アントレ  それぞれの「雇われない生き方」

会社のためより、世のため自分のために働く、という選択

それぞれの「雇われない生き方」

杉下正行さん

VOL.40 週末はテニス大会の運営。平日は経営コンサルティング

天候不順でテニス客激減。新たなコンサル事業で志をつなぐ

PROFILE

杉下正行さん(41歳)
はなまる総合研究所/神戸市中央区

外資系メーカー、文具メーカーを経て、コンサルティング会社へ。2003年週末起業で、1試合15分というプチテニス大会を開催する「プチシングルス大会事務局」を開始。2004年に退職して本格独立。2009年頃までは順調だったもののその後天候不順に悩む。2012年1月、新たに「はなまる総合研究所」を創業。

ンサルティング会社に勤める傍らで、週末起業でテニス大会の運営を始めたのが2003年。それを本業にしたのが2004年です。1試合15分で試合数を稼げるから強くなれる、会員同士が交流する参加しやすい雰囲気があるというのが売り。右肩上がりで成長していき、2009年頃がピーク。会員数は4300人、週末だけでなく平日も入れて週5回、大会を開くようになりました。

でも外部環境が変わりました。例えば酷暑。それまで8月が一番参加者が多い月。でも暑さが限界を超えた。テレビをつけると「外で運動すると熱中症に……」。参加者がガクッと減りました。天候不順も目立ち始めます。天気はおおむね1週間周期で、時期によって決まった曜日に雨が降る傾向があります。大会の多い週末に雨が絡むようになって、月収が4割、5割減。そこへ東日本大震災です。節電で涼しいナイター大会が開けなくなりました。ここまで来ると、しばらくはお手上げ状態。

でも、天気ごときに人生が翻弄されるのっておかしいでしょ?だからもう一つの事業を始めました。コミュニケーションを改善し、職場の風通しをよくすることから始める経営コンサルティングです。実はテニス大会と同じ使命が裏にある。人が関わる場を増やし、コミュニケーション能力を高めること。それが人を成長させ、うつやイジメの問題を解決する。私の社会的貢献はこれなんです。会社員時代のスキルもテニス大会の経験もすべて生かせる新しい舞台です。浮き沈みがあっても使命があれば踏ん張れる。ここには私が生きる理由があるんですから。

更新日:2013/3/15

取材・文/東 雄介 撮影/片桐 圭、刑部友康、阪巻正志
アントレ2013.冬号「金、ヒト、家族…いろいろあって今がある 脱サラ開業 浮き沈み劇場」より

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