収入証明書不要のカードローン3選!不要になる2つの条件を解説

カードローンでお金を借りるとき、返済能力を示すものとして収入証明書が必要となります。
しかし、早くお金を借りる必要があるのに収入証明書がない、年収が低くて収入証明書を出すと審査に通らないのでは?と不安になる方もいるでしょう。
金融機関によっては、収入証明書なしで借入ができるカードローンもありますので、どのような条件を満たせば収入証明書なしにできるのか、わかりやすく解説します。
ただし、条件を満たしていても収入証明書が必要となるケースはありますので、できるだけ書類を揃えておく方が審査の通過率は高くなります。それでも用意できないときにはどうすれば良いかも、あわせてお話しします。
- 収入証明書は原則必要!給与明細のない人は別書類を提出しないといけない
- 収入証明書を不要にするには借入希望額を抑え他社との借入合計を100万円以内にすること
- 収入が不安定、年収が高すぎる、転職した、増額するときも収入証明書が必要になるケースがある
収入証明書は絶対必要?カードローンの必要書類とは
カードローンでお金を借りるには、さまざまな書類が必要です。それは、返済能力があるかどうか調べるためです。
返済能力以上のお金を貸し付けてしまうと、返済できない人が増えること、それによって自分たちも「貸し倒れ」になってしまい、誰も幸せにならないからです。
かつては収入証明書も不要で借りることができましたが、多重債務者の問題が取り沙汰されるようになり、原則として収入を証明する書類を取ることになったのです。
本人確認書類は必須!
どのような種類のカードローンであれ、お金を借りる時には本人確認書類が求められます。
どの書類を何枚提出するかは、金融機関によって違いますが、主に1枚で良いのは、写真付きの公的な身分証明書です。
- 運転免許証
- マイナンバーカード
- パスポート
- 在留カード
- 特別永住者証明書
- 住民基本台帳カード
などです。
ただしパスポートについては、2020年4月以降に発行されたものですと、住所欄がないという理由で、本人確認書類としては扱えないというところもありますので、注意しましょう。
その他、写真はついていないけれど、本人だと確認できるものとして、以下の書類を2点提出することで証明にすることができるところが多いです。
- 健康保険証
- 住民票の写し
- 年金手帳
- 公共料金の領収書
などです。
金融機関によっては、銀行口座で本人確認ができる場合があります。銀行口座を開設するときに、本人確認を行っているはずなので、手続きを簡略化できるというわけです。
収入証明書は原則必要
消費者金融会社は貸金業法が適用されます。
その法律により、返済能力があるかどうかを調査する義務があるため、返済能力を示すものとして収入証明書が必要となるのです。
会社員で、毎月お給料をもらっている方は、以下のような書類が必要です。
- 源泉徴収票
- 所得証明書
- 住民税の通知書
- 給与明細(多くは直近2ヶ月分)
ボーナスが支給されている会社では、直近1年分のボーナス(夏・冬・その他)がわかる明細書の提出も必要です。
個人事業主や自営業者など、給与明細のない人は、
- 確定申告書
- 課税証明書
- 事業計画書
などの提出を求められます。
返済能力を見るととともに限度額を決めるため
収入証明書は返済能力を見るためと、どのくらいの融資限度額にするべきかを見極めるために必要なものです。
本当は100万円借りたいところ、収入額によっては限度額が80万円までとなってしまうことはあるかもしれませんが、単純に、収入が低いと借りられないということではありません。
求められたら、速やかに提出しましょう。出し渋って収入が確認できないと判断されますと、今後の融資が停止されてしまうこともありますので、注意してください。
一度提出しても定期的に再提出するケースが多い
収入証明書は、一度出したら終わりではありません。お仕事の状況が変化すれば収入にも変化が出るので、定期的に求められることが多いです。
一般的には、一度提出してから3年を経過すると、再提出を求められます。
必見!カードローンで収入証明書を不要にする方法
そもそもなぜ収入証明書が必要なのか、それは先ほども説明した通り、貸金業法という法律があるからです。
貸金業法では「総量規制」という制限があり、年収の3分の1以上の貸付を行ってはならないことになっています。
ですから、年収を確認する必要があり、給与明細や源泉徴収票が必要となるのですが、条件によっては不要にすることができます。
- 借入金額が50万円以内
- 他社との借入合計が100万円以内
借入希望額を抑えること
しかし、手続きを厳格化したことにより利用者数が減ってしまうのもカードローン会社としては困りますので、条件次第で提出を不要としているところが多いです。
ですから、借入金額が50万円までにしておけば、収入証明書を不要にできるケースが多いでしょう。
最初の借入の時には、なるべく必要最低限の金額を希望しておくことをおすすめします。
他社との借入合計を100万円以内にすること
もう一つの条件が、他社とあわせて100万円以上の貸付にならないようにすることです。
これも、貸金業法によって決められていることですので、たとえ今回の借入が30万円でも、他社で70万円以上の借入があれば、収入証明書が必要となってしまいます。
他ですでに借入している人は、合計で100万円を超えない金額にしてください。そうすれば、収入証明書を不要にできる場合があります。
住宅ローンや自動車ローンは対象外
貸金業法によって、返済能力を確認しなければならないのは、貸金業者からの貸付ですので、借入があっても上記の100万円には含まれないものがあります。
具体的には、以下のものが総量規制の対象外となります。
- クレジットカードの商品購入代金
- 銀行カードローン
- 住宅ローン
- 自動車ローン
- 不動産担保
- 不動産の売却代金
- 有価証券担保
- 高額療養費
- 手形割引
- 500万円を超える借入(金融商品取引業者が行う借入)
- 金銭貸借契約の媒介
在籍確認も不要にしたい場合
通常、カードローンの申し込みをすると、本人確認とともに、在籍確認の電話連絡も来ます。
カードローン会社としては、「本当に勤めているか」ということを知りたいので、会社に電話をかけて確認するわけです。
しかし、会社やパート先に電話をかけられたくない、周囲にお金を借りようとしていることが知られたくないという人もいると思います。
在籍確認の電話を他の方法に変えてくれるカードローンもありますが、その場合には、給与明細や源泉徴収票、社員証などの提出が必要となります。
在籍確認もされたくない人は、申し込みと同時にコールセンターに電話で相談してみましょう。社員証や健康保険証を提出することによって、在籍確認の代わりにしてくれるところもあります。
最近のカードローンは審査が早いので、申し込んでから時間が経ってしまうと、あっという間に在籍確認の電話がかかってきますので、早めに相談することをおすすめします。
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実際に電話で相談してみたところ、担当スタッフが丁寧に説明してくれたので、とても好印象でした。
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一方、SMBCモビットは、WEB申込の場合は電話連絡がなし、と公式ページに明記してあります。
さらに申込後、フリーコールへ電話することで、優先して個別審査を行ってくれるというサービスもあります。こちらも審査回答までウェブで最短30分というスピードです。
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収入証明書を不要にできるおすすめカードローン3選
法律で決められている金額以上の借入をしなければ、収入証明書を不要にできるケースがあります。
カードローンによっては、法令以下の金額にしても収入証明書が必要な場合がありますが、ここでご紹介するカードローンは、不要にできる可能性のあるものです。
どの消費者金融も、条件はほぼ同じです。
- 借入が50万円を超える
- 他社との借入残高の合計が100万円を超える
つまり、どちらにも該当しない場合には、収入証明書を省略できるというわけです。
特に、他社の借入を忘れてしまう人が多いので、注意しましょう。今回の借入額が30万円だったとしても、すでに他社で71万円以上借りていれば、収入証明書が必要となってしまいます。
他社から借入のある人は、現在の残高を確認してから申し込むことをおすすめします。
初めてなら30日間無利息サービスのプロミス
SMBCグループのSMBCコンシューマーファイナンスの「プロミス」は、初めての利用なら30日間無利息サービスがあります。
メールアドレスを登録し、WEB明細を利用するという条件がありますが、なんなくクリアできる条件だと思います。
他にも無利息期間を設けているカードローンはあるのですが、大抵は「契約の翌日から○日間」となっているところが多いのです。つまり、審査に通って契約しても、無利息期間を利用するために急いで借入しなくても済むということです。
プロミスでも収入証明書を省略できますが、たとえ借入希望金額が低くても、職業によっては提出を求められることもあります。その際には、きちんと提出した方が審査がスムーズに進むでしょう。
もちろん、条件によって最短即日融資可能です。
【プロミスのフリーキャッシング】
条件等 | 内容 |
---|---|
申込年齢 | 20歳以上69歳以下 |
申込要件 | 学生、主婦でも仕事をしていれば審査の上契約可能 |
借入可能額 | 500万円 |
実質年率 | 4.5%〜17.8% |
遅延損害金 | 20.0% |
必要な収入証明書 | ・源泉徴収票 ・確定申告書 ・税額通知書 ・所得(課税証明書) ※いずれも最新のもの ・給与明細書(直近2ヶ月分)+賞与明細書(直近1年分) ※賞与明細がない場合には給与明細のみで可 |
収入証明書不要になる場合 | ・希望の借入額が50万円を超えない ・他社との利用残高の合計が100万円を超えない |
プロミスではカードレスで契約することが可能なので、発行を希望しなければ、申込から借入まで郵送物なしで、WEBで完結できるのも便利です。
プロミス審査について詳しくはこちらの記事をご覧ください。
申込から借入までスマホ完結のSMBCモビット
SMBCモビットでは、自営業や個人事業主の人は、「営業状況確認のお願い」の提出が必要になる場合があります。その場合はPDFをダウンロードして、必要事項を記入の上提出してください。
SMBCモビットは全てがスマホで完結しますので、なるべく早く借入したいという方に向いています。
- 三菱UFJ銀行
- 三井住友銀行
- みずほ銀行
- ゆうちょ銀行
のいずれかの口座を持っている方なら、電話も郵送もなしで借入ができる可能性があります。
また、在籍確認の電話連絡については、もし他の方法にして欲しい時には必要書類を提出することによって変えられる場合があります。サポートに連絡して相談してみましょう。
ただし、電話連絡の代わりに給与明細など会社名の入っているものの提出を求められる場合が多いですから、社員証等で変えてもらえるか、なぜ収入証明書を提出できないかを説明して、理解を求めてください。
申し込みは、必要事項を記入すると10秒で簡易審査結果表示、本審査の結果が出るまでは最短30分です。※申込の曜日、時間帯によっては翌日以降の取扱となる場合があります
あくまでも事前審査ですので、簡易結果と本審査の結果が一致しない可能性はありますが、審査の早さには定評があります。
しかし、プロミスのような「無利息期間」がないのはデメリットになるでしょう。期間内に完済できるような借入の場合はプロミスをおすすめします。
【SMBCモビットカードローン】
条件等 | 内容 |
---|---|
申込年齢 | 20歳以上69歳以下 |
申込要件 | アルバイト、パート、自営業、主婦でも定期収入があれば可能 |
借入可能額 | 800万円まで |
実質年率 | 3.0%〜18.0% |
遅延損害金 | 20.0% |
必要な収入証明書 | ・源泉徴収票 ・税額通知書 ・所得証明書 ・確定申告書 ・給与明細書(直近2ヶ月分) ・賞与明細書(年間賞与がわかるもの) ・個人事業主は「営業状況確認のお願い」をダウンロードして必要事項を記入 |
ローンカードなしで利用できるアイフル
申し込みは、24時間、365日可能です。審査は最短30分ですので、申し込む時間帯によっては即日で借入ができるでしょう。
契約手続きの際に、「カードレス」を選択して、口座振替登録をすると郵便物が送られることなく契約が完了します。
カードがなくても、セブン銀行ATMで借入ができるので、お金を借りていることがバレにくいというメリットもあります。もちろん、WEB振込も利用できますので、自分にあった借入方法を選びましょう。
また、アイフルは原則として電話による在籍確認を行っていません。在籍確認を避けたい人にもおすすめです。
【アイフルのキャッシングローン】
条件等 | 内容 |
---|---|
申込年齢 | 20歳以上69歳以下 (借入中に70歳になると新規借入は停止) |
申込要件 | パート・アルバイトでも可能 |
借入可能額 | 800万円 |
実質年率 | 3.0%〜18.0% |
遅延損害金 | 20.0% |
必要な収入証明書 | ・源泉徴収票 ・住民税決定通知書 ・確定申告書 ・所得証明書 ・支払調書 ・給与明細書(直近2ヶ月分) ※ただし住民税の記載があると直近1ヶ月のみで良い場合もある ・賞与明細書がある場合は直近1年分 |
収入証明書不要になる場合 | ・希望の借入額が50万円を超えない ・他社との利用残高の合計が100万円を超えない |
審査が早いアコム
アコムは、審査がとても早く、最短で30分です。
審査結果がメールできますので、そのメールから契約できますし、WEBで申し込んでから自動契約機「むじんくん」を利用すると、契約までの時間を短縮できるでしょう。
なお、夜中に申し込むと審査の回答が翌日になってしまうこともありますので、即日で借入したい方は、なるべく平日の午前中に申し込むことをおすすめします。
また、アコムは在籍確認の電話の代わりに、社員証など勤務先のわかるものを提出することで審査をしてくれる場合があります。在籍確認を避けたい方は、申し込みをしたらすぐにフリーコールに電話をして相談してみてください。
「はじめてのアコム」という宣伝文句のように、初めてカードローンを利用する方が申し込むことが多いようで、アコムの2019年度の契約率は平均43.5%と、他のカードローンよりも若干高めの傾向にあります。
【アコムのカードローン】
条件等 | 内容 |
---|---|
申込年齢 | 20歳以上69歳以下 |
申込要件 | アルバイト、パート、学生、主婦でも安定した収入があれば可 |
借入可能額 | 800万円 |
実質年率 | 3.0%〜18.0% |
遅延損害金 | 20.0% |
必要な収入証明書 | ・源泉徴収票 ・市民税・県民税額決定通知書 ・所得証明書 ・確定申告書 ・給与明細書(直近2ヶ月分) ・賞与明細書がある場合は直近1年分 |
収入証明書が必要になる場合 |
・50万円を超えるご契約を行う場合 ・他社を含めたお借入総額が100万円を超える場合 |
無利息期間が選べるレイクALSA
レイク ALSAでは、初めての利用なら無利息期間を選べる特典がついています。
まず、Web申し込み限定ですが、借入額200万円まで、60日間も無料になります。もう一つは、借入額の5万円分が180日間利息ゼロになります。なお後者も、借入額は200万円までが対象となっています。
借入額が多い人は60日間、少ない借入額なら180日間の方を選んだ方が良いでしょう。
また、自動契約機・電話で申し込みをした場合には、30日間無利息という特典もあります。
レイクALSAは平日21時(日曜日は18時)までに契約手続きが完了すれば、当日中に振込してもらえます。
【レイクALSAのカードローン】
条件等 | 内容 |
---|---|
申込年齢 | 20歳以上70歳以下 |
申込要件 | 安定した収入があること (専業主婦は不可) |
借入可能額 | 500万円 |
実質年率 | 4.5%〜18.0% |
遅延損害金 | 20.0% |
必要な収入証明書 | ・源泉徴収票 ・住民税決定通知書(納税通知書) ・確定申告書 ・所得証明書 ・給与明細書(直近2ヶ月分) ・賞与明細書がある場合は直近1年分 |
収入証明書不要になる場合 | ・希望の借入額が50万円を超えない ・他社との利用残高の合計が100万円を超えない |
消費者金融でも収入証明書が必要になるケースがあるので気をつけて!
消費者金融なら、借入額さえ抑えれば収入証明書を必ず不要にできるかというと、そんなことはありません。
申し込む時には、職業や勤め先を記入しますが、その内容によっては収入証明書を求められることがあります。
収入が不安定な人は収入証明書が必要となるケースがある
具体的には、
- 専業主婦
- 個人事業主
- 自営業者
- 不定期のアルバイト
などです。
消費者金融が最も重視するのは、収入の高さではなく「安定かつ継続していること」です。
一時的に50万円稼いで来月は10万円になってしまう人よりも、毎月20万円稼ぎ続けている人の方が、審査には通りやすいのです。
上記であげた人たちは、収入が不安定であるという点で、審査には通りにくい人たちですから、本当に返済能力があるのかという点を見るために、収入証明書が必要となる場合があります。
年収が高すぎる時も疑われる
例えば、20代で年収が1,000万円を超える人は少ないでしょう。ゼロとはいわないまでも、一般的に考えてかなり少ないはずです。
申し込みの時には、年収だけでなく会社名も記入しますので、「この会社で年収1,000万円はない」と思われれば、収入証明書を求められるでしょう。
転職したときにも収入証明書が必要になることがある
申し込み時には会社員で、借入額が低かかったために収入証明書が不要だった人でも、転職をすると改めて収入証明書を求められるケースがあります。
また、起業をした場合も同様です。ただし、転職や起業をしてすぐですと、年収の証明をするのが難しいこともあるでしょう。その場合は、どのような書類を提出すれば良いか、相談してみてください。
申込時に届け出た職業や勤め先に変更があれば届け出する義務がありますので、内緒でお金を借り続けることのないよう、気をつけてください。
増額をお願いするとき
最初の申し込みで審査に通って無事に契約ができても、利用しているうちに、申し越し借入を増やしたいと思うことも出てくるでしょう。
増額申請をするときには、返済能力を確認するために、収入証明書の提出を求められます。
もし提出したくない人は、契約した当時の金額の範囲内で利用した方が良いでしょう。
おまとめローンも収入証明書が必要
複数の消費者金融またはクレジットカード会社などから借入をしていて、毎月の支払いを少しでも楽にするために、おまとめローンを検討している人もいると思います。
おまとめローンは、総量規制の例外となるため、借入を1本化した時に年収の3分の1を超えることがあっても借入が可能です。
ただし、複数の金融機関から借入をしている時点で、審査はやや厳しめになるでしょう。
また、本当に1本化して返済できるのか?という点を見ますから、収入証明書が必要となります。
収入証明書を提出しても審査落ちすることはある
さらに、収入証明書を提出したからといって、必ず審査に通るという保証はありません。
提出した書類の内容だけでなく、他社の借入状況や職業、年齢、生活状況等から総合的に判断して、貸付はできないとされる可能性もあります。
借りられたとしても借入枠はかなり小さくなるでしょう。もっと借りたいと思う場合には、返済をしっかりする、定期的な収入が得られる仕事につくなどの方法で頑張るしかありません。
また、提出された収入証明書と、申込時に記入した年収に大きな差があった場合、「虚偽の申告をした」と判断されて、審査落ちする可能性が高いです。
申込をするときには、年収に不安があったとしても、正直に申告するのが一番です。
銀行カードローンは収入証明書がほぼ必須!
銀行カードローンは消費者金融カードローンよりも審査が厳しく、かつ、即日融資には対応していません。
また、収入証明書の提出についても必須としているところが多いのです。
銀行カードローンは貸金業法ではなく銀行法が適用されます。
かつては収入証明書がなくても、300万円まで借りることができましたが、今は消費者金融と同レベルの水準となっています。
中には、50万円未満の借入であっても、一律に収入証明書を求める銀行もありますので、借入額が低ければ不要になるというわけではありません。
会社員以外の人はどうすればいい?収入証明書の提出方法
会社員ではないため、給与明細がない、確定申告もしていないという人はどうすれば良いのか、収入を証明する方法と、不要にする方法についてお話しします。
専業主婦は銀行の配偶者貸付制度を利用する
専業主婦でも、パートをしていて、自分の収入があれば消費者金融カードローンに申し込むことは可能です。毎月の報酬がわかるものを提出すれば大丈夫です。
しかし、全く無収入の方は、そもそも消費者金融を利用できません。
配偶者に安定した収入があれば、配偶者の同意を得た上で利用できる「配偶者貸付制度」がありますが、ほとんどの消費者金融ではこの制度を採用していないからです。
それに対して、銀行カードローンでしたら専業主婦の人が自分名義で、配偶者に内緒で借りられる可能性があります。
なお、メガバンクよりおネット銀行の方が審査が柔軟な傾向にありますので、申し込む際には条件等をよく確認して、審査に通りやすいところを選ぶことも大切です。
学生は学生ローンを利用した方が良い
20際以上であれば、学生であっても消費者金融に申し込むことは可能ですが、より審査の間口が広いところを選ぶなら、学生ローンを選んだ方が良いでしょう。
学生ローンなら、学生証や運転免許証、健康保険証などの本人確認書類のみで借入が可能な場合があります。
借入額は50万円以下となりますが、学生ローンそのものがそれほど高額な貸付には対応していません。旅行の費用など、遊ぶためのお金が少し足りない程度であれば、このくらいの融資額でも十分ではないでしょうか。
パートの人は借入額を抑えること
パートの人は借入額を50万円以内にしておくことで収入証明書は不要にできるでしょう。
ただし、パートで収入がそれほど高くないという場合には、なるべく借入額を低く抑えておいた方が、審査通過の可能性は高くなります。
もし年収が30万円くらいなら、5万円程度にしておいた方が良いでしょう。
アルバイトも借入額を10万円程度にするのがポイント
アルバイトでも、借入額を抑えることで収入証明書を不要にすることができるでしょう。多くの消費者金融カードローンで、アルバイトをしていれば借入可能としています。
派遣社員・契約社員といった形でなくとも、定期的な収入さえあれば雇用形態にはこだわらない消費者金融が多いですから、パートと同様に、借入額を抑えることで収入証明書を不要にできる可能性があります。
収入証明書を出したくない!偽造した場合の影響
収入が低くて審査に通るか不安。少しでも審査に通りやすくなるように、数字を少し誤魔化してしまおうかな?と考える人もいるかもしれません。
しかし、収入証明書を偽造することだけは絶対にやめておきましょう。
審査落ちするくらいならまだいい方です。文書偽造は立派な犯罪ですし、最悪、詐欺罪で訴えられる可能性もあるからです。
これだけのデメリットがありますから、偽造などして良いことは全くないと思ってください。
そんなリスクを犯すくらいなら、借入額を抑え、収入証明書不要の消費者金融カードローンに申し込むことをおすすめします。
偽造するのに費用がかかる
収入証明書を偽造するときに、「アリバイ会社」に頼むことが多いのですが、数千円から数万円の費用がかかります。
今お金がなくて借りようとしているときに、本当に必要でないところにお金を払うなんて、馬鹿馬鹿しいと思いませんか?
しかも、絶対にバレない保証などないので、そんなところにお金をかけるのは全くもって無駄なことです。
バレれば審査落ちする
収入証明書が偽造されたものだとなれば、審査には当然通りません。
また、審査落ちするだけでなく、その消費者金融会社は二度と利用できなくなるでしょう。
契約後にバレたら強制解約になる
もっと深刻なのは、審査後に偽造がバレることです。
仮に、会社を騙して、審査に通ったとしても、その後にバレれば、借入している分は一括返済を求められるでしょう。お金が借りられなくなるばかりか、一括で返さなくてはならない。こんな割りの合わない話はありません。
強制解約となれば信用情報機関に記録が残り、いわゆる「ブラックリスト」入りしてしまうためです。
信用情報とは!?
個人のクレジット契約などの履歴や利用状況を取りまとめたデータを指す。信用情報機関という専門の機関にて管理されている。
ブラックリストになっている人にお金を貸してくれるところはありません。ブラックリスト入りすれば、5年は記録が残りますので、その間は借入ができなくなります。
こんなリスクを冒してまで、嘘をつく理由はないでしょう。
犯罪者になってしまう可能性もある
文書の偽造は立派な犯罪ですし、偽造した文書で借入をすれば、最悪詐欺罪となるのです。
犯罪者になってまでやらなくてはいけないことか、よく考えて欲しいと思います。
収入証明書不要で借りられるカードローンもある
原則として、お金を借りる時には返済能力を示すために、収入証明書が必要です。銀行カードローンでは、借入額にかかわらず必須としているところも多いです。
ただし、多くの消費者金融カードローンでは、50万円を超えない借入や、他社の借入と合わせて100万円を超えなければ、収入証明書を不要にできる場合が多いので、収入証明書を省略したい方は、消費者金融カードローンを利用すると良いでしょう。
ただし、収入証明書を提出しないのであれば、在籍確認の電話が来ることになりますので、きちんと対応しましょう。その電話連絡も避けたいという場合には、社員証は健康保険証など勤めていることを証明する書類で審査をしてくれる消費者金融カードローンを選ぶことをおすすめします。
また、収入が不安定な方などは、借入額にかかわらず、収入証明書の提出を求められることがあります。収入証明書を提出した方が、審査はスムーズに進みますので、職業に関わらず、できれば用意した方が良いでしょう。
借入先検索
条件を指定して検索ボタンをクリックしてください。(複数可)
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