先輩レポート

第二の人生で、昔からの憧れだった「本屋のおやじ」になりました。

先輩レポートイメージ

PROFILE

後中 淳司  59歳

リトル書房

大手文具メーカーの会社員として35年間勤務。早期退職制度を利用して57歳で会社を退職し、新進に加盟して「リトル書房」を2016年9月にオープン。甲子園が近くにある街で、地元に密着した書店を経営されている。

独立のキーワード

夢を叶える
場所が決め手
お客様とのつながり

独立・起業のきっかけは?

先輩レポートイメージ

昔からの「夢」だった書店経営が、
現実の「目標」になりました。

50歳を過ぎた頃から、定年後の第二の人生を考えるようになりました。大手文具メーカーで35年間勤務し、仕事や収入に不満はありませんでしたが、長年あたためてきた独立への想いは日に日に大きくなっていきました。気づけば、昔からの夢だった書店経営を現実的に考え始めていました。しかし、書店経営について調べてみると、個人が本を仕入れるに何千万円もの資金が必要だとわかりました。これは無理だとあきらめかけていたときに、新進のフランチャイズを知ったのです。新進に加盟すれば個人でも本が仕入れられるとわかり、これなら夢が実現できると飛びつきました。私は元来の本好きです。憧れの本屋のおやじになれる道筋が見えた瞬間でした。

独立・起業のプロセスは?

先輩レポートイメージ

甲子園ではじめた「リトル書房」は、
時を経る毎に地域に受け入れられています。

甲子園に住んで20年。この私の好きな街で、書店を構えることにしました。書店は一人で気楽に経営したいとの想いから、10坪の小型書店に決定。書店の立地に合わせ、児童書を充実させたファミリー向けの書店を目指しました。書店のオープン告知はフリーペーパーのみに留めたのですが、そこから次々とご縁がつながり、ローカルFMに出演。甲子園に町の本屋さんができたとニュースになりました。またそのご縁から、甲子園がある西宮に縁のある本屋大賞を受賞した作家さんのサイン会を書店で開催できることになり、多数のファンの方がご来店に。私の夢を乗せた「リトル書房」は、地域に根を張るように、少しずつ町の本屋さんらしくなってきています。

今だから笑える話

この仕事は、お客様との出会いだけでなく、
本との出会いも多い素敵な仕事です。

未経験から始めた書店なのでお客様から学ぶことがたくさんあります。お客様がお取り寄せされた本がとてもおもしろくて感動したり、こんな本があるのかと感心したりといった具合です。また、地域に根差した書店なのでリピートで利用していただくお客様が多く、「この本はあのお客様に喜んでいただけそうだな」と本をお勧めしたり、逆にお勧めされたりして、本との出会いを楽しんでいます。

仕事の魅力・やりがいは?

先輩レポートイメージ

小さな子どもから、ご高齢の方まで、
地域の皆さまに愛される書店でありたい。

「小さな書店が少なくなってきた今、街にリトル書房ができてうれしい」とお客様から言われることがあり、本当に有難いと思っています。また、巨大書店だとどの棚から何を見ればいいのかわからず、本屋から足を遠ざけてしまっていたというお客様もいて、とても意外でした。大型書店と小型書店はお客様の用途が異なるようです。小型書店ならではの良さを感じてくださるお客様もいるのだと改めて気づかされました。また、うちの書店では児童書を多く取り扱っているため、定期的に絵本の読み聞かせのイベントも開催しています。これが好評で、近所の親子が楽しみにしてくれている姿が本当に微笑ましく、地域密着型の書店の良さを実感しています。

私のON・OFF

先輩レポートイメージ

自宅のようにくつろげるリトル書房は、
第二の私の部屋のように感じています。

独立してから長期休暇は特にとっていませんが、書店が自分の部屋のように感じているので特に辛くはありません。会社に長時間いるのと、自分の書店に長期間いるのとでは雲泥の差があると思います。次に長期休暇を取るときは、書店を手伝ってくれている妻に感謝の気持ちを込めて、二人で旅行に出掛けたいと考えています。そろそろ二人の趣味である野球観戦も再開したいですね。

開業費用・経営情報

●開業準備資金/1000万円(加盟金、物件取得費、店舗工事費、書籍仕入費、保証金等を含む)
●開業場所/兵庫県西宮市甲子園

※開業費用などは先輩が開業された当時の金額であり、現在は変更となっている可能性がございます。詳細は必ず企業にご確認ください。