海外出張に最適な法人カードの選び方|出張に最適なカード5選

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「海外出張用にカードを作っておきたいけど、どのカードが向いているのか分からない」

法人カードにはマイレージサービスや現地サポートデスクなど海外で頼りになるサービスが多くあるので、海外出張には法人カードが非常に便利です。

そこで今回は、海外出張に向いている法人カードを選ぶためのポイントを紹介します。

海外出張に最適なおすすめカードも紹介しますので、法人カード選びに悩んでいる方はぜひご覧ください。

この記事の監修者

手塚大輔(てづか・だいすけ)ファイナンシャルプランナー/証券外務員

地方銀行に8年勤務し、住宅ローン・カードローン・フリーローンなど個人ローンの他、事業性融資・創業融資など幅広い業務を担当。ファイナンシャルプランナーの資格を有する。

海外出張に最適な法人カード選びの3つのポイント

海外出張で法人カードを活用する場合、次の3つのポイントを重視してカードを選ぶとよいでしょう。

  • 海外でも通用するステータス
  • 保険の補償内容
  • 会員向けサービス

海外出張向けカードに必要な3つのポイントについて詳しく解説していきます。

海外でも通用するステータスとマイル

海外ではランクの高いカードを持っていると、さまざまなサービスにおいて待遇がよくなることがあります。

なかには、ホテルの客室のグレードアップや、レストランで一つ上のコースが提供されるなど、出張やビジネスで活用できる優待が受けられることもあります。

こうした優遇はゴールドランク以上のカードであると受けやすいため、海外で活用するのであればカードのステータスにも注目して選ぶとよいでしょう。

また、頻繁に海外出張に行く場合は、カードのステータスに加えてマイルの貯まりやすさも重要です。

クレジットカードの中には、多くのマイルが貯まるほど高いステータスが維持できるカードもあるので、マイルが貯まりやすい法人カードを選択しましょう。

もしもの時でも安心な保険の補償内容

海外出張中に病気やケガになった時のことを考えて、海外旅行傷害保険がついている法人カードの方が安心です。

海外旅行傷害保険とは、海外旅行や出張中に負ったケガや病気による死亡・後遺障害・治療費用を補償する保険で、治療代の他にも賠償責任、携行品損害、救援者費用なども補償されます。

海外では日本のように公的保険制度が適用されることが少なく、少しの病気やケガでも大きな治療費を請求されるリスクがあります。

その点、クレジットカードに海外旅行傷害保険がついていれば、現地でもしものことがあった時でも安心です。

また、海外出張ではショッピング保険の補償内容も重要です。

ショッピング保険とはクレジットカードで購入した品物が万が一破損・盗難など損害にあった際に、買い物から一定の期間、代金を補償してくれるというものです。

海外での仕入れは国内での仕入れよりも盗難や破損のリスクが大きくなるので、ショッピング保険に入っておいた方が安心です。

仕入れ代金の支払いに法人カードを利用する方は、ショッピング保険の補償金額が自社の仕入れの規模に合っているかも確認しておきましょう。

海外出張に便利な法人カード会員向けサービス

その他にも海外出張に便利な次のようなサービスがついているかどうかも、法人カード選定では重要な基準です。

サービス 内容
空港ラウンジサービス 空港のラウンジが無料利用できる
「プライオリティパス」がついているカードなら世界中の空港ラウンジが利用可能
コンシェルジュサービス 予算内で航空券やホテルの手配をしてくれる
日本語サポートデスク 地下鉄の乗り継ぎ方やおすすめのレストラン、観光スポットなど現地での困りごとを日本語で電話にてサポートしてくれる
手荷物宅配サービス 対象空港と自宅の間を手荷物1個まで無料で配送してもらうことができる
Wi-Fiレンタルなどのサービス 現地で使える携帯電話・海外用Wi-Fiのレンタル料金が割引になる

これらのサービスがついているものは、海外出張での活用度が非常に高いカードと言えます。

この他にも病院や弁護士を紹介してもらうことができるカードもあるので、自社に必要なサービスを提供しているクレジットカードを選びましょう。

海外出張時の法人カードは年会費有料カードにすべき3つの理由

法人カードの中には年会費無料のものや年会費が格安なものもありますが、海外出張には年会費が有料のカードの方が向いています。

年会費無料カードには次の3つのデメリットがあるためです。

  • 無料カードは補償が弱い
  • 無料カードはラウンジが利用できない
  • 海外向けのサービスが無料カードでは受けられない

年会費無料カードが海外出張に向いていない3つの理由を詳しく解説していきます。

年会費無料の法人カードは補償が弱い

無料カードのデメリットは補償が弱いという点です。

例えば年会費が無料のビジネスカードであるfreee MasterCardでは、補償は付帯されていません。
そのため、海外での事故や病気の際には補償を受けることはできませんし、ショッピング保険も付帯されません。

日本国内だけの利用であれば「補償は必要ない」という人も多いかもしれませんが、海外出張に使うのであればやはり補償はあった方が安心です。

年会費無料の法人カードはラウンジが利用できない

無料カードでは空港ラウンジを利用することができません

海外の空港では次のような問題が起こりがちなので、ラウンジが利用できないと非常に不便です。

  • 国内と比べ、飛行機が時間通りに飛ばないことが多い
  • 空き時間をゆっくり過ごせる場所が分かりにくい
  • 電車やタクシーが遅れることが多いので、時間に余裕を持って空港に到着する必要がある

これらの問題があることから、海外の空港では時間を有効に使うことができ、ゆっくり過ごすことができる場所の確保は必要不可欠となります。

出張を快適なものにするためにも、有料カードで空港ラウンジを無料利用できた方がよいでしょう。

年会費有料の法人カードについているサービスが無料カードでは受けられない

年会費有料カードについている、日本語サポートデスクコンシェルジュ手荷物宅配サービスなどといった便利なサービスの多くは、無料カードでは利用することができません。

海外出張が多い場合は、年会費を支払ってでもこれらのサービスを利用した方が、コスパがよいと言えます。

海外出張におすすめの法人カード5選

海外出張向けカードのポイントを満たしたおすすめの法人カードは次の5つです。

  • アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード
  • 三井住友ビジネスカードfor Owners
  • 楽天ビジネスカード
  • ラグジュアリーカード/Mastercard Titanium Card
  • セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード

海外出張におすすめの5つの法人カードを詳しく紹介していきます。

アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード

限度額 個別設定
利用者 法人・個人事業主
年会費 無料(2年目以降34,100円)
追加カード年会費 13,200円(2年目以降13,200円)
ETCカード年会費 550円
補償 国内旅行補償:5,000万円
海外旅行補償:1億円
ショッピング保険:500万円
国際ブランド アメリカン・エキスプレス
ポイント還元率 1.0%

アメックスゴールドは補償が高額というだけでなく、下記のようなサービスも充実しており、海外出張にはおすすめです。

  • 海外出張先での24時間日本語サポート
  • エアポート送迎サービス
  • 手荷物無料宅配サービス
  • 全世界38ヶ国150都市843拠点のフレキシブルオフィスを利用可能
  • キャンセル費用などの損害を年間最高10万円まで補償
  • ビジネス・カード会員限定のイベントを開催

貯まったポイントもマイルに移行できるので、海外出張が多い人には重宝する1枚です。

三井住友ビジネスカードfor Ownersクラシック

限度額 10~150万円
利用者 法人代表者・個人事業主
年会費 無料(2年目以降1,375円)
追加カード年会費 440円(2年目以降440円)
ETCカード年会費 無料(前年度利用がない場合 翌年550円)
補償 海外旅行補償:2,000万円
ショッピング保険:100万円
国際ブランド VISA,Mastercard
ポイント還元率 0.5%

1,375円の年会費で2,000万円の海外旅行補償がついているのは、かなりリーズナブルです。
「海外の補償だけあればいい」「それほど高額の仕入れは行わない」という人は三井住友ビジネスカードfor Ownersクラシックでも十分に海外出張に活用できるでしょう。

ただし空港ラウンジサービスなどは利用できないので、希望する場合にはゴールドカードなどの契約も検討しましょう。

楽天ビジネスカード(楽天プレミアムカード)

限度額 300万円
利用者 個人
年会費 11,000円
追加カード年会費 2,200円
ETCカード年会費 550円(1枚目無料)
補償 国内旅行補償:5,000万円
海外旅行補償:5,000万円
ショッピング保険:300万円
国際ブランド VISA、Mastercard、アメリカンエキスプレス、JCB
ポイント還元率 1.0%

楽天ビジネスカードは楽天プレミアムカードの追加カードとして発行されるカードです。
そのため、楽天でビジネスカードを利用するのであれば、まずはプレミアムカードを契約しなければなりません。

楽天プレミアムカードは代表者個人口座から引き落としが行われ、追加カードの楽天ビジネスカードは法人口座より引き落とされます。

楽天ビジネスカード単体での契約はできません
年会費11,000円でありながら補償が非常に高額で、次のようなサービスも充実しています。

  • プライオリティパス
  • ニューヨーク・ホノルル・パリ・ミラノ・上海など世界38拠点のトラベルデスク利用可能
  • 楽天市場での買い物でポイント5倍

海外出張に加え、楽天市場で買い物をすることが多いという人には、メリットが大きいカードです。

ラグジュアリーカード/Mastercard Titanium Card

限度額 個別設定
利用者 法人代表者・個人事業主
年会費 55,000円
追加カード年会費 16,500円
ETCカード年会費 無料
補償 国内旅行補償:1億円
海外旅行補償:1億2,000万円
ショッピング保険:300万円
国際ブランド Mastercard
ポイント還元率 1%

ラグジュアリーカードは金属製の高級カードで存在感とステータスは抜群です。
見た目やステータスだけでなく、サービスも次のように非常に充実しています。

  • 24時間365日のコンシェルジュサービス
  • 世界の3000を超える施設にて1滞在当たり5万5000円相当以上の旅行特典を受けられる
  • 国際線利用の際、出発・帰国時の荷物をカード1枚につき最大3個まで無料宅配
  • 海外旅行の際、事前に現地滞在先まで、 手荷物を優待料金にて届ける
  • HawaiianMilesのエリート会員ステータスを無条件で提供
  • 空港リムジンサービスまたは購入航空券に利用できるトラベルクレジットを贈呈

この他にも国内レストランのメニューアップグレード、2人目の食事代無料、リムジンサービスなど、国内利用においても充実したサービスを受けることができます。

年会費は高めですが、充実したサービスを受けたいという人にはおすすめです。

セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード

限度額 個別設定
利用者 法人代表者・個人事業主
年会費 22,000円(年間ショッピング利用額200万円以上で次年度年会費が半額)
追加カード年会費 3,300円
ETCカード年会費 無料
補償 国内旅行補償:1億円
海外旅行補償:5,000万円
ショッピング保険:300万円
国際ブランド アメリカン・エキスプレス
ポイント還元率 0.5%

セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードは年間200万円以上の利用で年会費が半額になるので、航空券などで年間利用額が多い人はたったの11,000円でプラチナカードを保有することができます。

充実した補償に加えて以下のサービスが付帯されているので、海外出張にはおすすめです。

  • 専用コンシェルジュ・サービス
  • プライオリティ・パス
  • 海外キャッシング利用可能
  • 日本語の海外アシスタンスデスク
  • 海外用Wi-Fi・携帯電話レンタルサービス
  • コートお預かりサービス
  • 海外レストランWEB予約サービス
  • 世界のお土産をインターネットやカタログで選べる

この他にもハイヤー送迎サービスや、プレミアムゴルフサービスなど国内利用でも様々な特典を受けることができます。

補償やサービスを勘案すれば、コスパの高いカードだと言えるでしょう。

この記事のまとめ

海外出張に向いている法人カードの条件は、次の3つのポイントを満たしていることです。

  • 海外でも通用するステータス
  • 補償内容が充実している
  • 海外での会員向けサービスが充実している

これら3つのポイントを満たす法人カードは、年会費は高めになっていますが、受けることができる補償やサービスを鑑みれば、それほど高くない支出だと言えます。
海外出張が多い方は、年会費が高めの法人カードを持っておくことで安心して仕事ができるでしょう。

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