛けて算出します。

                  つづいては、クレジットカードでキャッシング利用で、「返済が遅れてしまった場合にどうなるのか?」を見ていきます。

                  クレジットカードでキャッシングを利用した後、返済が遅れたらどうなる?

                  ここでは、クレジットカードでキャッシング利用した際、「返済が遅れてしまったらどうなるのか?」をまとめました。

                  クレジットカードのクレジットとは、「信用」や「信頼」を表す言葉です。

                  しかし、返済(支払日の引き落とし)が遅れると、その「信用」に傷が付いてしまいます。

                  楽天カードやイオンカードなど、引き落としの遅れがあることを前提にした再引き落としサービスもあります。

                  ①遅延損害金が発生する

                  カードの支払いが遅れると、支払いが完了するまで遅延損害金が発生します。

                  わかりやすく説明すると、「通常の利息」が「特別な利息(上限20%)」に変わってしまいます。

                  たとえば、18.0%の金利が20.0%になるだけでなく、15.0%やもっと低い設定の金利も一律で20.0%となります。

                  ②クレジットカードが使えなくなる

                  カードの支払いが遅れると、そのクレジットカードは自動的に利用ができなくなります。

                  カード会社が銀行口座の引き落とし不能を把握するまでは数日のタイムラグがあるため、支払日を過ぎると直ちにストップする訳ではありません。

                  しかし、支払日から数日以内に、必ずカードが利用停止してしまいます。

                  その後、無事に支払いが確認されると、クレジットカードの利用停止は解除されます。

                  ③遅滞期間が3ヶ月を超えると、ブラックリスト入りもあり得る

                  カードの支払いが遅れると、最悪の場合、ブラックリスト入りもあり得えます。

                  個人の契約状況や支払いの履歴は、「信用情報機関」で管理されています。

                  ブラックリスト入りとは、支払い遅延などのネガティブな記録が信用情報機関に登録されてしまうことを指します。

                  一般的には、キャッシングまたはショッピング利用額の滞納が「3か月目」に入るとブラックリスト入りとなります。

                  信用情報機関の会員である金融機関(カード会社や銀行)は、個人を審査する際にこの登録情報を参照します。

                  そのため、返済遅れ等の金融事故が記録されていると、ブラックリストメンバーだということがわかり、クレジットカードの発行やキャッシング枠の利用などの審査を通さないようにするのです。

                  ④電話や催促状が自宅に送られる可能性がある

                  カードの支払いが遅れると、カード会社からの電話連絡や自宅に催促状が送られてきます。

                  ※クレジットカードもカードローンも、対応内容は同じです。

                  カード会社によっては、ごく簡単な裁判(民事訴訟)を起こされ、給料を仮差抑えられたり、勤務先の信用が失われることもあります。

                  ⑤クレジットカードの強制解約され、5年以上カードを作れなくなる

                  カードの支払いが遅れると「ブラックリスト」状態になると、ほぼ間違いなくカードは強制解約となります。

                  カード各社が共通して閲覧できる個人信用情報に傷がついてしまうため、滞納していないカードも強制解約となってしまいます。

                  そして滞納を解消してから5年以上経つまで、クレジットカードは作れなくなってしまいます。

                  ただし、デポジットのカードであれば作成できる可能性がありますが、もちろんキャッシング機能はついていません。

                  クレジットカードを扱う上で最も大事な信用を失うのはアッという間です。

                  くれぐれも計画のないキャッシングや、ショッピングをしてしまわないように注意しましょう。

                  つづいては、「クレジットカードのキャッシング機能」と「キャッシング専用カード」の違いを見ていきます。

                  キャッシング専用カードとの違い

                  お金を借りる手段としては、クレジットカードのキャッシング機能以外に、「カードローン」があります。

                  このカードローンですが、銀行や消費者金融にとどまらず、クレジットカード会社も発行しています。

                  ここでは、クレジットカードの「キャッシング機能」と、クレジットカード会社が発行する「キャッシング専用カード」の違いを紹介します。

                  「JCBのクレジットカード」と「JCB発行のキャッシング専用カードFAITH」の特徴を比較

                  項目 クレジットカードのキャッシング キャッシング専用カード
                  カード名 JCBカード FAITH
                  金利(上限) 18.0% 12.5%
                  借入限度額(上限) 100万円 500万円
                  海外利用 不可

                  金利の違い

                  クレジットカード会社が発行するキャッシング専用カードは古くからありましたが、あまり有名ではありませんでした。

                  しかし近年、「三井住友カードローン」や「JCBのFAITH」など、宣伝に力を入れて露出を増やしつつあります。

                  JCBの発行するキャッシング専用カード「FAITH」は、クレジットカードのキャッシング機能やカードローン(※銀行・商品者金融)より上限金利が低めである点が最大の特長です。

                  FAITHの金利

                  • リボ払い:4.40~12.50%
                  • 1回払い:5.0%(借り入れできるのは5万円まで)

                  キャッシングと同様、申し込みには審査があります。

                  借入金額の上限(限度額)の違い

                  FAITHのようなキャッシング専用カードと、クレジットカードとの借入限度額の比較です。

                  借入限度額の比較

                  • クレジットカード:50~100万円が一般的
                  • キャッシング専用:数百万円になることもある

                  このように、クレジットカードのキャッシング枠よりも、キャッシング専用カードの方が限度額が高く設定されます。

                  ※キャッシング専用カードもクレジットカードも、借入限度額(信用与信枠)は信用に基づいて金額(与信)が設定されます。

                  クレジットカードのキャッシング枠は、50万円が一般的です。

                  ゴールドカード以上を中心に、カード会社からの勧誘で90万円程度、あるいは100万円を超える与信枠を設定されることもあります。(※収入証明書の提出が必要)

                  一方で、キャッシング専用カードには限度額の制限はなく、たとえばJCBのFAITHの場合は上限500万円とかなり高めに設定されています。

                  ただし法律によって、限度額は年収の3分の1を超える額に設定してはならないと定められています。

                  たとえば、年収300万円の人の信用与信枠が100万円を超えることはありません。

                  キャッシング専用カードの特徴

                  キャッシング専用カードの特徴として、FAITHという商品個別のメリットを見てみます。

                  • ATMの利用手数料が無料
                  • 2.5か月の無利息期間(※2022年9月までのキャンペーン)
                  • 最短即日審査、カード発行前に振込融資可能

                  JCBのクレジットカードとは違った特長を持っています。

                  つづいて、「クレジットカードのキャッシング機能の注意点」を見ていきます。

                  クレジットカードのキャッシング機能の注意点

                  クレジットカードのキャッシング機能について、知っておきたい注意点をまとめました。

                  ①キャンペーンだからと安易にキャッシングリボを使わない

                  クレジットカードのキャッシング機能の注意点の一つ目は、キャンペーンだからと安易にキャッシングリボを使わないことです。

                  クレジットカード会社は、利益率が高いリボ払いの利用を推奨しています。

                  たとえば、よくあるのがキャンペーンです。

                  ショッピングであればリボ払いや分割払いを利用することで、キャンペーン特典を付けます。

                  キャッシングでも、ポイントやキャッシュバックを付けるキャンペーンがたびたび実施されてます。

                  ただし、こうしたリボ払いの利用は、緊急性がある場合にのみ行いましょう。

                  ショッピングリボ払いであれば、最低限の手数料を支払うように工夫してキャンペーン特典で黒字にすることも可能です。

                  しかしキャッシングの場合は、高い利息が発生するのでキャンペーン特典を得たとしても黒字にすることは難しいです。

                  「キャンペーンだから」と安易にリボ払いを使わず、借りる際に「たまたまキャンペーンがあればラッキー」という程度に考えておきましょう。

                  ②キャッシング契約の事前のご案内に目を通す

                  クレジットカードのキャッシング機能の注意点の二つ目は、キャッシング契約の事前のご案内に目を通すことです。

                  できれば借りる前に(急ぎの借り入れでも、借りた直後には)借り入れのルールに目を通しておきましょう。

                  特にしっかりと把握しておきたいのは次の内容です。

                  • 締め日と支払日(ショッピングとキャッシングでは締め日が違う場合あり)
                  • 金利
                  • リボ払いの際の、月々の返済額(利息が含まれる場合と含まれない場合がある)

                  こうした内容、各カード会社の公式サイトに掲載されており、わからなければ公式Webサイトやアプリのチャット等で質問ができます。

                  引き落とし日や引き落とし金額がわからないまま当日を迎えてしまい、銀行残高が足りないと滞納になってしまうので注意しましょう。

                  つづいては、「借り入れの元金が減らない場合の減額相談」について見ていきます。

                  キャッシングやショッピングリボ払いの元金が減らない場合、減額を相談しよう

                  キャッシングやショッピングのリボ払いは、一種の借金です。

                  リボ払いの金利は一般的に18%と高いため、時間が経てば経つほど返済額が膨れ上がってしまいます。

                  その結果、返済額を返せない人が増えており、社会問題化しています。

                  そのため、もし返済額を支払えなくなったらカード会社に相談するのも一つの手です。

                  専門家と最適な返済プランを相談しつつ、できるだけ自力で返済する道を模索しましょう。

                  それでも上手くいかない場合は、債務整理を扱っている弁護士や司法書士に依頼して、返済額の減額交渉をしてみましょう。

                  ただし、減額に成功した場合は、社会の信用を失って「ブラックリスト入り」することになってしまいます。

                  ブラックリスト入りすると、5年間は新しいクレジットカードは作れなくなってしまいます。

                  よってカード会社と相談の上で、なるべく自力で返す道を模索することをおすすめします。

                  つづいては、「クレジットカードのキャッシング枠をなくす選択肢」について見ていきます。

                  キャッシングはいらない?キャッシング枠をなくす判断基準や方法

                  キャッシング枠は非常に便利ですが、中には「あると頼ってしまう」という人もいます。

                  また総量規制の対象となるため、借入やローンを組む際に借りられる金額に影響を及ぼすことも考えられます。

                  総量規制とは?

                  総量規制とは、賃貸業者から借りることができるお金の総額の上限を定めた法律です。
                  特に本人の年収の3分の1を超えて、貸し付けを行ってはならないと規定されています。

                  そこで、以下の条件に当てはまる場合は、キャッシング枠をなくす(=0円にする)選択肢もあります。

                  • 普段からキャッシング枠を使用しない
                  • 近々、大きな借入やローンを組む予定がある

                  キャッシング枠をなくす方法は、クレジットカード会社に電話して、キャッシング枠を止めてもらうだけです。

                  最近では、公式Webサイトや指定アプリで手続きできるカード会社もあります。

                  キャッシング枠を廃止する際には、以下の点を念押しをされます。

                  • 再度使いたい場合は、一からの審査となる
                  • 審査により、キャッシング枠を復活できないこともある

                  この点はあらかじめ知っておきましょう。

                  ただし、収入がきちんとあってクレジットカードの滞納もない人なら、改めて申し込んで審査に通らないことは少ないため、心配しすぎる必要はありません。

                  つづいて、「クレジットカードのキャッシング機能についてのよくある質問」を見ていきます。

                  クレジットカードのキャッシング機能についてよくある質問(Q&A)

                  クレジットカードのキャッシング機能についてよくある質問をQ&A形式でまとめました。

                  多くの人が気になっている内容なので、一度目を通しておけば何かあった際にすぐに対応できますよ。

                  キャッシングとは?キャッシング枠とは何のこと?

                  キャッシングはクレジットカードの付帯サービスの一つで、お金を借りる機能です。

                  キャッシングの本来の意味は、「現金の引き出し」です。

                  ただし、銀行口座からお金を引き出す際に使われないことが多く、実質的には借り入れを意味します。

                  クレジットカードにはショッピング枠以外に、お金を借りるためのキャッシング枠が付いています。

                  この限度額の範囲内でキャッシングが可能で、返済が完了するまでは金利が付きます。

                  キャッシングサービスの確認のやり方を教えて

                  クレジットカードの公式サイトやアプリにログインすると、「利用可能額」が調べられます。

                  キャッシング利用可能額が0円になっていなければ、キャッシング枠が設定されています。

                  「限度額」も記載されているので、その範囲内であれば好きな金額を引き落としできます。

                  キャッシング枠が付いていない場合、キャッシング枠を新規に申し込む必要があります。

                  キャッシングサービスの審査はどうなってる?

                  キャッシングを使うためには、審査に通過する必要があります。

                  審査で見られる項目は、具体的には以下の通りです。

                  • 就労の有無
                  • 勤務先(役職・勤続年数)
                  • 収入
                  • 家族構成
                  • 持ち家か賃貸か
                  • 他の借り入れ状況
                  • 他のカード、ローンの滞納の有無

                  このように収入などの属性から、申込者の返済能力を見極めています。

                  クレジットカードの場合は10万円程度の枠であれば、それほど厳しい審査をせずに付けてくれるケースがほとんどです。

                  キャッシングサービスの返済額、返済日、利息の確認方法は?

                  公式サイトや指定アプリにログインして確認します。

                  ログインすると、返済額や返済日、利息が掲載されています。

                  支払い日まで間がある場合、返済額を増額する手続きも可能です。

                  VISAやMastercard、JCBで金利は異なる?

                  VISAやMastercard、JCBなどは国際ブランドと呼ばれ、クレジットカードの右下にロゴが出ています。

                  こうした国際ブランドは、金利とはまったく関係がありません。

                  国際ブランド VISA、Mastercard、JCB、アメックス等
                  カードブランド 三井住友カード、セゾンカード、エポスカード、JCBカード(オリジナルシリーズ)等

                  金利は発行カード会社と、カードのブランドにより異なります。

                  たとえば、三井住友カードのゴールドカードの場合、金利は15.0%ですが、これは国際ブランドがVISAでもMastercardでも関係ありません。

                  「FAITH」は他のJCBクレジットカードとは違うの?

                  FAITHはクレジットカードではなく、JCBカードの発行するキャッシング専用カードです。

                  多くのクレジットカード会社は、キャッシング専用のカード(=カードローン)を発行しています。

                  たとえば、以下のカードです。

                  • JCB「FAITH」
                  • 三井住友カードカードローン
                  • オリコ「CREST」
                  • セディナカードローン
                  • 三菱UFJニコス「マイベスト」
                  • セゾンカード「MONEY CARD」

                  キャッシングサービスは後から停止できる?外すのは大丈夫?

                  クレジットカードからキャッシング枠をなくしたい場合は、カード会社に連絡しましょう。

                  キャッシングを使っていなければ、その日からすぐに枠をゼロにしてくれます。

                  その際、カード自体を解約する必要はありません。

                  クレジットカードにキャッシング枠をつけるかどうかは任意なので、カード入会の際にキャッシング枠を申し込まないこともできます。(※イオンカードなど銀行発行のカードを除く)

                  なお、ショッピング枠だけ廃止して、ローン専用カードにすることはできません。

                  住宅ローンとキャッシングサービスは違う?

                  ローンとしてお金を借りられる点は共通していますが、金利や使用用途が異なります。

                  キャッシング 無担保で借入額が小さく、金利は比較的高め
                  借りたお金は自由に使用できる
                  住宅ローン 担保があるローンで借入額が大きく、金利は低い
                  借りたお金は住宅購入などに限定される
                  もし違う用途に使用したことが銀行側に発覚すれば、違約金や一括返済を求められることもある

                  一括で返済できる目途があれば、キャッシングで「一括払い」を選択した方が最終的にお得になります。

                  貸し出す側からすると、住宅ローンの返済が滞った場合、担保となっている住宅を差し押さえることができるので、金利を安く抑えられます。

                  一方で、キャッシングの場合は無担保なので、貸出しのリスクが高くなり、リスクをカバーするため金利も高くなります。

                  キャッシングを申し込む際、住宅ローンの有無は訊かれますが、借入額としては算定されません。

                  逆に住宅ローンを申し込む際、キャッシング枠が多いと、審査を通す条件としてキャッシング枠の解約を求められることがあります。

                  キャッシングで分割払いはできる?

                  キャッシングの場合は、「分割払い」ができません。

                  ※ショッピングの場合は「分割払い」が選べるカード会社が多いです。

                  もし「一度に返せないので分けて返済したい」のであれば、リボ払いを使いましょう。

                  キャッシングが使えない、キャッシング機能なしのクレカもあるの?

                  あります。

                  キャッシング枠は、クレジットカードのオプションです。

                  そのため、クレジットカードの発行時に、キャッシング枠を申し込まなければ、そうなります。

                  正直返済できなくなった場合、どうすればいい?

                  返済できなくなった場合は、カード会社に相談するか、債務整理を扱う弁護士・司法書士等に依頼しましょう。

                  返済日を過ぎて督促されてしまう前にカード会社に相談して、次の事項を報告しましょう。

                  • 可能な支払日
                  • 可能な支払額
                  • 今後の返済計画

                  相談することでカード会社によっては、一定期間、返済金額を利息だけにしてくれるケースもあります。

                  ただし、元本は残っているので、楽になるわけではありません。

                  もしどうしても返済できなくなってしまった場合は、債務整理を扱う弁護士や司法書士に相談しましょう。

                  将来利息の一部カットなどをカード会社と交渉してくれます。

                  又、自己破産して、債務を消滅させる方法もあります。

                  ただし、どのケースでも信用に大きな傷が付き、ブラックリスト入りしてしまうリスクは避けられません。

                  一度使用したキャッシングの取り消しはできる?

                  一度使用したキャッシングの取り消しはできません。

                  キャッシングを利用すると同時に、貸金の契約が実行されています。

                  もし不要なお金をうっかり下ろしてしまった場合は、すぐに返済すれば利息は1日分で済みます。

                  1日分の利息は、「金額」×「金利」÷365で求められます。

                  たとえば、10万円を借りて金利が18.0%の場合、1日で49円です。

                  信用与信枠(借入金額の上限・限度額)って何?金額はいくら

                  信用与信枠とは、キャッシングもカードローンで借りることができる上限金額(限度額)のことです。

                  キャッシングもカードローンも同様ですが、限度額は人によって異なります。

                  具体的には総量規制という法律によって、限度額は「年収の3分の1以内」と決められています。

                  正確に言えば、銀行カードローンには総量規制はありませんが、貸し過ぎが社会問題化した現在では、銀行も自主規制をしています。

                  そのため、「年収の3分の1を超える借り入れがある人でも、銀行なら貸してもらえる」とは限らなくなりました。

                  なお銀行カードローンは即日融資不可となっているため、「その日のうちに借り入れたい」というケースでは使えません。

                  最後に、この記事の内容をまとめます。

                  まとめ

                  • カードローンよりも、キャッシングの方が審査がゆるい
                  • すでにキャッシング機能付きのクレカを持っていれば、面倒な手続きや審査ナシでお金を借りられる
                  • 借りたお金の使い道を制限されないので便利
                  • 24時間365日、急な出費でもいつでも気軽に借りられる
                  • 在籍確認が来る可能性が低く、もし電話があっても職場に借金を疑われづらい
                  • 即時発行クレジットカードなら、即日融資を受けられる

                    この記事では、クレジットカードのキャッシング機能について詳しく解説しました。

                    キャッシング機能は24時間365日利用可能なので、急な出費でも安心で、いつでも気軽に借りられるのが最大の魅力です。

                    ATMやネットを利用して口座から現金を引き出す感覚で、手軽にお金を借りられます。

                    すでにキャッシング機能付きのクレカを持っていれば、面倒な手続きや審査も必要ありません。

                    もしキャッシング機能付きのクレカを持っていなければ、即日発行できるクレカも存在します。

                    カードローンに比べて、審査が通りやすい点もメリットです。

                    たとえ希望額で審査落ちしても、金額を下げて審査に通してもらえるケースがあるからです。

                    ※希望額50万円の審査に通らなくても、20万円で審査に通してくれるなど。

                    金利は消費者金融も同じ18%なので、できれば金利がかからないことが多い「一括払い」で返済されることをおすすめします。

                    生活をしていて急にお金が必要になるタイミングは、意外と多いものです。

                    この記事が少しでもキャッシング機能について理解するきっかけになればと思っています。

                    スクロールできます

                    すべてのクレジットカードの中で
                    「究極の一枚」はどれ?

                    カード名

                    JCB CARD W・JCB カード W・JCBカードW

                    JCB CARD W

                    三菱UFJカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード(MUFG CARD Platinum American Express ® Card)

                    三菱UFJカード・プラチナ・アメックス

                    三井住友カード(NL)

                    三井住友カード(NL)

                    リクルートカード

                    リクルートカード

                    ライフカード

                    ライフカード

                    おすすめ度
                    年会費 永年無料 22,000円 永年無料 無料 無料
                    ポイント還元率 1.0%~5.5% 0.8%~5.44% 0.5%~5.0% 1.2%~3.2% 0.3%~0.6%
                    3つのポイント
                    • ポイント還元率が高い最強カード
                    • 信頼性が高く、安心して使える
                    • 発行スピードは最短5分
                    • リーズナブルと高ステータスを高次元で両立!
                    • ゴールドカードをはるかに超える、豪華な特典満載
                    • ポイントの貯まりやすさも魅力
                    • 便利なタッチ決済でポイント還元率もUP
                    • セキュリティ性が高く安心して使える
                    • ナンバーレスカードの中で特に人気
                    • 通常ポイント還元率が1.2%と高い
                    • 貯めたポイントはさまざまなポイントに交換可能
                    • 年会費も無料
                    • 審査が緩く、安心して申し込める
                    • 年間利用額に応じて、ポイントが貯まりやすくなる
                    • 海外アシスタントサービスも便利
                    特徴

                    JCB(ジェーシー)が直接発行するプロパーカードです。

                    ポイント還元率の鬼!」と呼ばれるほどの高還元率で、どのクレカよりもポイントがお得に貯まります。

                    年会費は永年無料なので、コスパは最強!

                    海外旅行保険やショッピング保険など、補償も充実しています。

                    まさに「使わなければもったいない!」と思えるほどのクレジットカードです。

                    三菱UFJカードが発行する銀行系クレジットカードです。

                    プラチナカードの中でも圧倒的に安い年会費が魅力。

                    高級カードの中では珍しく、「ポイントが貯まりやすさ」が特徴で、日常使いだけで年会費の元が取れるほど!

                    サービスの豪華さは言うまでもなく、「コンシェルジュサービス」や「VIPラウンジの利用」など、あなたの周りに自慢できる一枚です。

                    三井住友銀行が発行する両面ナンバーレスカードです。

                    老舗銀行が発行するカードとして知名度も高く、セキュリティも万全なので安心して使えます。

                    ナンバーレスカードの中でも特に人気が高いカードで、コンビニ・マクドナルドの利用で「ポイント還元率5%」など「ポイントの貯まりやすさ」も魅力です。

                    リクルートカードは、ポイント還元率1.2%と高い還元率を誇る人気カードです。

                    日常の買い物だけでなく、電子マネーにチャージするとポイントの二重取りができるなど、ポイントをザクザク貯められます。

                    貯めたポイントは、dポイントやPontaポイントなどリクルートが提携する幅広いポイントに交換可能です。

                    大手消費者金融「アイフル」が発行しているカードです。

                    最大の特徴は「審査に通りやすさ」で、働いていない学生や専業主婦に人気があります。

                    別のカード審査で落ちた経験がある人や、受かる自信がない人にもおすすめです。

                    海外での病気やケガ、情報収集、ホテルやお店の予約などをサポートしてくれる海外アシスタントサービスが付帯されています。

                    公式サイト
                    申し込みはこちら
                    申し込みはこちら
                    申し込みはこちら
                    申し込みはこちら
                    申し込みはこちら
                    スクロールできます
                    目次
                    目次
                    閉じる