お金がない、やばい!誰か助けて…本当に困っている人が優先すべき事

「本当にお金がない」「やばい」「誰か助けてほしい」と、困っている方。長引く新型コロナウイルスの影響もあって、生活に困窮しているという声も多く見られるようになっています。
お金がない状態でやばい時には、まず生活上どうしても欠かせないものや支払いが滞ると大変なことになってしまうものにお金を使うしかありません。そのうえで対処法を考えて、何とか乗り越える方法を考える必要があります。
今回は本当にお金がなくて困っている人に向けて、優先すべき支払いとお金がない時に考えられる対処法を紹介します。できそうなものから試してみてください。
目次
お金がなくてやばい時に優先すべき支払いと、すぐにできる対策
お金がない状態でやばい時でも、どうしても支払わなければいけない費用があります。支払わずにいると生活が成り立たない可能性もあるため、優先的にお金を回すようにしたいところです。
また、お金がないとイライラしてストレスの原因にもなるため、支出を抑えてストレスのもとを解消しておくべきです。
お金がないままストレスを抱えると、健康状態に問題が出てくることもあるため注意してください。
具体的に言うと、お金がないと精神不安定に陥り、「うつ」や「不眠」などの症状が出る可能性があります。
どのような支払いを優先すべきか、チェックしましょう。
生活する上でどうしても欠かせないのは食費
食事を摂らないわけにはいかないため、食費は生活する上でどうしても欠かせない出費だと言えます。お金がなくても、ご飯は食べたいですよね。
食費を確保するには、以下の方法を試しましょう。
- 外食しない
- 低予算で作れるレシピを探す
- 見切り品も上手に活用する
やはり外食をすると、どうしてもお金をたくさん使ってしまうものです。
外食をする場合、節約をしようと考えていてもメニュー画像を見た途端に色々と食べたくなってしまう傾向があります。
ついつい予定になかったものまで注文してしまう…という事もよくありますよね。
だからこそ、外食は基本的にしない!という決まりを自分の中で作りましょう。
あらかじめ決まりを決めておくことで、無駄遣いをしないようにできますね。
いざとなった時に「お金がない!やばい!」という状況にならないようにできます。
外食は「月末にお金が余った場合だけ」と決めておけば、ストレスが溜まることもありませんね。
そして食べ物に対するこだわりがある場合でも、お金に困っている時はまず食べることを優先しましょう。もやし・豆腐・卵・うどんなど、低予算の食材でできるレシピを探すと、出費を抑えられます。
納豆や豆腐、油揚げや卵などはお手頃で手に入って栄養もある助かり食材です。
そして長持ちする野菜で常に置いておきたいのがじゃがいもや人参ですね。
もやしは安くて使いやすいので、ついつい多く買ってしまいがちな食材です。
見切り品など割引で買えるものも活用しながら、できる限り出費を抑える対策が重要です。
また、お金がないときは気軽に外食などができず、誰かから食事の誘いを受けても断らなければならくなり、ストレスを感じることがあるでしょう。
お金がないときはとにかく他人と比較しないことを心掛けないと、些細な出来事ですぐにストレスを感じてしまいます。
家賃は3か月滞納すると立ち退きの可能性があるため注意して
家賃を3か月滞納すると立ち退きを迫られる可能性があるので、注意しましょう。
家賃の滞納で立ち退きを命じられる場合は、大家さんや管理会社が裁判を起こして勝訴判決を得た後である場合がほとんどです。
裁判になってしまえばほぼ勝ち目はありませんから、お金がなくて払えないと確認できた時点で、大家さんや管理会社に「今後どうするか、どのように払っていくか」を説明しましょう。
すぐにできる対策は、大家さんとの交渉です。生活に困窮している事情を話して、将来的にきちんと支払うつもりがあることを伝えれば、多くの場合相談に乗ってもらえます。
家賃の一部を支払って残りを分割払いにするなど解決策を提示されるのが一般的なので、困った時期を乗り切れたら決められた通りに支払えるようにしたいところです。
家賃が払えないとどうなるのか、そういうときにどうすべきなのかは、別の記事家賃払えないで詳しく解説しています。
黙ったまま滞納すると自宅が競売にかけられる可能性がある住宅ローン
住宅ローンを支払えない場合は、返済日が来るまでに借入先に相談しましょう。借入先に相談すれば、経済状況に合わせて一時的に返済方法を見直してもらえる可能性もあります。
返済の見直しの内容は借入先や経済状況にもよりますが、以下のようなパターンが考えられます。
- 一時的に金利のみの支払いにして元本の返済を待ってもらえる
- 月々の支払額を返済できる金額に下げてもらえる
一時的な猶予なので、新型コロナの影響やリストラなど、将来的に状況が改善できる可能性がある場合に相談に応じてもらえる可能性があります。
ただし返済期間の延長をしない金融機関もあるため、借入先によっては返済の見直し期間が終了したら返済額が上がるケースがあります。借入先によってルールが異なるため、しっかり相談してから決めましょう。
どうしても返済が難しければ、自宅を売却する方法も視野に入れる必要があります。
光熱費も優先度の高い支払いなので忘れずに
光熱費を支払えず電気や水道が止められたら、生活ができません。忘れずに入金したい優先度の高い支払いではありますが、1か月滞納してすぐに止められることはないので、食費が支払えない場合は食費を優先しましょう。
水道や電気・ガスといったライフラインがまだ止まっていない状態であれば、この間にお金をつくる方法を模索することができます。本当にやばいのは、これらのライフラインが止まってしまった場合です。
しばらく支払いが難しい場合は、自治体や事業者に相談する方法もあります。
生活に直結するものなので、自治体や事業者が相談に応じて支払いの猶予や減免をしてくれるケースも見られます。支払いが厳しい場合は、問い合わせてみましょう。
できるだけ削りたくない費用の一つが学費
学費は子供に関わることなので、できるだけ削りたくない費用の一つです。一時的な出費なら、カードローンを利用したり知り合いに借りたりして用意できるよう工夫してみましょう。
とはいえ、どうしても支払いが難しい場合は、習い事を辞めるなどの対策が必要な場合もあります。
大学などまとまったお金が必要な場合は、大学に相談して支払いの延期や分納に対応してもらえるか相談しましょう。
また、家庭の事情で大学に必要なお金がない場合は奨学金を利用することもできます。
奨学金には「給付型」もあり、給付型なら借金には該当しないため返済もいらないため、お金がない時に助かりますし、お金を借りたくない方にもうれしいのではないでしょうか。
延滞税がかかるためできるだけ滞納を避けたい税金
税金を滞納すると延滞税がかかるため、できるだけ滞納は避けたいところです。
以下のような理由がある場合、税務署に相談すると税金の猶予が受けられ、延滞税の軽減・免除や財産の差し押さえの猶予が受けられるので、早めに相談してみましょう。
- 災害で財産が損失を受けた
- 本人や家族が病気にかかった
- 事業を廃止もしくは休止した
- 事業に著しい損失を受けた
新型コロナも税金の猶予の理由として認められる可能性があります。
「お金がなくて生活できるかどうかも危うい」レベルであれば、現在の経済状況の困窮具合を示す所得証明書などを用意して役所などに相談することで、税金の減額や猶予の提案をスムーズに受けられます。
実際に社会保険料などは、緊急対応策として支払い延長や納付猶予が認められる場合があります。
厚生年金保険料も、お給料が減ってお金がないことが分かれば、特例によって減額・免除してもらえる可能性もあります。
お金がない状態でやばい時に試したい8つの対策
お金がないというやばい時でも、どうすることもできないわけではありません。
お金がない状態でやばい時に試したい、お金を用意するための対策法を8つ紹介します。状況に合わせてできそうな対策を試してみてください。
紹介する8つのお金がない時の乗り切り方法には、お金を借りない方法も有ります。「お金がないけど借りたくない」場合はお金を借りない「お金がない時の乗り切り方法」を検討してみてください。
また、収支管理やお金の使い道が、お金がないやばい原因の可能性もあります。
収支管理をして無駄な出費や支出を抑えるだけで、お金がない状態を解決できることもあるため、お金を借りたくない方はお試しください。
一時的な借入ならカードローンがおすすめ
一時的にお金が用意できれば困った時期を乗り切れるという人は、以下の理由でカードローンでの借入がおすすめです。
- 安定収入があれば審査に通る可能性がある
- 借りたお金の使い道が自由
- 来店不要でも手続きができる
- 申し込み先によっては申し込んだその日のうちに借りられる場合がある
- 無利息サービス(利息0円)期間を設けている申し込み先もある
- 返済の自由度が高く利息を軽減できる
闇金や取り立てといったイメージがある方もいるかもしれませんが、カードローンは2010年に完全施行された貸金業法で守られた立派なサービス。今や4人に1人がカードローンの利用経験があるというほど身近なものになっています。
ただし、現在でも違法な貸金業者は存在するので、利用するカードローンはよく考えなくてはいけません。「ブラックOK」や「審査なし」といった誘い文句は違法な貸金業者の可能性があります。
パートやアルバイトでも安定した収入があれば審査に通る可能性があり、借りたお金の使い道は自由なので生活費の補てんや教育費などさまざまな目的に使えます。
借入先を選べば来店不要での手続きもできるので、忙しくても申し込みを諦める必要がありません。
大手消費者金融であれば、申し込み時間や審査の状況にもよりますが、申し込んだその日のうちに借入までできる即日融資も可能です。審査結果が出るのが最短30分前後と、借りられるかどうかだけでも早めに知りたい場合にも向いています。
また、消費者金融の申し込みは「WEB完結」での申し込みがおすすめです。
大手消費者金融では初めて申し込む人を対象として、一定期間利息が付かない無利息サービスを設けているところもあり、早めに返済をすれば利息の軽減も可能です。
返済の自由度も高く、早めの返済や決められた金額よりも多い金額の返済もできます。カードローンの金利は日割りなので、借入日数が少なければ金利の節約が可能です。
節約できるとはいえ、カードローンで借りると利息は発生します。「お金がない」「やばい」という状態でも利息には注意してお金を借りましょう。
また、「お金がない」「助けて」といった状態でも収入がないとカードローンで借りることはできません。
一時的にカードローンでしのぐなら、以下のカードローンが特におすすめです。
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ただし、カードローンで借りたお金を返済できないと、ローンが組めなくなったりクレジットカードが作れなくなったりと悪影響が出るため、返済ができるあてがない時は借入を控えましょう。
また、無職の方はカードローンの申し込み条件を満たせないため、お金がない時に借りられません。
例えば失業保険で繋いでいる無職の人なども、収入なしと判断されてカードローンは利用できません。
お金がないときの乗り切り方としてカードローンを利用できるのは、今現在職について働いている人と考えた方が良いでしょう。
ただし株やアフィリエイトなどの不労所得を得ている人であれば、カードローン審査に通る可能性もあります。
「お金がない、助けて」という時に一時的ならカードローンはおすすめですが、複数のカードローンの利用はよくありません。
複数のカードローンから借入をする「多重債務」は、返済回数も重なり返済負担も増えるため、一時的にはしのげても、返済で「お金がない、助けて!」となってしまう可能性もあります。
カードローンは一時的な借入におすすめですが、審査があるため本当にお金がない時に借りれないことも考えられます。
また、審査が素早く即日融資に対応しているカードローンは増えていますが、必ずしも即日融資できるわけではありません。
そのため、「お金ない!」「助けて!」となった時のために、事前にカードローンと契約しておく方法も有ります。
一時的にお金に困っている時は物を売却してお金をつくる
一時的にお金に困っていて、今を乗り切ればなんとかなる場合、不要な物を売却してお金をつくる方法を考えましょう。
売却先には以下のようなところがあります。
- フリマアプリ
- オークションサイト
- 一括査定サイト
- 買い取りアプリ
- リサイクルショップ
リサイクルショップよりもフリマアプリやオークションサイトを利用する方が高値がつくケースも多く見られますが、手間や時間がかかります。状況や売却したい物に応じて、どこで売るか決めましょう。
ブランド品やゲームの場合、一括査定サイトや買い取りアプリが便利です。
服やバッグ、時計といったブランド品からデジタル品、家具など、フリマアプリなどを使えば幅広く売却できるので、お金がない時は身近なものでフリマアプリなどで売れるものを探してみてください。
リサイクルショップに物を売って状況を乗り切る場合は、ショップ選びに注目しましょう。
ジャンル分け隔てなく物を買い取ってくれる総合リサイクルショップよりも、特定ジャンルに特化したショップの方が高値で売れる可能性があります。
品物を売却したくないけれど一時的にお金を用意したい場合は、質入れする方法もあります。借りたお金と利息分のお金が用意できれば質入れしたものは戻ってくるため、安心です。利息が月利で表示されているため、利息の計算方法に注意しましょう。
返済用のお金が用意できない場合はそのまま買い取ってもらう方法もあるため、万が一の時も困りません。
一般的には3か月以内に品物を受け取りに行かないと、質流れして品物が戻ってこなくなります。質屋によっては利息だけを支払えば預かり期間を延長してもらえる場合もあるので、品物を失いたくない場合は相談しましょう。
フリマなどでの売却や質屋への質入れには特に審査はないため、無職の方や審査に不安を感じる方でもお金がない時に安心してお金を手に入れることができますよ。
クレジットカードやキャリア決済で支払いを先伸ばしにする方法も
食品や日用品を購入する場合であれば、クレジットカードやキャリア決済を利用して支払いを先延ばしにする方法もあります。
もうすぐ給料日、後少し待てばボーナスが出るなど、近いうちに支払える場合に便利です。
ただし、クレジットカードなどでの支払いの先延ばしはお金がない原因になることもあります。
支払いがあるたびに先延ばしにしていると、請求額が多額になり後日「支払うお金がない、やばい!」という状態になりかねません。
そのため、クレジットカードはお金がない原因にならないように、慎重に利用する必要があります。
また、クレジットカードはショッピング枠の利用状況によっては、お金がない時に借りれないこともあります。
貸してくれそうな人がいる場合は人から借りる
お金を貸してくれそうな人がいる場合は、人から借りる方法も考えられます。お金の問題は信頼関係にも関わるので、返すあてがある場合に試したい方法です。
親族や友人などお金がないときに気軽に相談できますが、借りたお金を返せずどうすることもできなくなった場合、今後困ったときに頼れなくなる可能性もあります。
特に親族は引っ越しの際の保証人などをお願いすることもありますから、返済計画をどうするかの目途が立っている場合にのみ相談するようにしましょう。
親・祖父母・兄弟など、関係性が深い人から借入をする場合は、贈与税の発生に注意しましょう。国税庁によると、次のような場合には借りたのではなく贈与されたとみなされて贈与税がかかります。
- 返済期限を決めずに貸している場合
- 利息を付けずに貸している場合(利息の金額のみに税金がかかる)
返済期限を決めていない場合は、実質贈与したとみなされて借りたお金全額に贈与税が加算されます。利息を付けずに貸している場合は、利息分を優遇されたと判断されて利息の金額のみに贈与税がかかるルールです。
贈与税には基礎控除額が設けられていて、110万円を超えると税金が発生します。少額の借入をする場合は贈与税を気にする必要はありませんが、生活に困って多額の借入をする場合は注意しましょう。
お金がないときに「助けて」と相談しやすいのは家族や親しい人ですが、相手とどんな関係でもお金を借りるなら借用書などを用意すると安心ですね。
家族間のお金の貸し借りであれば借用書で十分、贈与税が発生しないお金の貸し借りであることを証明できます。
単発バイトですぐにお金を手に入れる
時間的・体力的に余裕がある場合は、単発のバイトですぐにお金を手に入れる方法を考えましょう。
イベントスタッフやフードデリバリーなど、日払いが可能な仕事もあります。求人サイトや求人アプリを活用すると、日払いの仕事を探せます。
コンサートやスポーツ試合の会場運営のアルバイトや、倉庫内軽作業のアルバイトなど…日払いにも多くの種類があります。
通行人にチラシやグッズ類を配る仕事などもあり、自分の適性に合わせて仕事を選べば、お金がない時の乗り切り方として十分使えます。
ただし「日払い」は「働いた当日にお給料が支払われる」ということではないため、給与が払われる日に注意して仕事を選びましょう。
長期的に収入を増やすなら副業を始める方法も
長期的に収入を増やしたい場合は、副業を始める方法も検討しましょう。
最近では在宅ワークも一般的になって、自宅でできる副業も増えています。以下のような副業が始めやすく、内容も幅広いため自分に向いた内容が見つかりやすくおすすめです。
- クラウドソーシング
- 動画編集
- 代行業
クラウドソーシングとは、企業がインターネットを通して不特定多数の人に向けて業務を発注しているものを受注する方法で、専門のサイトに登録して利用します。
誰でもできる簡単なものから特定のスキルが必要なものまでさまざまな案件があるため、自分に合った仕事を選んで受注可能です。専門性が高い案件の方が単価が高い傾向があるので、得意分野がある方には特に向いています。
動画編集は、Youtuberの代わりに動画の編集作業をする仕事です。スキルを持っていれば、安定して稼ぎやすい仕事です。
家事代行や買い物代行など、代行業は依頼者が望む作業を代行する内容なので、自分の得意分野が活かせます。
主婦の方でもできる副業はあるので、お金がない主婦の方は副業で収入を得ることも検討してみてください。
収入を増やせれば、お金がなくやばい状態を抜け出す根本的な対策ができます。とはいえ、仕事を増やせば体に負担がかかる部分もあるので、無理をし過ぎない程度に仕事を探しましょう。
場合によっては高い効果が期待できる固定費の見直し
固定費の見直しは、現在の支払額が高額になっている場合に高い効果が期待できます。特にお金がないとお困りの主婦の方は家庭の固定費を見直すことをお勧めします。
固定費と見直しの方法を見ていきましょう。
固定費の種類 | 見直しの方法 |
---|---|
家賃 | 現在の家賃が高い場合は家賃が安い家に引っ越す |
通信費 | スマホを格安スマホに変える |
水道光熱費 | こまめに電気を消す 水道やシャワーを流しっぱなしにしない |
現在の家賃が高い場合、家賃が安い家に引っ越すと効果的です。公営住宅なら低い家賃で住めます。
引っ越しをする際には引越し費用と初期費用が必要ですが、初期費用の相場は家賃の5か月分から6か月分なので、家賃が低ければ負担を抑えられる可能性もあります。
引越し費用が足りない場合は一時的にカードローンで借りるなどして用意できれば、将来的に出費をかなり削減できる可能性もあります。
家賃の節約なら実家に帰って、今後どうするかの目途が立つまでお金を貯めるのも一つの方法です。
通信費も格安スマホに変えればかなり節約可能です。
どうしても妥協できない機能や通信容量などを踏まえた上で格安スマホに乗り換えたり、プランを変更したりすれば、お金がない状況をストレスフリーに打破しやすいでしょう。
家の固定回線がある人は、スマホとのセット割引を活用したり、格安の光回線などに乗り換えることも、お金がないときの節約になります。
また、どうすることもできないくらいにお金がない状態なら、契約中のサブスクリプションを解約することで、毎月の出費を抑えることもできるでしょう。
水道光熱費はそこまで大きな違いにはなりませんが、積み重ねるとまとまった金額になる場合もあります。
家賃・保険料などの固定費をはじめ、水道光熱費といった変動費など、日常でお金がなくなっていく要因は支出にあります。
今の生活でどれだけの支出があるのか、どのくらい使っているのかを家計簿にまとめてみると、お金がない時の乗り切り方も見えてくるかもしれません。
借入の返済で困っている場合はおまとめローンや債務整理を検討しよう
借入の返済ができずにお金がない状態になっている場合は、おまとめローンや債務整理を検討しましょう。
返済期間や月々の返済額によっては返済総額が増えるケースもありますが、毎月の返済額が無理のない金額になるため返済しやすくなるのは確かです。
例として公式サイトの記載を元にプロミスのおまとめローンの特徴を見てみると、以下のように案内されています。
- 今借りているローンより低い金利で借り換えれば毎月の返済額や金利負担が減る
- 返済日が毎月1回になり返済日や返済金額の管理がしやすくなる
- 段階的に借入残高を減らせる
月々の返済額の見直しなど、利用者にとって最適なプランを提案してくれるので、返済がしやすい形になります。
おまとめローンは返済専用ローンとなっていることも多く、借入できなくなるため、それ以上借金も増えませんし計画的に返済できるため、お金がないどうすることもできない状態を脱出できる可能性がありますよ。
どうやっても借りたお金の返済が難しい場合は、債務整理も検討しましょう。債務整理とは、交渉や法的な手段で借入残高を減額する方法で、以下のような種類があります。
債務整理 | 方法や特徴 |
---|---|
任意整理 | 裁判所を通さず借入先と交渉によって返済額を減らす 今後の利息をカットする方法で返済額を減らすのが一般的 借入先との交渉が成立しなければ返済額の減額はできない 通常は弁護士や司法書士などに間に入ってもらう |
個人再生 | 裁判所を通して返済額を減らす手続きをする 減額できる金額はあらかじめ決められている 任意整理より時間と手間がかかる 安定収入が必要 |
自己破産 | 裁判所を通して返済を全額免除してもらう手続きをする 返済しなくてよくなる代わりに生活に必要なもの以外の財産を失う 職業によっては手続きの間制限を受ける 保証人を立てている場合は保証人に請求が行く |
任意整理は裁判所を通すのではなく交渉によって返済額を減らす方法で、交渉が成立しなければ利用できません。交渉が重要なので、通常は弁護士や司法書士などプロに代理人になってもらって交渉を行います。今後発生する利息を減らすのが一般的です。
個人再生はあらかじめ決められた金額まで返済額を減らせる手続き方法で、返済額の大幅なカットが期待できます。裁判所を通して手続きを行うので時間と手間がかかり、安定収入も必要です。
自己破産は裁判所を通して返済を残額免除してもらう方法で、返済の義務がなくなる意味で負担はかなり軽減できます。半面、生活に必要と認められる財産以外は返済に充てられるため処分される、職業によっては制限を受けるなどのデメリットもある方法です。
債務整理にはもう一つ、「過払い請求」という手続きも存在します。
カードローンなどの金利は2010年6月に法律で上限金利が改められ、より低い金利が上限となりました。
そのため、2010年6月より前に借りていた場合は、上限金利が高く、利息の払い過ぎという状態になることがあります。
2010年6月より前に今より上限金利が高い状態で借りていた方は「過払い請求」をすることで、払いすぎた利息を返してもらうことができます。
ただし、債務整理の過払い金請求をした場合、過払い金を請求した金融業者から今後お金を借りられなくなるデメリットがあります。
また、債務整理の過払い金請求は自分で請求することもできますが、知識がないと過払い金を受け取るまで時間がかかってしまうことがあります。
さらに、手続きに失敗してしまうと過払い金を受け取れなくなる可能性もあるため、債務整理の過払い金請求をするときは注意が必要です。
債務整理の過払い金請求をするときは専門家の方に相談することをおすすめします。
生命保険の貸付制度を利用する
生命保険の契約者は解約払戻金を担保に融資を受けられるので、「お金がない」「借りれない」「どうしよう…。」といった時に借りることができます。
生命保険の契約者であれば「審査なし」で融資できるので、何らかの理由で無職になってしまった方でもお金がない時に融資できますよ。
生命保険はお金がない無職の方でも解約払戻金の7割から9割まで融資可能です。
ただし、借入額と利息の合計が融資可能な額を超過した場合や返済ができなくなると生命保険が解約となってしまいます。
お金がない無職の方など、返済の目途が付いていない方は保険の解約にもお気を付けください。
カードローン以外のローンで借りる
お金がない時にお金を借りられるのは消費者金融のカードローンだけではありません。
銀行や信用金庫でもローンを扱っているため、お金がない時に利用することも可能です。
例えばカードローンと同様に用途が自由のフリーローンや、用途は限られてしまいますが住宅ローンや教育ローンなどをお金がない時に利用することもお考え下さい。
ただし、カードローンとは異なり借入を自由にできるわけではなく、1度申し込みをしたら1度の融資のみ可能なので、お金がない時にフリーローンなどを利用する場合は必要な金額を良く考えて利用しましょう。
フリーローンにもカードローンと同じく審査がありますが、金利が低いという特徴もメリットがありますから、お金がない時の乗り切り方法として視野に入れてみてください。
ちなみにフリーローンの多くは銀行から提供されているため、審査の基準がカードローンと比べて若干厳しめです。
即日での借り入れも難しいため、どうすることもできないほど困っている人はフリーローンよりカードローンの方がおすすめです。
困った時は支援制度や公的な制度も視野に入れて積極的に利用しよう
本当にお金がない、やばい、どうするといいかわからないなどと思うほど生活に困っている場合は、支援制度や公的な制度が利用できる可能性が高いと考えられます。
利用できる制度を知って、積極的に利用して困っている状態から抜け出せるようにしましょう。
ただし、支援制度や公的な制度はお金を借りるまでに時間がかかり、即日で借りることはできません。
また、公的な制度は融資の条件が厳しめに設定されていることが多いため、条件に沿っていなければお金がない時でも借りられません。
そのため、「お金がないからすぐに借りたい」という場合にどうすることもできない可能性もあります。
市区町村社会福祉協議会が窓口の生活福祉資金貸付制度
市区町村社会福祉協議会が窓口となって低金利での融資を行う制度が、生活福祉資金貸付制度です。融資の対象となるのは、以下の世帯です。
- 低所得世帯(住民税非課税程度)
- 障害者世帯
- 高齢者世帯(65歳以上の高齢者が属する世帯)
資金には以下の3種類があり、借入目的に合わせて利用する資金を選びます。
資金の種類 | 詳細 | 金利(年) |
---|---|---|
総合支援資金 | 生活支援費 住居入居費 一時生活再建費 |
連帯保証人あり:無利子 連帯保証人なし:年1.5% |
福祉資金 | 福祉費 緊急小口融資 |
連帯保証人あり:無利子 連帯保証人なし:年1.5% |
教育支援資金 | 教育支援費 修学支援費 |
無利子 |
不動産を担保として利用する資金もありますが、今回は省略しています。
教育関連の資金なら無利子で借りられるなど低金利なので、利用条件に合っている場合は利用を検討したいところです。
総合支援資金と緊急小口資金を利用したい場合は、就職が内定している場合を除いて生活困窮者自立支援制度の自立相談支援事業を利用することが融資の条件となります。
資金の種類によって融資までの流れが異なるので、まずは市区町村社会福祉協議会に相談してみましょう。
お金がない時に助かる制度ですが、審査が厳しい点には注意しなくてはいけません。
コロナ関連なら特例がある生活支援費と緊急小口融資
生活支援資金の場合は、据置期間と言って返済を待ってもらえる期間が長くなる点と、無利子で借入ができる点が特例です。
緊急小口融資の場合は以下のようになります。
- 学校などが休業した場合や個人事業主が借りる場合は融資額が上がる
- 据置期間が長くなる
緊急小口融資は緊急の時に少額の借入ができる制度ですが、もともと無利子なので利子については違いはありません。
緊急小口資金はコロナ関連で休業になってしまい、「お金がない」「どうすることもできない」場合に、10万円以内で借りることができます。
家賃が払えない場合は住宅関連の補助や制度の利用を考えよう
住むところが不安な場合は、以下のような住宅関連の補助や制度の利用を検討しましょう。
補助や制度 | 内容 |
---|---|
住宅確保給付金 | 実際の家賃額が支給してもらえる 市区町村ごとに上限の金額が決められている 支給されたお金は大家さんに直接払われる 支給期間は3か月(延長あり、最長9か月) |
公営住宅 | 国の補助によって地方公共団体が建設した住宅 低所得者向けに家賃が低く設定されている 所得制限がある |
セーフティネット住宅 | 住宅確保要配慮者が入居できる住宅 低い家賃で入居できる可能性がある 登録している住宅に対して改修費などの補助がある |
住宅確保給付金は、住んでいる自治体の自立相談支援機関が窓口となる給付金です。支給が受けられるのは以下の条件を満たしている人で、新型コロナへの対策として離職してない人も給付金の申請ができるよう制度が整えられました。
- 主な生計維持者が離職または廃業後2年以内
- または個人の責任や都合ではない理由で給与が離職・廃業の程度まで減少している
- 直近の月の世帯収入の合計が決められた金額を超えていない
- 世帯の預貯金の金額が市町村で定められている金額または100万円を超えない
- 熱心に求職活動や生活再建のための活動を行っている
最大で9か月まで受給できますが、一定の要件を満たせば12か月まで延長できるケースもあります。
公営住宅は低所得者を対象として、低い家賃で住めるように用意されている住宅です。
セーフティネット住宅は、公営住宅の増設が難しいことを受けて、民間の空き家や空き室を利用して住宅確保要配慮者の入居を拒まない住宅を提供する目的で提供されている住宅です。
住宅確保要配慮者とは、以下のような人を言います。
- 低所得者
- 被災者
- 高齢者
- 障害者
- 子育て世帯
- 外国人
上記以外に、地方公共団体が住宅確保配慮者として認めた人も利用できます。
食べるものに困っているならフードバンクの利用が可能
食べるものにも困る状態であれば、フードバンクが利用できます。
フードバンクとは、安全に食べられるのに以下のような理由で市場に流通させられない食品を企業などから寄贈してもらって、無償で必要としている人に提供する活動です。
- 包装の破損
- 過剰な在庫
- 印字ミス
- 販売期限切れ
食品は、支援団体を通して受け取ったり拠点で受け取ったりできます。
ただしフードバンクによっては、経済的に苦しい状況=つまりお金がない生活困窮者や、子育て世帯などを対象としているため、利用を希望する人の状況を個別に判断しています。
フードバンクを利用したい場合は、自分が利用の対象者であるかどうかを、最寄りのフードバンクや地域の支援団体、各自治体などに問い合わせてみましょう。
失業したときに利用できる失業保険や求職者給付金
失業が原因でお金がない場合には、以下のような制度が利用できます。
制度 | 内容 |
---|---|
失業保険 | 雇用保険から失業したときに出る給付金 ハローワークでの求職活動が条件 支給期間や金額は条件によって様々 |
職業訓練受講給付金 | 雇用保険に入っていなかった人が対象 失業保険の受給期間中に仕事が見つからなかった人も利用可能 ハローワークの指示で職業訓練を受けた場合に支給 受給要件を満たしている必要がある |
ハローワークが窓口になっているので、求職活動をしながら受給できます。
求職者支援資金融資で受け取れるのは、毎月の給付額に職業訓練の受講予定月数をかけた金額です。
単身者の場合は月額5万円、配偶者や子・父母が要る場合には月額10万円が支給されるため、今後どうするかの方針を決めるまでの生活資金になるでしょう。
病気やケガ原因なら障害年金または傷病手当金が受け取れる場合も
病気やケガが原因で働けない場合は、障害年金または傷病手当金が受け取れる場合もあります。
障害年金とは、病気やケガで生活や仕事などが制限されるようになった時に受け取れる年金です。年金の納付状況などの条件がありますが、条件を満たしていれば現役世代の人でも受け取れます。障害年金は、国民年金に関連する制度です。
傷病手当金は、仕事以外の理由での病気やケガで仕事を休んだ時に健康保険から受け取れる手当です。
ストレスが原因で体調を崩してお金がない状態にも、傷病手当金を申請することができます。
ストレスで思うように働けなくなってしまったら、早めに医師に相談して治療にかかる期間や金額を確認し、傷病手当金の申請書に証明を買いて貰えるかどうかを話しておくと安心です。
仕事上のストレスが原因で働けなくなった場合には労災として認定することが難しいケースもあるため、まずは傷病手当金を申請しておくと無難です。
「仕事上のストレスが原因であること」の立証は簡単ではなく、会社との交渉も生じる可能性があり、お金がない状態で余計にストレスをためてしまいます。
生活に困窮している時は生活保護の受給も考えて
生活保護は、最低限の生活を保障するための制度なので、生活に困窮している場合は需給を検討しましょう。
生活保護は、以下のような人を対象とした制度です。
- 不動産・自動車・預貯金などただちに活用できる資産がない
- 働けない・働いていても生活に必要な費用が得られない
- 年金や手当を活用しても生活に必要な費用が得られない
- 扶養義務がある人からの扶養が受けられない
決められた最低生活費を元に、足りない金額が保護費として支給されます。受給を検討している場合は、住んでいる自治体の福祉事務所に相談しましょう。
生活保護は「お金がない」「どうすることもできない」時の最終手段ですが、デメリットも存在します。
例えば、「本当にお金がない時にお金を借りれない」「収支報告」「ケースワーカーの訪問」がデメリットです。
「お金がない」「どうすることもできない」という場合に生活保護を利用する場合は、デメリットのことも考えて利用するようにしましょう。
「お金がない、助けて」という時でも試してはいけない方法
「お金がない、助けて」という時、お金を借りられないなどでどうしようもない時もあります。そういった時でも違法な手段でのお金の融資やギャンブルでしのぐのはよくありません。
理由は、ギャンブルは確実に稼げるわけではないですし、より状況が悪化してしまう可能性があります。お金を稼ぐ手段ではないため、お金がない無職などの方はギャンブルをするのはやめましょう。
お金がないときに株やFXを始めようと考える人もいますが、知識のない初心者にとってはこれもギャンブルと同じくらい危険なことです。
ただでさえ少ないお金を投資して大損になる可能性もありますから、お金でお金を増やそうとする考えはあまり得策ではありません。
また、無職などのお金がない方でカードローンの返済が残っている場合、カードローンの返済をするために、別のカードローンから借入するという人もいます。
別のカードローンから借りて返済したとしても、借金は増えるだけなので、無職などでお金がないからと言って別のカードローンから借りて返済することはやめましょう。
また、SNSなどで「お金がない、助けて!」などと投稿していると、個人からお金を貸そうかという連絡を貰うようなケースも最近少なくありません。
当然ですが、SNSでしか知り得ないような人との個人間融資は大変危険なため絶対にNGです。
SNSでお金の貸し手になろうとしている人の多くは、法外な利息で設けようとしていたり、闇金業者だったりします。
お金がない方でどうすることもできない場合は、ギャンブルや別のカードローン利用などをするのではなく、稼ぐもしくは公的な制度も利用を検討してみてください。
お金がない状態でやばい時は状況に合わせた対策や制度の利用を考えて
お金がない状態でやばい時は、まず状況を把握する必要があります。一時的にお金がなくても給料やボーナスが入れば問題がない場合は、単発バイトやカードローン、人から借りる方法などで乗り切れる可能性があります。
長期的に収入が足りないなら、副業を始めたり固定費を節約したりなどの長期的な対策が必要です。
自分の力ではどうにもできない場合、公的な補助や制度の利用も視野に入れるべきです。それでも生活が成り立たないなら、生活保護を受ける方法も考えられます。
お金がない状態が続くと、ストレスのあまり体を壊してしまうこともありますから、無理をせず気軽に公的な制度・補助を利用しましょう。
特にストレスではうつや不安神経症といった精神的な病気から、高血圧・気管支喘息と言った体の病気まで様々なリスクを招きます。
お金がないストレスで病気になり、病気を治すために出費が増えてお金がなくなり…といった負のループを防ぐことも、お金がないときに大切な対策の一つです。
状況に合わせた対策や制度の利用を考えて、お金がない状態を脱しましょう。
公的な制度やカードローンなどは「明日生きるお金がない」などといった時に利用できますが、お金がない原因そのものを解決しないとまたお金がない状態になるため、なぜお金がないのか原因を見つけて解決することをご検討ください。
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