絶対通るおまとめローンはある?一本化の仕組みと審査の落とし穴

複数の借入があると、返済日もそれぞれ違い、覚えておくのも大変です。また、金利も高いので月々の返済が大変ですよね。
そんなお悩みのある方は、おまとめローンを利用すると今よりも返済が楽になる可能性があります。
おまとめローンにすることで、借入の金利が下がる可能性もある点もおすすめできる理由です。
おまとめローンとはどのような仕組みなのか、借り換えとはどう違うのか、基本の仕組みを解説します。
また、おまとめローンの審査を通過しやすくするコツがあるか、「絶対通るおまとめローン」なんてあるのか?など、初めての人にもわかりやすく、詳しく解説します。
おまとめ専用のローンもあれば、用途を限定しないフリーローンでまとめるという方法もありますので、おすすめのローン商品もご紹介します。
ただし、ローンの組み方によってはデメリットもありますので、どうすれば今より損をしないのか、おまとめローンのメリット・デメリットも含めてお話ししましょう。
※webから申し込み後、フリーコールへ「おまとめ希望」と伝えてください。電話番号は申込完了画面に表示されます。
目次
複数借入があるならまとめよう!おまとめローンの基礎知識
おまとめローンとはどのような商品なのか、まずは概要を説明します。おまとめローンは消費者金融やろうきん(労働金庫)、銀行などで扱っています。
申し込む前に、通常のカードローンと何が違うのかを理解することが大切です。
返済専用!おまとめローンの特徴
おまとめローンは、複数の借入先がある人が、1社にまとめることです。
たとえば、A社、B社、C社と3社からそれぞれ50万円の借入(合計150万円)の借入があるとして、D社でまとめて150万円借りて借金を1本化することがおまとめローンです。A社〜C社にはD社から借りたお金ですぐに返済することができます。
または、A社〜C社におまとめローンの商品があれば、その商品で1本化することも可能です。
おまとめローンは返済専用となりますので、そのローン商品で新たな借入(追加融資)はできませんので、返済に集中できます。
借入額まで余裕があると、ついちょこちょこ借入を増やしてしまう…というパターンは結構多いのではないでしょうか。
おまとめローンでは借入を増やすことができないシステムなので、「知らないうちに借入をしてしまっていた」人におすすめです。
銀行系のローンにはおまとめローンで借金を一本化した後に追加借り入れ可能なおまとめローンも有ります。
また、カードローンをおまとめローンに使うこともでき、カードローンならおまとめ後に追加借り入れもできるため、銀行系のカードローンでおまとめをして借入をできるようにしておくのも良いでしょう。
ただし、「カードローン」と「住宅ローン」といった異なるローンをまとめることはできません。
おまとめローンを利用できる人
おまとめローンにも、通常のカードローンと同じく、申し込み要件があります。年齢、職業などの条件をクリアしていることが大前提です。
また、収入証明書の提出は必須になりますので、給与明細や源泉徴収票など、収入を証明できる書類を揃えましょう。
借入額が高額になるため、必要書類を揃えられないと申し込みはできません。
既存の借り入れ件数を整理しておく余裕のある人や、真面目に完済しようとする姿勢があり、経済状況が整っている人などは、おまとめローンの審査を受けてみるのがおすすめです。
おまとめローンと借り換えの違い
借り換えというのは、今よりも金利が低いローン会社に乗り換えることをいいます。
A社の金利が18.0%なので、同じ借入額でも17%の金利が適用されるB社に変える、といった具合です。
おまとめローンの方は複数社から借りている人が多く利用しますが、借換えの場合は1社からしか借りていない人でも、低金利の会社に変更するという目的で利用します。
現在借り入れている会社が多ければおまとめローン、少なければ借り換えローンで良いでしょう。
ちなみに借り入れローンはおまとめローンと違って追加の借り入れができる場合がある、などの違いもありますが、借り入れまでのハードルはどちらの方が甘い、ということはありません。
また、おまとめローンと借り換えローンでどちらの方が低金利、という違いもなく、金利はそれぞれの金融会社によって決められています。
いくらまで借りれる?おまとめローンは総量規制の対象外
通常のカードローンは、総量規制といって、年収の3分の1までしか借入ができません。年収が300万円なら、100万円までしか借りられません。
しかしおまとめローンは総量規制の対象外となりますので、年収の3分の1を超える借入も可能なのです。
それは、おまとめローンが返済専用のローンだからです。
借入限度額も800万円〜1000万円を設定している会社もあり、返済能力さえ証明できれば、高額な借入もできるのがおまとめローンの特徴です。
もちろん、借入られるのはまとめた金額の範囲内になりますが、年収の3分の1というのは気にしなくて良くなります。
ただし、おまとめ金額が高額になるとおまとめローン審査が厳しくなり、通らないこともあるため注意してください。
他社のローンを解約することが条件の場合もある
おまとめローンを利用する際に、他社のローン契約を解約することが条件になっている場合があります。
新たな借入をしないためですので、その場合はローンを完済した後に解約する必要があります。
万が一に備えて、完済はしても契約自体は残しておきたいという人は、他社の解約が条件になっていない商品を選ぶと良いでしょう。
ただ、基本的には解約が条件となっているところが多いということを覚えておいてください。
会社によっては、おまとめローンの審査時に他社の解約状況について確認を取られることがあります。
例えばおまとめローンの審査で、他社の「完済証明書」「解約証明書」を提出しなければならない、と明記している会社もあります。
特におまとめ専用ローンをりようする場合には、多くの会社が他社の解約について審査で掘り下げられることが珍しくありません。
他社での契約を残しておくことが可能な会社もありますが、この場合は安易に他社から借りてしまい、おまとめローンの返済に悪影響があると審査時に判断される可能性もあります。
自分のことを戒めるだけでなく、審査で少しでも好印象を与えたければ、他社との解約を視野に入れておくと良いでしょう。
また、他社解約がおまとめローンの規約で規定されている場合は、解約せずに申し込むと「違反行為」とされる可能性があります。
違反行為とみなされてしまった場合は、おまとめローンの一括返済を求められるケースもあるため注意しましょう。
おまとめローンで返済を楽に!1本化するメリット
おまとめローンを利用すると、複数あった借入がスッキリしますので、返済しやすくなるというメリットがあります。詳しく見ていきましょう。
おまとめローンは低金利になる
おまとめローンの最大のメリットは、今よりも金利が低くなることでしょう。
一般的に、ローンは借入額が高いほど金利が下がります。たとえば上記の例でいうと、3社から50万円ずつ借りていて、金利が16〜18%ほどだったとしましょう。
まとめることで、借入総額が150万円になります。ローン会社によって違いはあるものも、150万円で15%くらいの金利になる会社を選べば、今よりも利息の支払いが楽になる可能性があるのです。
ただし、おまとめローンで借金をまとめて低金利になっても、利息負担が楽にならないこともあります。おまとめローンで低金利になった場合でも、利息負担が本当に楽になるか計算しておくことが大切です。
また、金融機関が提示する金利には幅があり、もしかしたら上限金利が適用される可能性もあります。
下限金利だけを見て「今より金利が低くなる!」と判断すると、せっかくのおまとめローンでもかえって金利が高くなるかもしれません。
おまとめローンを利用するなら、下限金利だけではなく上限金利が適用された場合の額もしっかり計算しておきましょう。
まとめたい他社借入額の合計を計算し、その額で乗り換えた場合の利率をおまとめローンの説明をよく見てチェックしておくと安心です。
おまとめローンを提供する業者によっては、初回契約時には最大金利を適用するケースも多くあります。
特に多重債務者はおまとめローンを提供しても貸し倒れになるリスクが高いため、下限は低金利でも、実際には上限ギリギリまで高めに設定されるというケースもあるようです。
返済を一括管理できる
これまでは、各社の返済日が違い、管理が大変だったと思います。
- A社は15日
- B社は20日
- C社は月末
といったように、それぞれの口座振替日に残高を用意しておかなければならず、給料日の前などはうっかり忘れないように気をつけなくてはいけなかったでしょう。
しかしおまとめローンにすれば、返済日が1つになりますので、それだけでも管理が楽になると思います。
返済日を選べるローン会社にすれば、給料日の後に設定できますので、残高不足を気にする必要もありません。
毎月の返済額が減る可能性がある
金利が下がることによって、毎月の返済額は小さくなるでしょう。元の借入額にもよりますが、月に1〜2万円下げられることもあります。
いくら下げられるかは、ローン会社のホームページで、返済シミュレーションなどを試してみるとわかります。
ただ、後ほどデメリットのところでも説明をしますが、1回の支払いを抑えることによって、完済までの期間が伸びてしまう場合もあるので、どう返済していくかはよく検討する必要があるでしょう。
また、おまとめローンを提供する金融機関によっては、返済実績に応じた金利の引き下げを行うこともあります。
今あるローンをまとめて金利を下げ、さらに返済中に金利が下がるなら、後々の返済の負担を減らすこともできます。
返済総額を下げられる可能性もある
ローンの組み方によっては、返済総額を下げられる可能性もあります。
金利が下がっても、返済期間が長くなると、返済総額が増えてしまうこともありますが、そこはどのように返済していくのが最も無理がないか、ローン会社とよく相談してみましょう。
余裕がある時には繰上げ返済することを忘れずに!
借入金額が大きくなり、1回の返済が少なくなる分、返済期間は長くなります。
長期間に及ぶ借金生活から抜け出すためにも、少額でも良いので、余裕のある時には繰上げ返済をしていきましょう。
繰り上げ返済することで、返済回数が減り、さらに利息の支払い総額も減るため、返済負担をさらに抑えることができます。
ローン審査に有利になるメリットも
おまとめローンで借金を一本化すると、信用情報を整理することができ、他のローンの審査時に有利に働くこともあります。
理由としてはおまとめローンで借金を一本化すると「多重債務」が解消され、「1社のみ」の借入となるため、審査に有利に働くとされています。
多重債務のままだとカードローン以外のローンへ申し込みをするときに、審査で不利になってしまうので、今後のことも考えるならおまとめローンで一本化することをおすすめします。
絶対通るおまとめローンはある?審査通過のコツ
おまとめローンで、「絶対に通る」「審査が甘い」という商品はありません。
借入をまとめるということは、それなりに金額が大きくなるのですから、返済できるかどうかわからない人にか融資をしてくれるローン会社はないと思ってください。
むしろ、初めてカードローンを利用する人よりも、審査が厳しくなると思った方が良いでしょう。
過去に金融事故を起こしたことがブラックリストに記載されている状態であればなおさら、必ず通るおまとめローンはありません。
「ブラックでもOK」「審査なしでOK」のような甘い言葉を振りかざす中小の金融会社ほど、おまとめローンを釣りにして、焦って申し込んできた人を闇金業者に紹介するようなリスクもあると覚えておきましょう。
おまとめローンを探している人=借り入れが多くて焦っている、という点に付け込む業者もいるため、甘い言葉に惑わされて安易に申し込まないように注意しましょう。
中小規模の消費者金融がおまとめローンを取扱っていることもありますが、知名度の低い会社の場合は闇金と繋がっているリスクもあるため注意が必要です。
では、どうすれば審査を通過できるのか、審査では何を見られるのかを知っておけば、対策ができます。絶対通るおまとめローンはありませんが、対策をしておけば、審査に落ちるリスクを軽減できます。
おまとめローンの審査基準
基本的には、通常のカードローンと審査する項目は同じです。
- 本人の基本情報:氏名、年齢、住所など
- 既婚・未婚
- 持ち家か賃貸か
- 勤務先、年収、勤続年数
- 現在の借入状況、滞納の有無など
申し込みと同時に信用情報機関に照会し、他社の借入状況や滞納がないかなども確認されます。
信用情報とは
クレジットやカードローンの申込や借入・返済などの利用履歴、公共料金などの支払い情報を記録したもの。日本では3つの信用情報機関によって管理されています。
安定した収入があって計画的な返済ができるかどうかが大事
通常のカードローンは、仕事さえしていればパートでもアルバイトでも貸してくれるところが多いです。
しかし、おまとめローンとなると話は違います。
収入は高いほど審査に有利ですし、なおかつ安定して継続的に収入があるかどうかが大事なので、会社員や公務員などが有利でしょう。
勤続年数もポイントの一つ
会社員でも、転職した手の人は審査に通過する確率が低くなります。できれば、1年以上同じところで勤めてから申し込んだ方が良いでしょう。
ただし、パートといえども、実質は社員と同じように仕事をしている人もいます。
一つのところで長く働いている人、3〜4年以上定期的にシフトに入り、一定の収入を得ているなら、審査に通る可能性はゼロではありません。
もしも、これから転職をしたいと考えているならば転職をする前の段階でおまとめローンの審査を申し込みましょう。
転職したばかりの状態だと、勤続年数もまだないことになるので審査に通ることは難しくなります。
申込ブラックにならないよう1社ずつ申し込むこと
通常のカードローンと同じように、申込み状況は信用情報機関に照会した時にわかりますので、一度にたくさんのおまとめローンに申し込むと、よほどお金に困っているに違いないと思われる可能性が高いです。
また、「審査が甘い」とされるおまとめローンの多くは、アコムやアイフル、プロミスなど、カードローン会社として有名であるという特徴があります。
これは有名であるため「1社目」のローンとして選ばれやすく、複数社に申し込んでいる申し込みブラックの状態の人が申し込むことが少ない、という点が理由の一つとして考えられます。
つまり複数社のおまとめローンに申し込んだ状態であれば、どんな会社でも「審査が甘い」とは言えないのです。
申込み内容を間違えないようにすること
うっかり申込み内容を間違って記入してしまう人は、意外と多いのです。
会社の名前や収入など、自分のことだから間違えるはずがないと思うでしょうが、うっかりタイプミスをしてしまうということがありますので、気をつけてください。
内容に間違いがあるのか、それとも虚偽の申告をしているのか、審査する側では判別できないことが多いです。
確認をしてもらえればありがたいですが、虚偽の申告だと判断されれば、審査には通らなくなります。
在籍確認の電話にきちんと対応すること
通常の消費者金融カードローンですと、収入証明書や在籍確認の電話について、柔軟に対応してくれる会社もあります。
本当に働いているか、安定した収入を得ているかという重要な審査項目の一つとなりますので、在籍確認の電話にはきちんと対応しましょう。
おまとめローンの審査に落ちやすい人、落ちる原因
審査通過のコツを読んでも、審査に通る自信がない人もいます。または、申し込んだが落ちてしまったという人は、落ちる理由があったはずです。
返済能力がないと判断されたその理由が何かわかれば、次の申し込みに備えて対策ができるでしょう。
おまとめローン審査に落ちても再申し込みできますが、通らないからと言って複数のおまとめローンに申し込みをするのはよくありません。
収入や勤続年数の問題
年収は、高ければ高いほど有利ですし、勤続年数も長い方が有利です。収入が安定していると判断されるからです。
いきなり収入を上げることは難しいかもしれませんが、勤続年数についてはこれからでもなんとかできます。
まだ勤めたばかりなら、少しでも長く働いてから申し込みましょう。
また、以前に収入が減って既に持っているカードローンの借り入れ額を減額されたことがある人なども、審査で不利に響きます。
他社のカードローンの利用状況が、おまとめローンの審査に悪影響を与えることは少なくありません。
借入件数が多い
おまとめローンは借入している件数が多くなるほど、審査は通過しづらくなります。
ただ、2つ、3つとあるものを1つにまとめて返済を楽にしましょうというおまとめローンという商品の性質上、借入先が複数あること自体は問題ありません。
何社以上の借入がダメだと明記している会社はありませんが、4社以上あると難しくなるといわれています。
借入件数が多いということは、
- 返済能力がない
- 計画的に返済ができない
という人だと思われてしまうからです。
「借入先が4社から6社ほどあり、600万円の借金のおまとめローンでの一本化を成功させたい!」などといった方もいるのでは?
借入先の件数を減らせば確実に審査を通過できるという保証はありませんが、確率を上げることはできるでしょう。
滞納の記録がある
また、これまで滞納の記録などがあると、返済能力を疑われて、審査に通りづらくなるでしょう。
しかし過去は変えられないので、これから頑張って返済し、信用情報にこれ以上傷がつかにようにするしかありません。
また、現在も他社延滞中の場合、審査に絶対通るおまとめローンは存在しないので現在も他社延滞中の方は注意が必要です。
現在の状況がどうなっているか心配な人は、信用情報機関に情報の開示を申請し、確かめてから申し込みすることをおすすめします。
6社以上借入している場合でも必ず審査に通る方法はあるか?
いくらなんでも、6社も借入していたら、さすがに審査に通らないのではないかと不安になっている方もいらっしゃると思います。
結論からいいますと、段階を追って整理していくのが、審査をスムーズに通過する確率を高める方法です。
おまとめローンの審査を通過するには、現在の収入や勤め先といった情報と同じように、借入件数も重要な要素となるためです。
まずは3社を目標にまとめる
借入総額が多くなければ、6社から借入していても審査に通るかもしれないと淡い期待を抱いている人もいると思いますが、6社というのはかなり多い数です。今のままでは、審査には通らない可能性の方が高いでしょう。
まず、借入枠を確認しましょう。6社すべて同じ融資限度額ではないと思いますので、大きな枠の会社のところで繰り上げ返済をします。
そして空いた枠でさらに借入をして、他社の分を返済していくことにより、1社ずつ借入先を減らしていきます。
- A社:50万円借入(限度額:50万円)
- B社:50万円借入(限度額:50万円)
- C社:50万円借入(限度額:60万円)
- D社:50万円借入(限度額:60万円)
- E社:50万円借入(限度額:60万円)
- F社:50万円借入(限度額:80万円)
わかりやすく、キリの良い数字にしていますが、たとえばこのような借入状況だったとしましょう。この場合、F社が最も限度額が高いので、ここから優先的に繰り上げ返済をしていきます。
そして借入額が増えたところで借入を増やし、A社をまとめて返済してしまいます。そうすると、借入件数を5社に減らせます。自分の中でおまとめローンをするイメージです。
過去におまとめローンの審査に一度落ちたことがあるという人でも、期間をあけて借り入れ件数が減っていれば、通る可能性も期待できます。
6社という数字が審査に与える影響
複数のローン会社からお金を借りており、その返済が困難になっている人を「多重債務者」といいますが、借入先の数が増えるほど、審査には通りにくくなります。
その理由は、信用力、回収能力がないと判断されるためです。
たとえば、合計で300万円の借入があったとしましょう。これが6社からですと、1社あたり50万円ですが、2社からなら1社あたり150万円ということになります。
6社から借入しているということは、融資の限度額が50万円を超えられない=それ以上の返済能力がないと判断されるということです。
これが2社ならどうなるでしょうか。限度額が150万円ということですから、50万円の人よりも返済能力が評価されているということが見て取れます。
つまり、同じ借入額だったとしても、借入先の数が少ない方が審査には有利に働くということです。
必ず審査に通りたいなら、借入件数を3件以下に絞り、返済能力があると判断されるよう準備をしておくべきです。
債務整理手続きの検討も
借入件数が6社以上あり、おまとめローン審査に通らない場合は債務整理の手続きをすることも検討してください。
債務整理の手続きをすることで、おまとめローンが使えない方でも現在ある借金の問題を解決できる可能性があります。
ただし、債務整理をすると借入ができなくなったり、財産が没収されたり、デメリットも存在するためよく考えて手続きをしましょう。
おすすめおまとめローン
消費者金融会社が扱うおまとめローンは、基本的に返済専用ですので、追加融資を受けることはできません。おまとめ額が融資の限度額になることが多いです。
ただこれはメリットでもあります。新たな借入がない分、計画的に返済していくことができますので、これ以上借金が膨らむ心配がありません。
銀行のおまとめローンと比べますと、金利は高めになりますが、それでも今返済している借入よりも金利は下がりますし、金利が高めの方が審査の間口は広くなる傾向にあります。
金利が低ければ低いほど、おまとめローンを提供する会社は貸し倒れの際のリスクが跳ね上がります。
そのため低金利である銀行ほどおまとめローンの審査が厳しく、金利が高い消費者金融の方が審査が甘い傾向にあるとされているのです。
もちろん「審査が甘い傾向にある」というだけであって、消費者金融のおまとめローンなら通りやすいというわけではありません。
審査落ちが心配な方は、銀行のおまとめローンよりも消費者金融のおまとめローンの方が良いでしょう。おすすめの消費者金融のおまとめローンを紹介するので、自分に合ったおまとめローンの利用を検討してみてください。
消費者金融でも必ず借りれるおまとめローンは扱っていませんが、おまとめローン審査が柔軟な金融機関はあるため、審査に不安を感じる方は審査が柔軟と言われるローンがおすすめです。
ただし、借り入れ件数や収入状況から見て「絶対通る」と思えるような人でも、借金の種類によってはローンをまとめられないこともある点に注意しましょう。
例えば消費者金融系のローンはまとめられても、ショッピングリボや銀行カードローンはまとめられないといったおまとめローンも存在します。
借り入れ件数を減らしたり勤続年数を積み重ねても、「絶対通る」と過信せず、各金融機関が対応しているおまとめローンを選択しましょう。
WEBで完結!リボ払いもまとめられるアイフルのおまとめMAX
銀行のカードローンの借入もある、クレジットカードのリボ払いの返済もきつい。
そんな方におすすめなのが、アイフルの「おまとめMAX」です。これまでアイフルを利用したことがある方はおまとめMAX、初めての方は「かりかえMAX」ですが、基本的には同じ商品です。
通常、他のおまとめローンでは、消費者金融での借入分しかまとめることができませんが、アイフルのおまとめMAXなら、銀行のカードローンも、ショッピングリボもまとめてくれるのです。
そして、おまとめMAXはWEBから手続きすることができます。誰にも知られず、ひっそりと、家に居ながらにして借入の手続きができるのです。
アイフルのおまとめローンはクレジットカードをおまとめに含めた場合、クレジットカード使えなくなるわけではなくショッピング枠は利用でき、キャッシング枠は使えなくなります。
アイフルの返済シミュレーションを使ってみた
実際、どのくらい返済が楽になるか、アイフル公式サイトの返済シミュレーションを使って計算してみました。
例えば、現在、数社から合計で100万円の借入がある人が、おまとめMAXにした場合です。現在の利率はおそらく16〜18%ほどだと思いますが、おまとめによって15%に下がった場合には、53回(およそ4年半)で返済できることになります。
シミュレーションでは、月々の返済額から借入可能額を知ることもできます。たとえば、今は毎月の支払いが5万円ほどできつい、3万円くらいまで下がるだろうか?とシミュレーションしてみました。
月々3万円、利率を15%で計算すると、140万円まで借入が可能と出ています。
自分がどのくらい借りられるだろう?全社分をまとめることができるだろうか?と不安な方は、ぜひ利用してみてください。借入の目安がわかるでしょう。
アイフルのおまとめMAX申し込み方法
申し込みは、電話またはWEBからできます。もちろん、アイフルの店頭窓口でも申込はできますので、WEBからなら、24時間受け付けていますので、夜中でも申込は可能です。
申込方法による審査の違いはありませんので、ご自身が申し込みやすい方法を選んでください。
契約手続きについても、WEBで完結できます。カードレス、口座振替登録を選択することで、郵便物をなくすことができますので、家族に知られる心配もありません。
無事に契約が済めば、アイフルがまとめて各社に返済してくれます。今後は、アイフルに返済を一本化できますので、計画的に返済していけるでしょう。
アイフルのおまとめMAX
条件等 | 内容 |
---|---|
申込要件 | 20歳以上69歳以下 本人に安定した収入があること |
融資額 | 800万円まで |
借入利率 | 3.0%〜17.5% |
遅延損害金 | 20.0% |
使途 | 消費者金融、クレジットカードの借入返済 銀行カードローン、リボ払い分もOK |
おまとめローンの特徴 | ・WEBから申し込みができる ・返済期間が最長10年 ・担保、保証人不要 ・おまとめローンとしては限度額が高額 |
※webで申込後、電話で「おまとめローン希望」とお伝えください。そのまま切り替え対応してくれます。
アイフルのおまとめローン「おまとめMAX」は融資額の最高額が800万円までなので、600万円以上の高額のおまとめを成功させたい方にもおすすめです。
アコム「貸金業法に基づく借換え専用ローン」
もうこれ以上、借入に振り回されたくない!
そう思う人におすすめなのが、アコムのおまとめローン「貸金業法に基づく借換え専用ローン」です。とても長い名前ですが、他社からの借入をまとめられる返済専用のローンです。
新たな借入はできませんので、これまでの借入をまとめてもらったら、後は返すだけ。追加融資はしてもらえませんので、地道に返していきましょう。
普通のカードローンですと、限度額内であれば何度でも借入ができてしまいますが、それこそが無駄の極み。安易にお金を借りてしまう原因の一つです。
しかし、アコムでまとめたら、新たに借り入れることもなくなり、計画的にお金を使っていけるようになるでしょう。返済に集中し、早めに負債を無くしましょう。
アコムのおまとめローン申し込み方法
「貸金業法に基づく借換え専用ローン」に申し込む時には、まずアコムのフリーコールに電話をします。申し込みに必要な書類や手続きについて教えてくれます。
必要書類を用意したら、アコムの店頭窓口もしくは自動契約機「むじんくん」に行きましょう。人に会いたくないという方は、むじんくんの利用をおすすめします。全て機械で手続きができますし、その場で審査結果がわかり契約まで完了します。
後は、原則としてアコムが他社へ振込までしてくれます。もし振込で対応できず、申込者が自分で返済しなければならない場合は、いったん申込者に融資されますが、その際には「完済しました」という証明書を提出する必要があります。
貸金業法に基づく借換え専用ローン
条件等 | 内容 |
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申込要件 | 成人以上 本人に安定した収入があること |
融資額 | 300万円まで |
借入利率 | 7.7%〜18.0% |
遅延損害金 | 20.0% |
使途 | 消費者金融、クレジットカードの借入返済(銀行カードローン、クレジットカードのショッピングを除く) |
おまとめローンの特徴 | ・返済期間が最長13年7ヶ月 ・担保、保証人不要 ・返済専用ローンだからなくなるのが早い! |
※WEBでフリーキャッシングに申込、その後電話でおまとめローンへ切り替えをお願いしてください。
返済回数の相談に応じてくれるプロミスのおまとめローン
あなたが今、返済する金利を少しでも下げたいと思っているなら、プロミスのおまとめローンが今後の返済を楽にする近道かもしれません。
プロミスで、どのくらい返済を楽にできるのか、説明しましょう。
もし今、3社から年利18%で借入をしていたとします。
- A社:70万円(毎月17,775円)
- B社:80万円(毎月20,314円)
- C社:50万円(毎月12,696円)
- 借入期間:5年
毎月の返済額は軽く5万円を超えてしまいます。決して安い金額ではありません。
これをプロミスのおまとめローンにするとどうなるでしょうか。
- 借入合計:200万円
- 金利:15%
- 借入期間:5年
金利が下がることから、毎月の返済額は48,000円、総返済額も20万円ほど下がる計算になります。
月にたかが2,000円?されど2,000円です。借入の管理も楽になり、しかも返済額が下がるなら嬉しいですよね。
プロミスおまとめローン申し込み方法
- 自動契約機
- 店頭窓口(お客様サービスプラザ)
- 電話(プロミスコール)
- WEBでフリーキャッシングに申込、その後電話でおまとめローンへ切り替えをお願い
の4つの方法があります。
自動契約機、店頭窓口なら、審査後に必要書類をその場で発行してもらえますので、契約までの時間を短縮できそうです。
通常のカードローンであれば審査から契約までをWEBで完結できますが、おまとめローンの場合は電話や自動契約機、店舗などを利用する必要がある点に注意です。
契約ができれば、借入先にプロミスから振り込んでもらえるのですが、振込手数料がかからないという点もありがたいところです。
プロミスのおまとめローン
条件等 | 内容 |
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申込要件 | 20歳以上65歳以下 本人に安定した収入があること |
融資額 | 300万円まで |
借入利率 | 6.3%〜17.8% |
遅延損害金 | 20.0% |
使途 | 消費者金融、クレジットカードの借入返済(銀行カードローン、クレジットカードのショッピングを除く) |
おまとめローンの特徴 | ・返済期間が最長10年 ・担保、保証人不要 ・年収の3分の1を超える借入もOK |
融資まで最短1日の中央リテールの「おまとめローン」
おまとめローンは、通常のカードローンの審査よりお時間がかかることが多いです。借入をまとめる関係で、どうしても借入額が大きくなりますし、返済能力について、より慎重に審査がなされるためです。
中央リテールのおまとめローンは、申し込んでから最短2時間と短いのが特徴です。融資まで、最短1日ですので、どうしても早く借入したいという方にはおすすめです。
金利が10.95%〜13.0%と、下限が高いように見えますが、上限は13.0%と非常に低いです。借入金額が低いほど金利は高くなりますので、利率の上限が13%というのは非常にありがたいのではないでしょうか。
ただ、申し込みはインターネットからでもできるのですが、契約には来店しなくてはならないのがデメリットです。もし急いでいる方は、事前に電話で相談の上、融資可能かどうか仮審査をしてもらってから来店日を決めた方が、融資までがスムーズでしょう。
なお、「中央リテール」というのは、おまとめローン専門に扱っている中小消費者金融となります。
おまとめローン専門ということで、中小消費者金融の担当者は国家資格を取得しているため、借金の一本化について安心して相談したい方におすすめですよ。
中央リテールのおまとめローン
条件等 | 内容 |
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申込要件 | 20歳以上65歳以下 |
融資額 | 500万円まで |
借入利率 | 10.95%〜13.0% |
遅延損害金 | 20.0% |
使途 | 貸金業者からの借入返済 |
おまとめローンの特徴 | ・返済期間が最長10年 ・担保、保証人不要 ・審査まで最短2時間 ・融資まで最短1日 |
オリックスVIPフリーローン(貸金業法に基づくおまとめローン)
オリックスVIPフリーローンは、最大800万円までと融資額が高いのが特徴です。ただし、申込要件が若干厳しく、年収が400万円以上でないと申込ができません。
その代わりといってはなんですが、毎月の返済額が大幅に減らせる可能性もあります。
例えば、3社から合計で250万円以上の借入があったとしましょう。利率は12〜18%ほどで、毎月の返済額は6万円を超えています。
このような人がオリックスでおまとめローンにすると利率が8%になり、月々の返済が4万円ほどになる可能性があります。
オリックスVIPフリーローン
条件等 | 内容 |
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申込要件 | 20歳以上65歳未満 年収400万円以上 |
融資額 | 100万円〜800万円まで |
借入利率 | 3.0%〜14.5% |
遅延損害金 | 19.9% |
おまとめローンの特徴 | ・返済日は10日、20日、末日から選択可能 ・担保、保証人不要 ・返済は最長8年 |
銀行やクレジットカードのおまとめローン
銀行にもおまとめローンがあります。消費者金融と比べますと金利が低いのが特徴で、総返済額を下げられる可能性があります。また、おまとめ後も新たな借入ができる商品が多いです。
より低金利のおまとめローンで借金を一本化したい方は銀行のおまとめローンがおすすめです。
ただし、金利が低いということは、それだけ審査が厳しくなる傾向にあるということですので、審査落ちする可能性も高くなります。
銀行系のおまとめローンは審査にも時間がかかり、最短でも2~3日、長い場合は2週間ほどかかることもあります。
また、新たな借入ができてしまうのは、決していいことばかりではありません。新たな借入によって、返済すべきお金が増えてしまってはまとめた意味がなくなってしまいますので、その点は十分注意してください。
東京スター銀行スターワン乗り換えローン
東京スター銀行の「スターワン乗り換えローン」は、借入額が大きくなってしまっている人におすすめのおまとめローンです。
東京スター銀行のおまとめローンは最高融資額1,000円までなので、600万円以上のおまとめも成功する可能性があります。
東京スター銀行のおまとめローンは「WEB完結」にも対応しているので、来店不要で契約することができます。
通常、利率は借入金額によって変動するので、審査結果によって決まった借入額に対応する利率が適用されます。
ですから、実際どのくらいになるのかシミュレーションはできるものの、申し込んでみたら思ったよりも高くなる可能性もあるわけです。
その点、東京スター銀行のおまとめローンは、金利が一律12.5%と固定ですから、今の金額をまとめたら総支払額がどのくらいになるのか計算しやすいというのが最大のメリットでしょう。
ただし、借入できるのが、
- 正社員
- 契約社員
- 派遣社員
など、給与所得者に限られていますので、個人事業主の方は対象外となっています。
また、アルバイトやパートも対象外なので、別のおまとめローンへの申し込みをおすすめします。
東京スター銀行のおまとめローンは仮審査に最短で3日かかり、契約するまでに最低でも3日以上必要な点がデメリットです。
また、東京スター銀行のおまとめローンは「過去に自己破産や債務整理をした方」や「6か月以内に当行のローン審査に落ちた方」は申し込みの対象外となります。
【東京スター銀行おまとめローン】
条件等 | 内容 |
---|---|
申込要件 | 20歳以上65歳未満 給与所得者 年収200万円以上 保証会社の保証が受けられる人 |
融資額 | 30万円以上1,000万円まで |
借入利率 | 12.5% |
遅延損害金 | 14.6% |
使途 | 無担保個人向けローンの借り換え (事業性資金を除く) |
おまとめローンの特徴 | ・利子が一律12.5% ・借入上限額が高い |
PayPay銀行のカードローン
PayPay銀行のカードローンは、全ての手続きがWEBで完結します。借入していることを人に知られたくないという方でも安心して申し込みができます。
在籍確認の電話は来ますが、銀行名+担当者名でかかってきますので、もし誰かに何か聞かれても、「新しいクレジットカードを作ろうと思って」と答えれば、不審がられる心配もありません。
また、使途が自由であることと、借入の上限が1,000万円と高額なので、おまとめローンとして使うこともできるでしょう。
返済日が1〜28日または月末の中から、自分で設定することができるのも嬉しいところ。お給料が入ってから返済できるので、残高不足になる不安がありません。
銀行カードローンなので、金利も低めです。100万円未満の借入ですと18.0%と高めですが、100万円以上なら15%、150万円以上なら12%程度に下がる可能性があります。
変動金利であるため、金利情勢によって変わることがあるものの、借入をまとめれば、今よりお金利を下げられる可能性もあるのではないでしょうか?
しかも、PayPay銀行のカードローンを初めて利用される方は、借入から30日間無利息です。
カードローンの利用にはPayPay銀行の口座が必要になりますが、これもWEBから手続きができます。
【PayPay銀行のカードローン】
条件等 | 内容 |
---|---|
申込要件 | 20歳以上70歳未満 仕事をしていて安定した収入があること 個人事業主は利用不可 |
融資額 | 1000万円まで |
借入利率 | 1.59%〜18.0% |
遅延損害金 | 20.0% |
使途 | 自由 |
カードローンの特徴 | ・申込から借入までWEBで完結 ・担保、保証人不要 ・仮審査結果は最短60分 ※本審査結果ではありません |
ライフカードサポートローン
クレジットカードでお馴染みのライフカードが提供するおまとめローンです。おまとめローンの審査は時間がかかるものですが、ライフカードのサポートローンは、申込から最短1週間で借入が可能です。
どうしても急ぐという場合には、サポートローン専用ダイヤルに電話で相談しますと、すぐに審査をしてくれます。
審査結果が出てから申込書などを送ってくれますので、借入までの時間が早くなる可能性があります。
WEBからも資料請求ができますが、申込書が届いて、それを返送してからの審査となりますので、急いでいる方は毎月の返済額の相談なども含めて、一度電話してみることをおすすめします。
仮に、3社から合計で150万円の借入があり、毎月6万円の返済をしていたとします。サポートローンでまとめると、金利が13.8%まで下がるため、月々の返済が2万円以上減らせる可能性があります。
【ライフカードサポートローン】
条件等 | 内容 |
---|---|
申込要件 | 26歳以上 本人に安定した収入があること |
融資額 | 500万円まで |
借入利率 | 12.0%〜16.5% |
遅延損害金 | 20.0% |
使途 | 消費者金融、クレジットカードの借入返済 (銀行カードローン、クレジットカードのショッピングを除く) |
おまとめローンの特徴 | ・最短7日でおまとめ可能 ・担保、保証人不要 ・最長120ヶ月(回) |
ろうきんでもおまとめローンを扱っている
おまとめローンは「ろうきん」で扱っていることもあるため、労金で借金をまとめることもできます。
ろうきんのおまとめローンは金利上限が10%以下と低金利になっていることが特徴です。より金利を下げ、利息を抑えたいという方にろうきんのおまとめローンはおすすめと言えます。
ただし、ろうきんのおまとめローンにも利用条件が設定されているため、借金を一本化するためには利用条件を満たさなくてはいけません。
ろうきんのおまとめローンは申し込み条件に年収制限や居住地制限などがあるため、必ず条件に合ったろうきんのおまとめローンに申し込みをしましょう。
まず、団体会員として労働組合に入っているならろうきんのおまとめローンに申し込みができます。
年収制限は年収が150万円以上とされていることが多いです。ほかにも世帯年収が150万円以上など制限があるため、各ろうきんのおまとめローンを確認する必要があります。
さらにろうきんのおまとめローンを利用するには1年以上の勤続年数が必要になるので、この点も注意しておきましょう。
次に居住区や勤務先の制限です。ろうきんのおまとめローンは、居住地に対応しているろうきんのみ利用することができます。
また、当然ですがろうきんのおまとめローンの審査は信用情報が使われるので、他社借入や融資金額が多いとおまとめできない可能性もあります。
労働組合に入っている場合はサービス面での優遇も受けられるので、会員の方にはろうきんのおまとめローンはおすすめです。
なお、ろうきんのおまとめローンは総量規制の対象外なので、年収の3分の1を超えた借入もまとめることができます。
地方銀行で一本化することも可能
地方銀行でのおまとめローンを扱っているため、地方銀行のローンを使って借金を一本化することもできます。
例を挙げるなら東和銀行のおまとめローンです。
東和銀行のように専用のおまとめローンもあれば、地方銀行のフリーローンやカードローンをおまとめローンとして利用することもできます。
ただし、東和銀行などの地方銀行のおまとめローンは申し込み条件に、「該当銀行が営業している地に住んでいるか勤務している」必要があります。
東和銀行など、地方銀行のおまとめローンの金利上限は14%前後となっていることが多く、消費者金融のカードローンよりも低金利のため、金利を下げられる可能性が高いですよ。
何より、普段から東和銀行などの地方銀行を利用しているのであれば、安心して利用できるので、おまとめローンを利用するなら普段利用している地方銀行での一本化も検討してみてください。
ここに注意!おまとめローンのデメリットも知っておこう
おまとめローンは金利も下がるし、返済額も減る!いいことづくめじゃないかと思うかもしれませんが、デメリットがないわけではありません。
デメリットもきちんと把握した上で、上手に借り換えをすることが大切です。
消費者金融のおまとめローンは使途が限られている
複数のローンを抱えている人の中には、消費者金融だけでなく、銀行のカードローン、ショッピングのリボ払いなど、さまざまな返済に追われている場合があるでしょう。
ここで気をつけなくてはいけないのが、消費者金融のおまとめローンは、同じ消費者金融の無担保ローンのみしかまとめられないことがほとんどだということです。
アイフルのおまとめMAXは銀行カードローンもOKでしたが、そのような商品は少ないです。借入先によってはおまとめができないので、よく確認することが大切です。
もし、消費者金融以外の借入があって、既存のおまとめローンでは対応が難しい場合、使途が自由なフリーローンを利用するという方法も検討してみてください。
追加融資はできない
通常のカードローンですと、融資限度額以内なら、追加で借入することもできました。
しかし、おまとめローンは返済を楽にするための返済専用の商品ですから、追加融資を受けることはできません。
まとめることによって高額な借入になりますから、これ以上の融資をして、余計に苦しくなることを防ぐためです。
ですから、なんらかの理由でお金が急に必要になった時に、また借りることはできないということを覚えておきましょう。
元の借入先の解約が条件になっていなければ、そこから借りることは可能かもしれませんが、返済が大変だから借入をまとめたのだということを忘れないでください。新たな借入が増えたら、生活が余計に苦しくなるだけです。
計画的に返済し、同時に蓄えを作っていくことも大切です。
おまとめローンは追加融資できないことがデメリットですが、これがメリットになることもあります。
追加融資できないということはこれ以上借金が増えることがなく、確実に借金を減らせるため、借金をこれ以上増やしたくない方にもおまとめローンはおすすめです。
借入額が高くなるほど審査が厳しくなる
借りる金額の大小によって、審査の厳しさが変わることはありません。たとえ1万円であろうと、お金を貸す以上は本当に働いているか、返済できるのか、他社の返済が滞っていないかなど、詳細に審査をしています。
しかし通常のカードローンであれば、50万円以下の借入なら収入証明書が不要になったり、場合によっては在籍確認の電話連絡の代わりに社員証や健康保険で審査をしてくれたり、柔軟に対応してくれるケースもあります。
おまとめローンの場合、借入額がどうしても高額になりますので、本当に返済できるのか?という点の審査がどうしても厳しくなるでしょう。
借入額が高額になるため、収入証明書を省略することもできません。
申込要件として、年収いくら以上という条件を設定している会社もありますので、社会人としての信用度が非常に重要となってくるのです。
また、おまとめローンを含めてカードローンには、借入額が高ければ高くなるほど金利が低くなるという特徴があります。
まとめたいローンの額が多い人は借入額に応じて低金利で検討されるため、審査が厳しくなるのです。
金利が低く借入額が高いということは、銀行・消費者金融にとって貸し倒れのリスクが高いということですから、非常に慎重な審査が行われて当然でしょう。
即日の借入は難しい
通常のカードローンですと、即日融資も珍しくはありません。朝申し込めば、午前中のうちに借入できることもあります。
たとえば3社から借入していた場合、おまとめローンの契約をした会社が、あなたに代わってその3社に返済をしてくれるわけです。
その分の手続き等で、通常のカードローンよりも時間がかかるため、実際の融資までは1〜2週間かかるでしょう。
完済までの期間が延びる
1社で50万円なら、月に2万円くらい返済して、2年ちょっとで終わる計算です。3社あったとすると、月に6万円です。
これを1社にまとめて、150万円を月に4万円で返済していくとすると、3年以上かかります。
毎月の返済額は減るかもしれませんが、完済までの期間は伸びてしまいます。
長くなっても毎月の返済を減らすか、今までと同じように払って返済を早めるか、どちらが良いかをよく考えなくてはなりません。
また、おまとめローンを利用して返済期間が長くなると、利息の支払い総額が高くなるデメリットも考えられます。
金利が下がる=支払額が下がるわけではない
借入額がまとまることで、金利は下がります。1回に返済する金額も小さくなるため、とてもお得感がありますが、それで返済期間が長くなった場合、返済する総額は増える可能性があるので、注意が必要です。
トータルでいくら返済することになるのか、しっかりシミュレーションして借入先を選びましょう。
おまとめローンで借金をまとめると必ず金利が下がるわけではなく、利用しているローンによっては金利が高くなるデメリットもあります。
一括返済を求められる
アイフルなどのおまとめローンを利用していて、「一括請求された」という情報もあります。
おまとめローンの審査通過後に、普通に利用していれば一括請求されることはありません。ただし、返済の延滞をした場合や規約違反をした時に一括請求されるリスクがあります。
クレジットカードが使えなくなることも
おまとめローンを利用すると、クレジットカードが使えなくなることもあるため注意してください。
クレジットカード使えなくなるのは、クレジットカードをおまとめローンの一本化の対象に入れた時です。
また、クレジットカードをおまとめローンの対象に入れなければクレジットカードの解約も不要なので、解約してクレジットカード使えなくなる心配もありません。
ただし、クレジットカードをおまとめローンの対象に入れないということは借金の一本化をせず、返済負担が軽減できないというデメリットも存在します。
一本化できないこともある
おまとめローンは申し込みをしてもすべての借金をまとめられないこともあり、デメリットになることもあるため注意が必要です。
例えばカードローン3社と契約しており、うち2社はおまとめローンで一本化でき、残りの1社は一本化できないという審査結果になる可能性もあります。
この場合、返済は残った1社とおまとめローンの計2回行う必要があるため、人によっては返済負担が減らずデメリットになる可能性もありますよ。
おまとめローンによっては、元の借入よりも金利が高くなってしまう場合もあります。
元の借入の金利がかなり低かった場合には、おまとめローンの金利の方が高くなり、結果的に金利が上がってしまうということです。
おまとめローンの金利の方が高くなれば、それによって発生する利息も上がることになります。
おまとめローンはなるべく借入件数を減らしてから申し込む!
おまとめローンは、返済専用のローンです複数の借入先のある人が、ローンを一つにまとめることによって利率を下げられたり、1回の返済額を減らすことができるメリットのあるローン商品です。
返済が月に1回になることで、返済の管理を楽にできるというメリットもあります。
ただし、完済までの期間が長くなること、ローンの組み方によっては返済総額が増えてしまうこともありますので、返済計画をきちんとシミュレーションしてから申し込みましょう。
また、借入件数があまりに多いと、審査を通過することが難しくなってきます。審査が甘いおまとめローンはないので、どこも審査に通らないなんてことになりかねません。
4〜6社借入がある人は、融資限度額の高いところから完済し、その空いた枠で借入を増やして他社を完済するという方法で、1社ずつ借入先を減らしていきましょう。目安は、3社まで減らすことです。3社まで減らせば、審査の通過率を高めることができます。
今後は新たな借入をしなくて済むように、計画的に返済・貯蓄をしていきましょう。
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