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| お店で独立を目指す人必読! いろんな業種で独立した先輩たちに立ち上げから運営まで全部聞いた! |
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| 注)記事内で表記されている金額はすべて取材時のものです。 |
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人に使われない仕事がしたい。最初に就職した会社でそんなことを感じた小峯さんは、20歳の頃から、いつか自分で何かをしたいと考えていた。 レストランや居酒屋、オーストラリアでアルバイトをしたり、営業の仕事をしたりと、職を転々としながら模索の日々が続く。 きっかけは、身近なところにあった。 「ニュージーランドに留学していた妹が、現地でマフィンにハマっていました。帰国後、妹からマフィンの話を聞いて、コレだ! と思ったのです」 マフィンの専門店はあまりなく、本当においしいと思えるマフィンを売る店も決して多くない。それなら、妹と一緒においしいマフィンの専門店をつくろうと、迷わず決意した。 さっそく妹とともに、マフィンのレシピ開発を始め、「来る日も来る日も家でマフィンを焼きまくっていた」とか。開業の決意をした2カ月後に退職し、本格的な開業準備をスタート。その半年後には、現在の店をオープンさせていた。 |
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こだわりのマフィンだったが受け入れてもらえない……
バナナクルミ、フレッシュパンプキン、とうもろこし、ドライカレー……。スイーツ感覚のものから総菜感覚のものまで、メニューは約22種類。店頭には、季節限定のマフィン含め、日替わりで毎日17種類が並ぶ。 マフィンとは、小麦粉の生地に季節のフルーツやナッツを混ぜ込み焼き上げたものだが、混ぜ込む素材によって粉の配合はすべて異なる。どのマフィンも、素材と生地がもっともおいしくなるように、約5種類の粉の配合をメニューごとに変える。ここが、この店の最大の特徴でありこだわり。そして、この粉の配合がもっとも手間のかかる作業でもある。 さらに、ドライカレーやかぼちゃのペースト、ドライトマトなど、加工が必要な生地に練り込む材料もすべて手づくり。だから、1日17種類のマフィンを2人で150個つくるのが精いっぱいだという。こうして手間をかけたマフィンは、しっとりふわふわで、やさしい味わい。幼い子供からお年寄りまで、幅広い層の客が訪れるのもうなずける。 しかし、最初からここのマフィンが地元の人たちに受け入れられたわけではなかった。 店舗は東海道線の二宮駅から徒歩5分ほどの大通り沿いにある。これまで地元の人々にとって、ケーキでもパンでもないマフィンは決してなじみのある食べ物ではなかった。そのうえ、手のひらサイズのマフィンが1個200円することにも抵抗があったらしく、「高い」とか、「パンやスコーンを売ってほしい」と言われることもしばしばだった。 「味には絶対的な自信があるのに、こう言われることが、実はいちばんつらかったですね」 さらに、そんな地元の客の評価とともに、売り上げはオープン景気にわいた最初の月商80万円をピークに毎月下降。ついには、30万〜40万円で推移する月がしばらく続いた。 |
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PR、販路開拓……地道な努力が実り売り上げ倍増
なんとかしなくては。そう思った小峯さんはまず、チラシをつくり民家にポスティングをすることに。小田原や大磯、平塚など隣接するエリアも含め、5万枚を配布。営業中、または閉店後、時間を見つけては住宅街を歩いた。 さらに、企業の社員食堂で、ランチタイム時にマフィンを販売させてもらえるよう、営業も行った。その際、企業に直接交渉するよりも、食堂を運営する外部企業に交渉するほうが有効だとわかり、知り合いのツテを頼りに交渉。その結果、南足柄にある富士写真フイルムと、大井町にある第一生命の2社で販売の許可を得ることに成功。現在も月に3回、各企業に出向きマフィンを販売している。こうした小峯さんの営業活動の努力により、売り上げは徐々にアップしていった。 さらに昨年、小田原にあるロビンソン百貨店から、催事販売の依頼が入った。それが好評を博し、今年の4月で3回目の出店となる。催事販売の期間中、店舗営業は休止し、百貨店販売にシフト。その1週間は、昼間は百貨店で販売し、夜は朝まで仕込み作業をするという日々を送る。こうして一日に焼けるマフィンは500個。それが毎日ほぼ完売するという。 現在の月商は平均70万〜80万円。3年目にして売り上げは倍になり、経営は軌道に乗った。 「人に使われないで仕事をするという願いはかなったけど、その分、自由な時間はなくなりました。2店舗目を考えないわけではないけれど、今はちょっと休憩したい(笑)。今後どうするかはそれから考えます」 このスローな感じもまた、この店の魅力なのだろう。 |
| ■オープンまでの経緯 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
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